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2009年1月4日

千本鳥居

カテゴリー: 今日のできごと


初詣に行った
伏見稲荷の千本鳥居。

この鳥居という同じ架構が
どこまでも連続する空間の中を
一度歩いてみたかったのです。

続く続く、どこまでも続くトンネルは、
この先どうなっているか見てみたいと
足を運ばせる魔力がそこにはあります。

これは先の見えない未来を
楽しくしてくれる装置にも思えます。

また、この中を歩いているときに
ふと脇に目をやると、
コンマ何秒ごとに、
鳥居の柱を通り過ぎます。

そんなに急ぎ足で
歩いているわけではないのに、
酔うほどに歩く速さを感じます。

鳥居たちが
もっとゆっくり歩こうよ、と
言っているようにも聞こえます。

この空間は、
私たちの未来のために、
時間の感覚に働きかける
装置だと思いました。