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2007年10月7日

敷地の片隅もまた楽し

カテゴリー: 鎌倉く邸

今日の昼間、
とくに別に
示しをあわせたわけでは
ないのですが、
建て主家族と、
藤間さんと、
SDさんと、
うちの家族が、
集結。

日曜日なのに、
別の意味で、
現場が賑やか。

ところで、
ここの現場の雰囲気と同じように、
敷地の片隅も、
楽しいことになっています。

がけの上にある
網状のフェンスに
巻き付いた雑草。
一面緑の壁です。

工事を始めるにあたり、
一度全て刈りとったのですが、
緑の生命力は、
さすがですね。

きれいに巻き付いているので、
また刈りとるのは、
忍びないです。

雑草の壁の中に、
紫色の蔓瓜草が
可憐に咲いておりました。

幻想的な色合い。

敷地最北端の片隅に、
いつの間にか、
1坪ばかりの
菜園ができてました(笑)。

といいますのも、
このごろ毎日のように来ている
大工、左官屋さんたちは、
ほぼ毎日のように、
お昼やおやつの時間、
現場にフライパンだの鍋だの持ち込んで、
とても楽しそうに、
自分たちで料理します。

じゃあその食材も、
工事の期間中、
自前で育ててしまおうということで、
こうして敷地の片隅に、
菜園をこしらえたのです。

職人の遊び心と、
またそれを
楽しそうに受け入れてくれる
建て主のフトコロの深さの
証ですね。

2007年10月6日

焼杉板作りが終わる

カテゴリー: 鎌倉く邸

焼杉作業5日目。

焼きの作業は、
3日目で終わっているので、
今日は前回に引き続き、
板をきれいにして、
柿渋を塗る作業。

今日の参加者は、
建て主家族、
2時間半かけてKSさん、
私、
という構成。

時折、
暑いと感じる陽の光が
雲の合間から注ぎ、
そして、
10月らしい風が吹くという天気。

作業するのに
ちょうど身体が心地よく、
また板も、
柿渋を塗ってすぐ乾いてくれるので、
実に作業日和でした。

子どもたちは、
時々手伝い、時々ゲーム。
なかなかよく働いてくれます。
そしてKSさん、
ていねいに子どもたちの面倒を見てくれて、
ありがとうございます。
すっかりなついていましたね。

できあがりの様子。
深みのある褐色。
柿渋を塗るとやはり、
若干赤みを帯びた色になります。

・・・

鎌倉く邸の
吉岡木材さんでの焼杉作業は、
これにて完了!

うれしいけど、
さみしいなあ。

2007年10月5日

かべのいま

カテゴリー: 鎌倉く邸

左官の仕事が
日々着々と進んでいます。

竹小舞下地の部分は、
現在、貫伏・斑直し。
縞々模様が、
なんだか、かわいらしい。

木ずり下地の部分は、
ファイバーメッシュをすき込んで、中塗り。
下地だけど、
しばらくこれでいいんじゃない、
と思うほどの表情。

それだけ下地が
大切だ、ということです。

写真は、日が暮れて撮ったので
ちょっと黄色がかっていますが、
実際は品のある黄土色。
今度明るい時間に撮影します。

2007年10月4日

即席植木職人見習い

カテゴリー: 今日のできごと


ユエあって午後、
我が家もいつもお世話になっている
植木屋の遠山さんの
お手伝いをしました。

10月中旬より約2週間にわたって開催される
トラーベ・アート・フェスティバルの
準備を兼ねて、
カジュ・アート・スペースでの作業でした。

こうして緑一面眺めながら、
汗かいて仕事するって、
とても気持ちいいですね。

ちょどよい
気分転換になりました。

都合が合えば、
たまーーーーには手伝いますよ、
遠山さん。

(今日は写真撮り損ねたので、
写真は4月の現地の様子。)

2007年10月3日

やくものやく

カテゴリー: 鎌倉く邸


午後から現場で、
外壁の見切材、出隅材など、
役物を焼きました。

板を焼くように
豪快に焼くのとは異なり、
小型バーナーで
トロリトロリと。

非常に手間がかかるので、
最初、
焼杉と同じような色の塗料を
塗ろうかと思いましたが、
色といい、
浮き出る年輪といい、
あの表情を塗料で再現するのは
難しいと分かり、
焼くことにしました。

仕上がったものを見て、
やはり焼いて正解でした。

2007年10月2日

瓦もいろいろ

カテゴリー: 今日のできごと


久しぶりに東京に出たついでに、
浅草に寄り、
瓦造形展に行ってきました。

私がいつも
使わせていただいている瓦の窯元、
共和建材の五十嵐さんが
作品を出展されているからです。

やはり、
達磨窯による燻し銀の色は、
いい雰囲気ですね。
色々な瓦があっただけに、
比較して、よりそう思いました。

帰り道、
浅草伝法院通りに並ぶ
お店の軒先の瓦が、
全て違う表情だということを
五十嵐さんからお聞きして、
眺めて歩くことにしました。

ずっと右斜め上を見ながら歩いていたので、
人にぶつかりそうでしたが(笑)。

こうしてみると、
瓦だけでも
本当に色々な表情があります。

その中でも、
私はやはり、
素朴で、
手をつないでいるような感じがする
万十の形が好きだなあ。
(写真参照)

しかも
この写真の軒先は、
熨斗も柔らかい感じで、
気に入りました。

2007年10月1日

思い出の風

カテゴリー: えこびれっじ

10月が始まりました。
残暑の名残は去り、
爽やかな風が流れています。

ふと、
2年前の同じ日の、
台地を撫でる
同じく爽やかな風のことを
思い出しました。

2007年9月30日

はつなべ

カテゴリー: 今日のできごと

昨日に引き続き、
寒いではないですか。

しかし、
室温計を見ると、
20度以上、あります。

夏が暑かったからこそ、
寒く感じるのでしょうね。

そんな今日、
収納からガスストーブを引っ張り出し、
掛布団も秋冬仕様に。
冬支度ですね。

そして夜、
家族で鍋をつつきました。

やはり鍋はうまい!

極論ですが、
寒くなってくると、
具を替え味を替え、
毎日鍋でもいいくらいです。

2007年9月29日

いさぎよき日

カテゴリー: 鎌倉く邸


昨日で夏は終わった、
さ、今日から秋です。
という、いさぎよい天気。

いきなり
寒いではないですか。

そんな今日、
お昼なんとなく雨が上がってきたので、
昼過ぎから焼杉作業+板に柿渋塗り作業を
強行しました。

焼き作業は全て終了しているので、
今日は洗い作業と柿渋塗り。

しかし、寒い!

犬も震えて
ご覧のとおり。

おまけに
期待と違って小雨が降り続くので、
お天道様が元気だったら
10分程度で乾く板が
ぜんぜん乾かない!

そんな感じで一向に捗らず、
55枚終えた時点でまだ4時前でしたが、
今日全てが終わらないことを悟り、
いさぎよく作業終了。

というわけで、
今日焼杉作業の全工程を終えるつもりが、
来週に持ち越しとなりました。

さて、帰りは、
へっころ谷へ。
作業のあとの
恒例と化しつつあります。
寒い日だったので、
あったかいほうとうが、
ありがたい。

ネギキムチほうとう、
うまかったー。

2007年9月28日

幸せの糸口

カテゴリー: 今日のできごと


縁あって、
富士山の麓にある
木の花ファミリー
訪れる機会をいただきました。

ここでは、
想いはそれぞれ、
だけど理念を共有する
血縁を超えた40数名の大家族が、
一つ屋根の下に暮らし、
農を営み、人を育み、
愉快に暮らしています。

おとなもこどもも、
みんな楽しそうだなあ、
というのが、
会う人会う人の目をみたときの
第一印象でした。

お昼から夜まで
半日そこでお世話になりましたが、
実際皆さん、楽しそうです。

昼間は野良仕事、
夜は皆で楽しく、
みんなが作った食材によるおいしいごはん、
(ほぼ自給しているそうです。)
ときには、みんなで歌って踊って。

ここで興味深いな、と思ったのは、
こうしたコミュニティの中で、
とくに強いリーダーシップが
存在しているわけではなさそうで、
大人も子どもも、
まさにここにいる全員が、
生活の主役である、ということです。
一人一人が分け隔てなく
それぞれの存在価値を認め合い、
だからこそ全ての人たちが、
活き活きと暮らしているのでしょうね。

取り組みは違いこそすれ、
これと似た楽しそうな暮らしぶりを、
どこかで見ました。

そう、
私がこれまでお手伝いしてきた
「エコヴィレッジ」という名の
コーポラティブ住宅です。

この楽しそうな暮らしぶりをもたらすもの、

これは私なりの解釈なのですが、
「木の花」の場合は、
共に田畑を耕し、
コーポラティブ住宅の場合は、
共に家を造る、という、
共同で作業を行うという営み、
また共同作業を通じて
お互いを知り、思いやること。

二つ目、
おいしいごはんが
常にそこにあるということ。
「木の花」もそうですが、
エコヴィレッジの皆さんも、
食材や調理方法を
こだわっていらっしゃることが多いので、
ごはんがおいしい。

三つ目、
音楽の存在。
音楽は垣根を越えて
人と人とを結びますね。

余談ですが、
私の属するNPO代表某Sさんと
私を結びつけたのは、
そういえば音楽でした。

色々視点はあろうかと思いますが、
私はこの三つによるところが
大きいのではないかと、
思っています。