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2010年10月1日

カツオが待つ

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
瓦葺きが進んでいます。

今回の瓦は、
久々に古代瓦。
釉薬を敢えて塗らない、
素朴な風合いの瓦です。

昔ながらの達磨窯で焼く
藤岡の五十嵐さんの瓦は、
いずれも呼吸し、
調湿作用がありますが、
この瓦はとくに
その効果が高いので、

鎌倉のように
凍害の心配が
ほとんどない地域では、
瓦も下地も
より長く持ち、
むしろ気候風土に
適しているのではないかと
思っています。

さてその瓦、
桟瓦葺きが終わり、
現在棟の部分の施工。

熨斗瓦と‘かつおぶし’が
待ち構えています。

素朴な風合いの古代瓦。

棟の部分。
谷の納まりが
よく分かります。

かつおぶしのような
面戸瓦。