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2012年4月16日

子どもの頃に夢見たかたち

カテゴリー: 改修の仕事

子どもの頃、
新聞の中に折り込まれた
チラシを眺めるのが
割と好きだったのですが、

その中でも、
家具屋のチラシが
お気に入りの一つでした。

そういえば、
不動産屋のチラシも
空間の想像力がかき立てられて、
好きでしたね。

そう考えると、
今の仕事につながる伏線が
子どもの頃にあったのだと思います。

さて、
その家具屋のチラシを眺めていて
とくにワクワクしたのは、
ベッドと机と収納が
一つになった家具。

まるで部屋の中に、
基地ができる感じがして、
とてもうらやましく
思ったものです。

そして数十年経ち、
今私はまさにその「基地」を、
現在改修している
集合住宅の中に作っています。

段違いの机と棚の上にベッド。

限られた空間を
多機能に使うために
導かれた計画ですが、

現場でその骨格ができた今、
子どもの頃を思い出して、
無性にワクワクしています。

さらにこの家は、
「基地」のような仕掛けが
もう一つ。

それについては追々
紹介したいと思います。