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2007年6月23日

たくさんの、ありがとう

カテゴリー: えこびれっじ


今日は遅まきながら、
きのかの家の竣工祝い。

お祝いの品として、
二十九の方のお手紙を束ね、
焼杉板で包んだ贈り物を
いただきました。

皆さん、ありがとう。

これ何通も作るの、
たいへんだったでしょうに。

大事な宝物が、
一つ増えました。

みんなで力を合わせ、
たくさんの時間をかけて焼いた板の中に、
みんなの思いが綴られていると、
ほんとうに感慨深いです。

ただ今回、
この建設事業に協力、関わってくださった方は、
この贈り物をいただいた私たちだけではありません。

Iさんを始めとする近隣住民の方々、

Iさんと私たちとの
ご縁を作ってくださったKさん、

日野、あざみ野といったエコヴィレッジの諸先輩方、

構造、内装、設備、
各分野で協力してくださった設計者の方々、

非常に苦労をともなう工事内容、
また厳しい工期と予算の中で、
工事をとりまとめてくださった建設会社の方々、

暑い日も寒い日も雨の日も、
汗を流してくださった無数の職人の方々、

建設会社の工事とは別にお世話になった
(かえってたいへんでしたね…)
シップスさん、協伸さん、素材工房さん、

長い長い時間にわたる(苦笑)
募集説明会に参加してくださった方々、

仲間を募集の際、
惜しみない協力をしてくださった大地のAさん、

何度も修正に応じ、
広告チラシを作り、新聞に折り込んでくださったFさん、

手短かな打ち合わせの中で、
すばらしいパースを書いてくださったKさん、

一度は手を挙げてくださったのに、
様々な事情で組合を脱退せざるを得なかった方々、

お忙しいのに、
各種の見学や問い合わせに、
快く対応してくださった方々、

鼻の穴の中を真っ黒にしながら、
焼杉作業を手伝ってくださった方々、

パーマカルチャー講座に出席、
あるいは協力してくださった方々、

手続きや申請の面で
いろいろ面倒をかけたり(いやいや本当に)、
相談に乗ってくださった各行政担当の方々、

コーポラティブ方式という見慣れないしくみの中で、
融資のご手配をいただいた各金融機関の方々、

同じくコーポラティブ方式ならではの
非常に煩雑な登記手続きを進めてくださった
土地家屋調査士や司法書士の方々、

その他、この事業の計画に際し、
いろいろ助言や協力をしてくださった方々、

たくさんの「ありがとう」が、
ここにはあります。

どれ一つとっても、
皆さんのご尽力なしに、
今のきのかの家はありませんでした。

この場でたいへん申し訳ないのですが、
改めて皆さんに「ありがとう」といいたいです。

家に帰り、
何度となく読み返しました。

こちらの不手際も
多々あったはずなのに、
皆さんからは、
おとなからもこどもからも、
たくさんの労いのことばが
綴られておりました。

2年間の家づくりの物語がこうした結末に至り、
ほんの少しだけ肩の荷が降りるとともに、
これから続く、長い長い次章の展開が楽しみです。

そしてあたたかい二十九の皆さんに
この物語に加わっていただいて、
ほんとうによかった。

2007年6月21日

エアブラの話

カテゴリー: 今日のできごと


現在、以前お手伝いした日野のコーポラティブハウスにて、
全長約30mのヒノキの板塀を作っております。

今日私は午後いっぱい、その板塀の材料に荏油を塗っておりました。

長さ4mの板を、二人で合計約150枚。

とても暑い日だったので、
塗った荏油の量と同じかそれ以上の
汗をかきました。

荏油は文字通り「油」ですが、
ベタつかず、さらりとしているので、
この蒸し暑い時期でもそんな気になりません。
塗った後の色ツヤにイヤミがないし、
お値段も手頃だし、
シソを柔らかくした感じの香りも好きだし、
気に入っている塗料(?)の一つです。

ちなみに、
シチリア料理店「ピスカリア」の、
クリのテイブルにも、
またクリの床板にも、
さらには外壁のスギ板にも、
この荏油が塗られています。
(とくにクリは、水に触れるとすぐアクが出ますからね。)

そういえば、
きのかの家でもエアブラ、
ふとしたきっかけで、
大ハヤリでした。

それにしても、
ずっとかがんで、
布でゴシゴシやっていたので、
腰がイタいや。
おかげでメシがうまい。

2007年6月20日

時限装置付

カテゴリー: 今日のできごと

先日、パソコンのファン(ブンブン回るほうね)が
壊れてしまいました。

おかげで、パソコンを立ち上げておよそ30分後に、
何の前触れもなく、急に機能停止。

作業しながら、一工程ごとに保存。
いつ落ちるか、ハラハラドキドキしながらの作業です。

そして、電源が落ちてしまったら、
本体が冷えるまで、
しばらく手描きの図面を書くか、事務作業。

ここでブログを書くときだって、
ドッキドキ。
とくにブログは、
記事書いている途中に
文章保存できないですからね。

そして一度やってしまいました。
8割がたブログの文章書いたのに、
落ちてしまって全てがパー。

しかし、
こうして「時限装置」がついたことで、
パソコンの電源が付いている間の
作業密度の濃いこと濃いこと。

手戻り作業が生じますが、
これはこれで、
作業にメリハリがあってよかったりして。
(と、常に前向き。)

…という状態も、
今日の夕方部品が届いたので、
付け替えたら直りました。
この文章も、落ち着いて書いております。
保存しているデータも、
影響ありません。ホッ。

しかしこういう事態に遭遇し、
手でスケッチなり図面なり描いていると、
そういうことはまずないから、安心するなあ。
意外とこっちのほうが早いような気がするぞ。

2007年6月19日

木のほうがいい

カテゴリー: 今日のできごと


鎌倉のとある場所、
築70年ほどの家の
(この家がまたとてもいいのです)
改修工事に立ち会いました。

よくよく見ると、
敷地の中に、
電信柱が立っていました。
(写真のやや右よりの木)

今まで打ち合わせのため、
何回かここに来ましたが、
今日まで気付きませんでした。

それほど周りとなじんでいる。

やっぱ、木だなあ。
電信柱も、木のほうがいい。

2007年6月18日

今日の刻みの様子

カテゴリー: 鎌倉く邸


今日、刻みの現場に
行ってきました。

現在、2階の床梁に
取りかかっているところ。

4寸8寸の平角が、
ずらりと並んでいます。

これが終われば柱に。

そして柱が終われば、
いよいよ上棟!

現在、7/14(土)
上棟予定です。

2007年6月17日

きがきた


5月に行ったやましごとにて
山から運び出した木が、
製材されたのでみずがきランドまで運びました。

自分たちが手をかけた木が
こうして「材」として生まれ変わると、感慨もヒトシオ。

畑は基本的に一年単位、
誰が種を撒き、育てたか、
分かります。

しかし木は、
誰が植えたか、
だいぶ昔の話となるので、
分かりません。

そして、
いつ誰の手元にいくか知らず、
年輪の数ほど立ちつくしてきたわけで、
誰かの手元に届くまでに、
膨大な歳月の重なりが、
そこにはあります。

木の生きてきた場所を知り、
生まれ変わりに手をかけることとなると、
木がここで生き始めた遠い遠い昔のこと、
そしてこうして、
生まれ変わるまでの間の長い長い時間のことを、
考えてしまうのです。

しかしこうして間伐された木は、
だいたい私と同い歳だったりします。
ああ、感慨ブカイ。

2007年6月16日

夕陽に映える山を見て

カテゴリー: 今日のできごと


陽の長い季節。
夕暮れ時の黒森。

夕陽に映える
みずがき山が、
感動的に美しい。

しかし、電線がですね。

この風景を見ると、
設備と景観は、
両立しないものかと
考えてしまいます。

山の中、
地中化というわけにも
いかないだろうので、

一つ、
鉄塔と電線に、
植物を這わす。

一つ、
わら縄を巻く。

一つ、
ムラ単位で、
電気を自給する。

…と、いろいろ空想してみるのです。

2007年6月15日

いい時間をいただく

カテゴリー: 今日のできごと


今日の昼、
久しぶりにピスカリアへ。

お店では新たな方が、
働いておりました。
これからよろしくお願いしますね。

さて今日は、
前菜とパスタ以外に、
カマスの蒸し焼をいただきました。
白身のサッパリした味。
それに塩と胡椒とレモンで。
とてもウマイ!です。

付け合せの焼きトマト、オリーブも、
これがまたウマイ!

この初夏の陽気に、
実によく合います。

美味しい食べ物と、
そして建物の中を通る、
葉山の風も涼しく心地よく、
いい時間をいただきました。

2007年6月14日

素材と設計行ったり来たり

カテゴリー: 今日のできごと


今日は飯能まで、
材木を見に行きました。

こちらの思惑で、
設計している建物に使う
木の種類、材の寸法を
決めるのもいいのですが、

山にある木と向き合い、
そこからどんな家を計画するのか、
想像したり、
考えの手がかりを得たりという手も、
楽しいのだと思うのです。

どちらの方法が、
どうというわけではなく、
自分がコレと思う家を企てるために、
素材と設計、
行ったり来たり。

これは、
木のたてものならでは。

木のたてものを設計する
楽しみの一つです。

2007年6月13日

今日は自転車日和

カテゴリー: 今日のできごと

いい天気だったので、
5〜6キロ先の
打ち合わせ場所へ
自転車で行きました。

確かに暑い日だったけど、
風が爽やか。

気持ちよかったー。

地元生活、万歳。