竹小舞の作業二日目
今日も多くの方々が参加。
だんだん手馴れてきて、作業のペースも上がってきました。
今日参加のKtさん、なんと泊り込みで作業していただけるとのこと。
ありがたい!
いよいよ竹と泥で壁を作るときがきた。
今までこの数ヵ月間、Iさんが各地で集め、下ごしらえした素材がカタチとなる。
とても感慨深い。
それぞれの素材の故郷を回顧する。
(過去の日記参照)
今日は初日。
お手伝いいただいた方は7〜8名。
そして技術指導で左官屋の湯田さんにお越しいただいた。
皆さん、ありがとうございます。
写真のとおり、湯田さんのとても丁寧な指導のもと、最初は竹小舞に取り組む。
竹を編み始めた人たちは、一度軌道に乗ると作業に没頭。
静かな、力強い仕事。
(竹小舞を取り付けるには、力が要るのです。)
そして、その他の方は、竹を割いたり、長さを調整したり、と大活躍。
竹小舞の仕事は、編むだけではありません。こうした「裏方」の仕事もたくさんありますので、たくさんの人に来ていただいてとても助かりました。
さて、今日作業を開始し、基本的には今月25日まで連日作業予定です。
興味を持った方々、もしよろしければぜひお力をお貸しください。
昨日は神奈川県某町の里山を楽しくする術についての打ち合わせ。
朝熱が38.7℃あったが、初めて会う方々との約束だったので、文字どおりよろけながら打ち合わせに出向く。これも修行だ。
午前中は打ち合わせ、午後は現地の里山を2〜3時間練り歩く。
熱があるのは相変わらずだったが、身体が気持ちよいと言っていた。
まさにここは里山。
小高い山があり、水があり、様々な自然の相。
生命のにぎやかな地だ。
そして、人間との調和のとれた関係を求めている。
ここで何をしかけていこうか。当面の宿題。
さて、帰宅後はごはんを食べる力もなく、すぐさま就寝。
そしたら夜中汗がびっしょり。一気に毒素を排泄。
昼までにほぼ‘みそぎ’は終了した。
多少頭はふらふらするものの、とてもさわやかな気分だ。
高熱をおして行った仕事だが、かえって里山の空気と陽の光が‘薬’のように感じた。
ここは山梨県北杜市の黒森というところ。
私の属しているNPO法人「えがおつなげて」が、ここを舞台の一つに、都市農村交流事業に取り組んでいます。
その一環として、手入れが行き届いていない山の資源を利用して、なにかおもしろいことしようという話になりました。
手始めに、山の見学。その後それぞれのアイディアをワークショップ形式で持ち寄りました。
山の見学。
このあたりの山の状況は、
・何しろカラマツが多い
・ところどころアカマツが
・また、ところどころ、ナラやクリ等の広葉樹が
・上のほうに行くと、シラカバがポツポツと
・沢に近づくと、クルミがポツポツと
といったところです。
スギ、ヒノキの林より、カラマツの林は明るい感じがするのが印象的でした。
そしてそれよりも、やはり広葉樹が多いあたりはさらに明るい感じがしますね。
カラマツ。
このあたりは何しろカラマツが多いので、カラマツを使って何かおもしろいことを考えたいと思います。
こういう厳しい条件のもとでアイディアを出し、何かを生み出す、というのは、昔から好きだなあ。
(実はI邸の設計もそうでした。)
とりあえず、乾燥に時間がかかることだし、11月下旬に100本ほど伐採することにしました。うわさの新月伐採です。
小さな橋を渡ったところに、3畳ばかりの小さな小屋を作る計画が。
小さいけど、伝統構法で、竹小舞かいて、泥壁塗るたてものにチャレンジ!
ファンキーに作りましょう。
10月中旬以降、順次ワークショップやるので、みんな来てね。
温泉とうまい野菜が出迎えてくれます。
もしかしたら生演奏付?