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2010年1月10日

第一次葉山改修工事完成

カテゴリー: 改修の仕事

昨年秋より取り組んでいた
葉山の第一次改修工事が
年末ほぼ完了しました。

元々は、高度成長期時に
建てられた建売住宅。

当時幼少期を過ごした私にとって、
古い民家よりもむしろ
懐かしい感じがする家でした。

それが1階アトリエ、
2階居間の家として、
生まれ変わりました。

1階アトリエ。

床を撤去し、
モルタル土間に。

そこに敷瓦が
埋め込まれています。

元々掃き出し窓があったほうは、
縁側風に。

最近採用することが多い、
栗のキッチン。

面材が栗の板となることで、
キッチンがあたたかみのある
空間となります。

里山の見えるほうに
大きく窓を穿ち、
木建具を納めました。

ほぼ北側にあたりますが、
かえって陽の加減で
明るくなったり、
沈んだ色合いになったり、
「木の額縁」の中で、
山が表情を変える姿を
楽しむことができます。

元々和室だったので、
長押や廻り縁が残っていますが、
これが空間に表情を
付けてくれています。