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2008年6月20日

久しぶりにテレビにクギヅケ

カテゴリー: 今日のできごと

最近あまりテレビを見ないのですが、
今晩たまたま「誰でもピカソ」という番組に出会い、
久しぶりにテレビに釘付けでした。

もう何年前になるでしょうか、
偶然車のラジオから流れる、
「ピアノが踊っている!」という衝撃の音、
家に帰ってその曲を検索したら、
上原ひろみという人が弾く「XYZ」という曲、
その後すぐに彼女のCDを手に入れ、
CDが擦り切れるくらい聴いて
実際に擦り切れて聴けなくなり、今は2枚目、
その後もずっと作品を追いかけていましたが、
今日初めて映像で拝見することができました。

期待を裏切らず、
彼女の圧倒的な技術と
表現力に惹き込まれるばかり。
魂がピアノに乗り移り、
ピアノが喜んでいます。
その源流にあるのは、恩師の、
「心をピアノで表現しなさい」という言葉。
その教えをまさに体現しています。

そして、技術がスゴイ!を通り越して、
「この人はホントにピアノが好きなんだなあ」
と思いました。

「好き」が伝わる世界に出会うと、
「好き」が連鎖して、
こちらも何だか幸せな気分になります。

自分も木の建築が大好き、
幸いにも彼女と同様に、
好きなことを生業として
生きることができている身として、
こうして自分の周りに、
「好き」が連鎖していくといいな、
と思います。

というわけで、
そんなことを気付かせてくれる
すばらしい映像との出会いに感謝!
今度生の演奏を聴いてみたいです。

2008年6月18日

今年もカキシブ隊始まる!

カテゴリー: 告知・連絡


今週末の21日を皮切りに、
飯能でいよいよ、
藤沢む邸の柿渋塗り大会が始まります。

久しぶりなので、楽しみ!です。

何だかきらくなたてものやでは、
この季節の恒例となりました。

原則として毎週末、
作業を行うと思います。

共同作業の醍醐味を味わいに、
また大工の刻みの様子を間近で見るいい機会、
興味ある方はぜひ、
きらくなたてものやまでご一報ください。

※写真はおよそ3年前、
ピスカリアの材を塗っているときの様子です。

2008年6月15日

木の花の世界が大磯に

カテゴリー: 今日のできごと

昨日、大磯のエピナール
静岡富士宮の木の花ファミリーの方々が出張し、
お話と音楽を聴かせてくれるということで、
スタッフと行ってまいりました。

場所は変わっても、
木の花さんは‘普段着’で、
いつものあたたかく包み込むような世界を
堪能することができました。

言葉よりも、
五感で感じてほしい世界です。

2008年6月14日

ひのひかりがみえた

カテゴリー: 今日のできごと


昨日今日と、いい天気。
朝から、梅雨時とは思えないほど、
汗ばむ陽気です。

今日の陽の光は格別、
と申しますのも、
今日から上のムスメは、
心待ちにしていた修学旅行。

行先は、このあたりでの小学校では
定番の日光です。

梅雨時の開催、
しかも上のムスメは、
今まで行事という行事、
雨に泣かされることが多く、
本人も「私はアメオンナだから」と
天気に関してはあきらめかけていたのですが、
もう何日も前から
ワクワクしている様子が
ヒシヒシと伝わってきていたので、
こうしていい天気になって、
よかったなあと思います。

みんなで泊まりに行くこと自体、
楽しいできごとですが、
やっぱり晴れているに
越したことはありませんからね。

楽しんできてください。

ところで、
自分の小学校の修学旅行も、
一泊二日で日光でした。

あれから四半世紀、
それと同じ体験を
ムスメがしてくるなんて、
自分もオヤジになったものだなあ、
そしてそのときのことを
断片的に覚えているだけに、
時が経つのは早いもんだなあ、と、
ムスメおよびムスメの友達を
車で駅まで送りながら、
しみじみ感じ入るものがありました。

2008年6月13日

半年ぶりに建具屋訪問

カテゴリー: 今日のできごと


昨年末に引き続き、
建て主さんを
建具屋の杢正、新井さんの作業場へ
案内しました。

ここは木や作業風景だけではなく、
様々な‘遊び心’があって楽しい。

ついつい長居してしまいました。

さて写真の格子、
どうやって組む?

2008年6月12日

付けるならばしっかりと

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


お昼ピスカリアで
おいしいご飯を食べたあと、
夕方現場に立ち寄り、
立ち上がり配筋の確認。

確認の主なポイントは、
鉄筋のかぶりがとれているかどうか、
アンカーボルトの位置と設置要領、
設備用の穴の位置と補強筋の確認、です。

ササゴさん、
何しろ仕事ぶりが美しいので、
確認しやすい。

ところでアンカーボルトはここところ、
溶接で鉄筋にくっつけるようにしています。

建物を石の上に乗っけるだけ
(石場建て)にして、
力を逃がすという方法も
理に適っているといえますが、
アンカーボルトを付けるならば、
やはりしっかりと、です。

2008年6月11日

ちょっと早いが六月度の仕事のごほうび

カテゴリー: 今日のできごと

今日のお昼どきは、
(こじつけに近い)事務的な用事が
少しあったこともあり、
昔お世話になった事務所の面々と
スタッフとで、葉山ピスカリアへ。

こうしてきらくなたてものやでは、
およそ月に一度の割合で、
仕事をがんばったことに対する
ごほうびとして、
スタッフたちとピスカリアに行きます。

さてピスカリアでは、
季節が移ろい、旬の素材が届くたびに、
少しメニューが動くので、
とくに最近はそれを楽しみにしています。

今日初めてお見かけしたパスタはこれ↑。
トマトの爽やかな酸味が、
初夏の陽気にとても合ってウマい!

一方、デザートは定番ばかり。
今日も↑のとおり、
マスカルポーネのセミフレッドをいただきました。
一時はデザートの時間になると
スタッフの方が黙ってても、
私にこれを運んでくるんじゃないかと思うくらい、
こればかりでした(笑)。

しかしいつ食べても
これはウマい!

ということで、
束の間の息抜き、以上!

また仕事がんばります。

2008年6月10日

屋根の下が心地よい訳

カテゴリー: 今日のできごと


達磨窯のある
五十嵐さんの工場にて。

生の粘土で成型した瓦は、
ご覧のとおり、
一日二日、天日干しされます。

しかし雨に当たると
土が流れてしまうので、
雨が降りそうになると、
これらをすべて、
急いで屋根の下に片付けます。

だから四六時中、
お天道様の具合を
確かめておく必要があります。

もちろん、
達磨窯による燻し瓦作りで、
対話が必要なのは、
お天道様だけではありません。

土と向き合い、
土を重ねてできた窯に、
木をくべ火を焚き土を焼き、
水(蒸気)でゆっくり冷まして、
鐘のような音を鳴らす
瓦ができます。

つまりここの瓦は、
一人の人間が、
瓦を造る全ての工程で、
一時たりとも途絶えることなく、
自然界にある全ての要素と
全身全霊、五感を開き、
対話することによりはじめて、
生まれてくるのです。

だからこそ私たちの頭の上で、
陽や雨をやさしく受け止め、
末永く、私たちに心地よい空間を
もたらしてくれるのだと、
瓦の作り方を見ると
納得するものがあります。

2008年6月9日

甘楽商店に行く

カテゴリー: 今日のできごと


午前に達磨窯を見学した後、
午後は甘楽町まで足を伸ばし、
「甘楽商店」へ。

群馬の瓦で面白いことしようという、
屋根舞台の世話人代表、
小林さんが主宰されている店で、
毎週土曜日のみ開店しています。

ここでは、
敷瓦の裏面をあえて見せたり、
離して瓦を並べる
「離れ瓦」が屋根に載っていたり、
瓦にまつわる様々な試みを
見ることができます。

また、木工、陶芸、布製品…、
地元で暮らす芸術家、作家達を
紹介する場でもあって、
色々な楽しみ方ができます。

そして何よりも、
小林さんによる建築設計者顔負けの
空間がとても心地よいです。

こちら方面に足を運ぶたび、
訪れたい場所です。

しかも小林さんとは、
私と名が同じなので、
ここに勝手に
親近感を感じている次第(笑)。

2008年6月8日

甍の波

カテゴリー: 今日のできごと


五十嵐さんの工場を見学したあと
蔵を再生して店を開いている
柏屋さんにておいしい鰻をいただきました。

ここは五十嵐さんのところで焼いた
瓦が載っています。

点描の絵のような風合い。

い〜ら〜か〜の な〜み〜の〜、
という歌を思い起こしますね。

こんなまちなみを
作りたいなあ、と思います。

電線がなければ、
もっといい。