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2007年5月2日

今月発売のソトコトをぜひ!

カテゴリー: 告知・連絡

今日発売された月刊誌ソトコトの、
「SOTOKOTO環境移動教室」という特集の中で、
先日の‘春の遠足の模様’が掲載されています。

私が参画している
‘NPOえがおつなげて’での活動の一環です。

思い起こせば、
突然降って沸いたような話でしたが、
いろいろな方々との協力のうえで、
こうした記事ができあがるんだなあ、と、
改めて感心、
そして感謝の気持ちでいっぱいです。

それでは、ご覧いただければ幸いです。

2007年4月29日

鎌倉で第3回大工仕事塾開催!

カテゴリー: 家仕事塾


カジュアートスペース主催の大工塾も
今日で3回目。
参加者の刻んだ木材が、
いよいよ上棟です。

上棟前の様子。
参加者と大工の手によって刻まれた木材。

大工の藤間さんの指示のもと、
参加者の皆さんが協力し合って、
木材を一本一本、
パズルのように組み上げます。

上棟!

皆さん、意味もなく(笑)、
上に昇ります。

子どもたちも、
いい「ジャングルジム」ができたとばかり、
群がります。

次は床板貼り。
本来ならば、屋根の野地板から貼るのですが、
今回はある事情で床から。

参加者も、
もちろん釘打ち。

それにしても皆さん、
ノコギリやゲンノウを持つ手が、
2週間前より、
明らかに上手になりましたね!

おやつの時間に床貼り完了。
そこで休憩。
いい光景です。

奉納の舞。

かなかなさん、ありがとうございます!
厚板の踏み心地は、いかがだったでしょう。

先に床を貼った事情は、これでした。

貫板がジャマだったかもしれませんが、
足と顔が分かれて見えて、
かえって面白かったです。

奉納の舞、その弐。
違うか(笑)。

家仕事塾の横では、
鎌倉路地フェスタが開催されていて、
その催しとして(?)、
みんなでサルサのレッスンを受けているところです。

いやー、
今日も楽しかった!

やはり上棟は、
規模によらず、感動的ですね。
しかも、自分たちの手が入っていれば、
なおさら!です。

2007年4月22日

鎌倉で第2回大工仕事塾開催!

カテゴリー: 家仕事塾


先週に引き続き、
鎌倉カジュアートスペースにて、
第2回大工塾開催。

天候が危ぶまれましたが、
さすが、晴れ男の藤間さんと私、
晴れ女のマキコさんが居たので、
終始雨に悩まされることはありませんでした。

今週も引き続き、
大工(藤間さん)指導による道具の使い方教室、
そして、実際の木材の刻み。

ありがたいことに、
先週に引き続き来てくださった方も多かったので、
着々と貫穴、ホゾ穴が作られていきました。

今日はすばらしい助っ人がたくさん。
写真左は、吉岡木材の弟さん。
吉岡木材さんは、ここをはじめ、
きらくなたてものやがよく木材を注文する材木屋で、
神奈川県産材を中心に商っています。
今日はじめて、
自分のところの木材を刻んだそうで、
感慨深げでした。

写真右は、斉藤さん。
私のNPO(えがおつなげて)活動のほうで
たいへんお世話になっている方で、
わざわざ今日、山梨から来てくださいました。

そして何といっても、
ササゴ建設の山田さん(の息子さん)。
きらくなたてものやが基礎工事をお願いしている方です。
ここもキチンと基礎を作るため声をかけたら、
日曜日だというのに、快く来てくださいました。
基礎は我々だけで工事しようと思っていたのですが、
やはりたいへん助かりました。

しかもたくさんのキャベツ持って…
いつもいつも、ありがとうございます。

今日はたまたま(?)、
大工作業の横で、
石窯ピザの試作。

今日参加してくださった方は、
とても美味しいおやつにありつけました。
○○さん、ありがとうございます!
(名前聞くの忘れました)

そして今日は、
藤間さんと吉岡さんの手で、
金輪継ぎが刻まれました。
(写真撮り損ねたので、↑の写真は別の現場のもの)
今回この小屋に金輪継ぎが、3ヵ所あります。
この継ぎ手は、手刻みによる大工仕事ならではですね。
これを試しに継いでみたとき、
高度な大工の技術に、
参加者から感嘆の声が上がりました。

さて次回は29日(日)。
いよいよ上棟です。
床板も貼る予定です。

餅撒くぞー。
踊りもあるぞー。(でいいのかな?)

その日は現地で、
鎌倉路地フェスタというお祭りもあるし、
皆さん来てくださいねー。

2007年4月15日

鎌倉で大工塾開催!

カテゴリー: 家仕事塾

今日は、
カジュアートスペース主催、
家仕事塾の第三弾、大工塾を開催しました。

参加者約10名。
おとなもこどもも、
いろいろな人たちに
参加していただきました。

ところで参加者は、
八割がた女性。
今は女性のほうが、
元気ですね。

さて、作業のほうは、
まず大工道具の使い方から。
工事現場で出た端材を利用し、
ノコギリやノミの使い方を、
大工指導のもと、
午前中、みっちり学びました。

講師の大工は、
現在きらくなたてものやと行動を共にする、
藤間建築工房の面々。
指導の評判も、上々。

そして道具の使い方に慣れたら、
実際に使う材木の刻み。
参加者の皆さんには、
土台の蟻継ぎの部分と、
ホゾ穴を刻んでいただきました。

今年から中学生の男の子も参加。
なかなかいい感じの手つきです。
この歳で、伝統的な木組みの建物の
刻みを体験するとは。
末は大工にしましょう、母さん。

子どもたちには、
意外にも、土の仕事が人気。

私のほうで
実際に建てる場所の
地面をならしていたのですが、
その横で
スコップで遊んだり、
虫やミミズたちとの対面を楽しんだり、
大はしゃぎ。

それにしても近くに住む植木屋のSさん、
飛び入りにしては、タイミングがよすぎます。
地ならしを手伝っていただいたり、
道具を貸していただいたり、
大助かりでした。

それではまた来週(22日)も、
その次の週(29日)もやります。

とくに29日は、
刻んだ木材の棟上、
しかも、
鎌倉路地フェスタの真っ只中で開催!

祭りの中、
サプライズ企画あるかも、です。
乞う、ご期待!

2007年4月13日

大工塾の準備

カテゴリー: 家仕事塾


カジュアートスペースの代表、たなか牧子さんと、
大工の講師をしていただく、
きらくなたてものやと今まさに一蓮托生の大工、
藤間建築工房とで、
日曜日行われる大工塾の準備。

写真は、
先日引き取った古材
洗っている様子。

私はといえば、
建つ場所の地ならし。

まさに鎌倉らしい、
閑静で緑美しいまちのなかで、
土と戯れ、
力仕事を楽しみました。

久々だったので、
今、腰が重い。

しかしこの心地よい疲れが、
生活と動きに、
‘張り’をもたらします。

庭先では、
タンポポが重なるように、
咲き乱れていました。

生活の中に、
‘地’や‘土’があるって、いいなあ。

2007年4月11日

いよいよ大工仕事塾始まります

カテゴリー: 家仕事塾


今週日曜日から、
三週連続で大工仕事塾。

カジュアートスペース主催、
家仕事塾の第三弾、
参加いただく皆さんの手で、
小さなギャラリーを作ってしまおう!
という企画です。

今日は、
吉岡木材さんから材の搬入の立ち会いのため、
たてものを建てる、カジュアートスペースへ。

木が運び込まれると、
いよいよ始まるのだな、
という実感が、沸いてきます。

棟上は、
たてものが大きくとも小さくとも、
その達成感と充実感は、同じ。

今月末が、楽しみだ!

2007年3月12日

カミヲタツ

カテゴリー: 家仕事塾


昨日の襖紙を貼る催しにて、

その作業の、
奥が深いという印象を持った
理由の一つは、
作業をしているときに
講師の山口さんから、
「カミヲタツ」
「カミヲタチマショウ」
という言葉が、
たびたび聞こえてきたからもしれません。

「紙を裁つ」
という意味なのですが、
その言葉の持つ言霊が、
不思議な魔力を
感じさせるのでした。

言霊は大切。
言霊に、
言葉の端に、
その人、そのモノが
象徴されていると感じることは、
けっこう多いと思うのです。

最近の政治家などの発言もしかり。
…と、これ以上書くと長くなりそうなので、
このへんで。

2007年3月11日

衣ヘンに奥と書いて襖、襖は奥が深い

カテゴリー: 家仕事塾

今日はカジュアートスペース主催「家仕事塾」の第二回目。
今は画家でいらっしゃいますが、昔々紙を商い、表具師として働いていた山口さんを講師にお迎えして、襖の貼替え作業を行いました。

朝はあいにくの大雨で、
そのせいか予定していた参加者も減り、
こじんまりした会でしたが、
かえって和気藹々と、
おしゃべりしながら
楽しく作業することができました。

また、
紙を貼るときは少々湿気が多いほうがいいので、
その意味では、
絶好の紙貼り日和でした。

まずは戸ブスマから。
下地の板に、
茶巾(下地の紙)を袋貼りします。

茶巾を一枚貼った後の様子。
その後下地の縁を一寸五分ほど残して、
茶巾を貼り進めます。

次に、仕上げとなる紙を袋貼り。
まずは紙を裁ち、
裁った紙の縁に、
糊(正麩糊)を付けます。

次に、
縁以外の部分に、
水を伸ばします。
斑がないようにまんべんなく伸ばすのが重要。

水を伸ばした後、
しばらく置いて、
それを建具に貼ります。
皆さん、なかなか上手。
紙を貼った後、
水が引いてピンと伸び、
とてもよい仕上がり。

仕上げの紙に全面糊付けして、
下地の板に一発で貼る方法もありますが、
下に一度紙を貼れば、
職人技がなくとも貼れるし、
また、
下地のアク止めにもなるという
効果があります。

次に、昔ながらの襖骨下地の襖。
実際にカジュアートスペースで使っている襖に紙貼り。
貼る作業の流れ自体は、戸ブスマとほぼ同じ。

そのあとは、
山口さんが、
予め分解した襖骨を、
組んでくださいました。

たくさんの棒状の木が組み合わされ、
あっという間に、格子状の襖骨へ。
接着剤を使っていないから、
何度でも分解・組立が可能です。

最後に、框と引手金物の取付、取り外し方法を教わりました。

実際手を動かしてみてみると、
襖をはじめに作る仕事は、
職人技でしかできなさそうですが、
紙を貼り替えたりという後々の手入れは、
それほど細かいことを言わなければ、
少し訓練すればできそうです。
また、この手入れの技術は、
壁などにも応用可能。

しかし何よりも、
この作業は思ったよりも楽しい!
自分でできれば、
意匠も色々、楽しめそうです。

2007年2月25日

竹取物語 於:鎌倉城廻

カテゴリー: 家仕事塾


カジュアートスペース主催の「家仕事塾」が本日ついに始動!
当方この催しの「案内人」として関わらせていただいております。

今日は、竹小舞の材料を調達するために、鎌倉城廻に先祖代々凡そ五百年(!)もそこで居を構える農家の方のご好意により、その方がお持ちの竹林の中で作業しました。

まずは竹林でマダケを伐り、

その竹の枝を掃って、
竹を割き、

という仕事を、
丸一日かけて行いました。

その中で、
竹割きの作業は、
スパーンと気持ちよく、
人気でしたね。

お天気のほうは、
暖冬といわれている今年の冬ですが、
今日は冬らしく、
きりりとした寒さが沁みる日で、
しかしかえって太陽のありがたみを感じ、
また、身体を動かしていたので、
むしろ程よい冷たさでした。

竹林という場所も、
竹林が発するマイナスイオンの効果なのか、
とても気持ちよかったです。

昔の人たちは、
地盤を整え、
気持ちよい場と食べ物を得るために
屋敷の近くに竹林を植え、

一方で竹林は、
適度に間引きしなければならないのですが、
間引きによって得た竹材を、
こうして建物に使ったり、
あるいは数多くの竹道具や竹細工を作ったり、
と、この見事な循環。

ただ残念なことに、
昔はそうであったのに、
全国的にみると、
竹林は今なかなか人の手が入らず、
手が入らないがために、
竹林が辺りの野山を荒らし、
たいへんな状況となっています。

しかしこうして、
仲間とおおぜいでワイワイいいながら仕事すると、
楽しいし気持ちよいし、
しかも竹林もサッパリとなって、
お互いによい思いをすることができます。

こうした観点からも、
竹小舞をかいて泥を塗るという、
昔ながらの壁作り、
また昔々の
「結」という家づくりのしくみが、
見直されるといいな、と思います。

・・・

では次の「家仕事塾」は、
3/11(日)。
襖の張替えワークショップを行います。
楽しいし、きっとタメになるので、ぜひ!