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2007年10月29日

赤かべ 黄かべ 緑かべ

カテゴリー: 鎌倉く邸


現在、
主寝室の三方の壁が
それぞれ違う色という、
おもしろいことになっています。

順番に、

緑いろの壁は、
竹小舞下地の部分の中塗りの色。

黄いろの壁は、
木ずり下地部分の中塗りの色。

赤いろの壁は、
仕上げの色。

三原色せいぞろい。

だけどこれから壁は、
全て情熱の赤いろに向かいます。

2007年10月28日

綿の実

カテゴリー: 今日のできごと


こどもが外で、
「おもしろい花が咲いたよ!」
と大騒ぎ。

見てみたら、
綿の実でした。

春先、
以前の建て主さんのKさんから
綿の種をいただいたので、
敷地の一角に撒いたのです。

Kさん、
ありがとうございます。

2007年10月27日

ライトを堪能

カテゴリー: 今日のできごと


今日は
昔居た会社の知人の結婚式でした。

久しぶりにスーツ着用。
昔の自分に戻ったようでした。

それにしても結婚式はいいなあ。
こちらも幸せをもらいます。
Tくん、おめでとう。

さて結婚式の場所は、
目白にある自由学園明日館でした。
建築が大好きなTくんならではの選択。
そう、フランク・ロイド・ライトの設計です。
結婚式もよかったですが、
建物も堪能しました。

ライトは、
家具、建具、照明器具など、
細かい部分のデザインが、
楽しいですね。

2007年10月26日

日本を詰めた箱

カテゴリー: 今日のできごと


今日は、
トラーベ・アート・フェスティバルの一環で、
「鎌倉遊山!」の日でしたが、
あいにくのお天気のため、中止。

その代わりドイツ人の方々と、
「箱膳」を使って昼食会を楽しみました。

箱膳の作法でごはんをいただいて、
改めて箱膳は、
日本人の生活の美学が凝縮された道具だな、
ということを感じました。

なお、今回使った箱膳は、
川霧の美しい会津三島町産。
日本ならではの、
桐の木で作られています。

また、ごはんをいただく道具だから、
できるだけ安全な素材を使いたい、
ということもあり、
工場に無理を申し上げて、
使った糊は、ニカワ由来、
塗装は、エゴマ油、と、
これも昔から日本で使われてきたもの。

「食」と「道具」と、
秋雨の降りしきる中、
築約80年の古い民家で、
‘日本のココロ’を
堪能した一日でした。

2007年10月25日

仕上げ塗りの準備

カテゴリー: 鎌倉く邸

先週末、仕上げ塗りの色を決めたので、
さっそく、左官屋の湯田さん、
仕上げ塗りの準備。

左から、
白、赤、黄の土。
2階のお部屋に関して、
これらを使い分けたり、
調合して塗ります。

自然界にある
土の色だから、
どれも柔らかい色です。

寝室に塗る予定の、
ほんのりと赤い土壁の材料。

ここで湯田さんから不思議な話。

赤い壁ですが、
赤土だけだと、赤が強すぎて、
白土を混ぜます。
しかし白土を混ぜるとさらに赤が際立つので、
黄色の土も混ぜるとのこと。

割合は、
白:赤:黄=2:1:1、
それでとても雰囲気のある
玄奥な赤色の壁となります。

やはり濃い色は、
強く出てしまうんですね。
絵の具と一緒だ。

なお、念のため、
以前に塗り見本を作っていただいていますが、
ここで調合したもので改めて小さな見本を作り、
様子を見て塗るという段取りになっています。

仕上げ塗りに使う砂。

湯田さんのほうで調達した、
山梨産の白い川砂です。
(湿っているので、少し黒く見えます)
ホームセンターで売っているような
普通の黒っぽい砂を使うと、
やはり色の印象は違ったものになるようです。

そしてこの白い川砂を水で洗いながら、
7厘目のフルイでふるい、
目を揃えます。

2007年10月23日

「鎌倉遊山!」を下見

カテゴリー: 今日のできごと


トラーベ・アート・フェスティバルの一環で今月26日行われる「建築家といく鎌倉遊山!〜鎌倉の山と文化と料理を楽しむ〜」の下見に行ってきました。

「建築家と〜」となっていますが、
山や庭も歩くので、
元居た会社の先輩であり、
今は鎌倉で植木屋をやっている
さくらいさんも同行。

正解でした。

やはりまちの要素は、
建物だけではありませんからね。

参加した皆さんには、秋の鎌倉を、
重層的に案内できれば、と思います。

それにしてもいい天気で、
秋の山は気持ちよくて、
おまけに見事な夕陽に巡り合えて、
下見とはいえ、
十分堪能しました。

本番が楽しみです。

2007年10月21日

芸術は糸

カテゴリー: 今日のできごと

今日は、現在鎌倉で繰り広げられている
トラーベ・アート・フェスティバルの各催しを楽しみました。

夕方からでしたが、自転車を使って3ヵ所。
展示のみならず、自ずとその行程、
秋の鎌倉のまちを楽しむこととなりました。

また、このイベントの準備を通じて知り合った、
鎌倉に縁のある芸術家の方々の展示だっただけに、
より楽しく、親しみをもって作品を堪能しました。

芸術は糸。

芸術は、国を越え、人と人とを結び、
まちに散らばっている宝物を結ぶ、ということを、
このイベントで改めて感じました。

あと1週間。
多くの皆さまに
楽しんでいただければと思います。

2007年10月20日

竹と土で国際交流

カテゴリー: 家仕事塾


今日は心地よい秋晴れのもと、
家仕事塾、トラーベ・アート・フェスティバル特別番外編開催!

いやあ、今日ほど語学が全くダメな自分を
悔やんだことはない!
「割く」という言葉がでてこない!
「結ぶ」という言葉がでてこない!

だけどですね、
ドイツの方々は、
こちらがお手本を示すと、
言葉がなくても
おおかた推測してくれて、
ジャンジャンやってくれました。

作業内容を理解すると、
話には聞いていましたが、
そのあとの馬力がすごい!

昼休みもとらず、
夢中になって作業されていました。

日本人は、
Kさんと私の2人でしたが、
お昼休みは、
作業に熱中する方を横目に、
遠慮がちに休憩。

「Lunch time!」と
声をかけても、
一向に休む気配なし。

しかしあとで、
主催者のまきこさんに聞くと、
ドイツ、というか、
欧米の人たちは、
休むとき、別に一緒に休まなくても、
それぞれが休みたい時に休むという感じで、
いいらしいですね。
そういう文化だそうです。
なるほど。

個人主義の国と、
チームワークを重んじる国の、
文化の違いを感じました。

午後は、
裏返し塗りを、
手で豪快に塗っていただきました。
これが気持ちいいんだ!

2007年10月19日

焼杉板がやってきた

カテゴリー: 鎌倉く邸


午後、
吉岡木材さんから、
みんなで焼いた
焼杉板が
届きました。

トラックから積み降ろすにあたり、
枚数がたくさんあるので、
材木屋さん、
これを使う大工さんを始め、
その場に居合わせた
左官屋、電気屋さんも、
なんだ、かんだと言いながら(笑)、
率先して協力していただきました。

ありがとうございます。