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夜の玄関

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸にて。

玄関では、
スギの列柱と
ヒマラヤスギの列梁が、
お出迎え。

とくに夜暗い時は、
ヒマラヤスギが
灯りに照らされて、

何ともいえぬ
甘い香りとともに、
存在を主張します。

2011年9月3日

階段上がると

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸にて。

階段を上がりきると、
そこにはすっきりと小屋梁の見える
大きな広間があります。

左手には、
先日紹介した
空と緑が見える大きな窓、

燦々と光が射しこむので、
ついそちらに
吸い寄せられそうになります。

2011年9月2日

道具と仕事場

カテゴリー: 今日のできごと

先日の改修工事の現場にて、
建具屋新井さんの道具箱を発見。

以前から気になっていたのですが、
さすが新井さん、
改めて眺めてみると、
材の使い方が心にくいです。

そればかりではなく、
自分でこしらえるので、
自分が使いやすいように
とてもよく考えられています。

これも一つの
段取りですね。

やはり仕事のできる職人は、
道具のことを
とても大事にしています。

そして仕事場が美しい。

ものづくりの現場は、
いろいろな刺激を受け、
いろいろなことを
教えてくれます。

自分への戒めを込めて。

2011年9月1日

空と緑と椹の板

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸にて。

2階の畳の間に座り、
東側を望むと
大きな硝子戸越しに
見えてくる
空と緑の景色が
とても好きです。

少し小高い丘の上に
この家は建っているのですが、

床に座り、
少し上向き加減の視界から、

バルコニーの横格子と
腰から下の摺り硝子が
下界の景色を消去し、

白く透明感のある
椹の床板の向こうに、
空と緑だけを
映し出してくれます。

九月一日という日

カテゴリー: 今日のできごと

九月が始まりました。

十二ある月の中で、
一年が始まる一月の次に
ついたちが感慨深いのは、
九月かもしれません。

その日を境に
夏が終わり秋が始まり、
そして学校が始まります。

正月が、
年の終わりと年の始まりの
境だとすれば、

九月一日は、
今日みたいに蒸し暑かろうが、
涼しい風の日だろうが、
季節の分かれ目を
明らかに感じる日。

別れを告げる季節が
夏だからでしょうか。

考えてみれば、
秋の別れ、冬の別れ、春の別れを、
これほどまでに
意識することは
ないように思います。

いずれにせよ、
私の中で秋が始まりました。

今年も実り多き秋を
楽しみたいと思います。