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2006年6月11日

未知の世界?!

カテゴリー: 今日のできごと

夜、大学時代の友人のYちゃんから連絡があった。
家づくりの方針がほぼ決まったとのこと。
よかった!

Yちゃんから数ヶ月前に連絡をいただき、これから家を建てる予定なんやけど、ということで相談をいただいていたのだ。
Yちゃんは関西在住なので、私は直接家づくりをお手伝いできない。
できることがあるとすれば、電話などで助言することくらいだ。

そしてその結果、先ほどの電話で一つの山を乗り越えたことを知らせてくれた。

しかし考えてみれば、家づくりは、生涯の中でとても重要かつ重大なできごとなのに、学校などで教えてもらう機会はほとんどない。
大学の専門教育の中ですら、家や木造に関して勉強する機会はほとんどなかった。
(と偉そうにいえるほど学校にほとんど行ってなかったですが…)

だとすれば、これからボクたちにとって、直接家を作る仕事ではなくても、気持ちよい家を作るにはどうしたらよいか、ということに関する知識を広めたり、あるいは家づくりの文化を深めたりする取り組みは、より重要性を帯びてくるような気がする。

Yちゃんのほっとしつつもうれしそうな声を電話越しに聞きながら、そう思った。

ましてボクらの仕事は、量と距離に限りがある。
年に数棟、という世界だし、気候風土をよく知らない遠方の土地の仕事は難しい。
だけど、徐々にではあるけれど、知恵をつなげ、仲間を増やしていくことは、今のボクたちにできるのだ。
幸い、各地域に骨のある職人さんは居る。
ボクたちや住まい手が足で探せば、必ず出会うことができる。

それではYちゃん、これから楽しみやなーー。
ええ家作りやーー。

2006年6月10日

一人ぶらりとへっころ谷へ行く

カテゴリー: 今日のできごと

焼杉作業を行い、民家の勉強をした後、夕ごはんは、へっころ谷でほうとうをいただきました。
家から北の方角に出かけた際には、ここがちょうど帰り道になるのです。

寒い冬もそうですが暖かくなったこの時期でも、ほうとう食べると疲れを忘れ、とてもさわやかな気分になります。
また、一人でぶらっと来ても、誰かしら顔なじみが居るのもうれしいですね。
身と心が悦ぶ店です。

こどもたちも大好きな店です。
とくに玄は、玄だけにここの玄米チャーハンが大好物です。

2006年6月9日

こどものうた〜いわ〜

カテゴリー: 今日のできごと

ワールドカップが始まりました。
ワールドカップが始まると、4年前のことを思い出します。
その頃私は病院に住んでいて、ほぼ全ての試合をテレビ観戦することができたのでした。
そう考えると、はるかかなた昔のできごとのような気がします。
人からはよく、冗談交じりに「計画的にケガしたんだろう」と聞かれますが、振り返ればその頃、私にとって必要な時間だったのかもしれません。

またその年は、大学からの親しい友人であり、我が家から徒歩2分のところに住んでいたK田一家が転勤で上海に発った年でもありました。そのK田が、今年の夏帰ってきます。

ということで、ワールドカップの時期は、自分も周りもよく動く年のようです。
そういえば、結婚することを決めたのも、「ドーハの悲劇」の年だったなあ。

さて前置きが長くなりました。
こどものうた、第三弾です。

・・・

題:いわ

火山は岩
でかいいいしも
山海のいしも
山も岩

2006年6月8日

森にかよう道

カテゴリー: 今日のできごと

今まで生きてきた人生の中で、幾つかとても影響を受けた本がある。
森にかよう道-知床から屋久島まで-(内山節著)がそのうちの一冊である。
いや、実社会に出て読んだ中では、最も影響を受けた本かもしれない。

この本とは、三年前に出会った。
三年前、木の建築フォラム主催の集会に内山節さんのお話を聞く機会を得、とても共感を覚えていたところ、渋谷の本屋で偶然この本に出会ったのだ。
本が私を呼んでいたというか、星の数ほどある本の中で、この本と私は目が合った、という感覚であった。

今でもたまにカバンに入れては、電車の中でパッと開いた部分から読んだり、あるいは初めて読んだときに、気に入ったり共感を覚えた文章のところに赤線を引いていたので、その部分のみ抜粋して読んだりしている。

著者の内山節(たかし)さんは、山村で暮らす哲学者である。
だからこの本は、森の本であると同時に、人生哲学の本である。
現代の森と人間の関係について問いただすとともに、私たちはなぜ生きているのか、私たちの生きるうえでの価値観は一体何なのか、それをも問いかける本である。
やはり、森は人間の鏡なのだ。

木の建物に携わる身として、多くの人にぜひ読んでもらいたい一冊です。

2006年6月3日

こどものうた〜かえるがぴょん〜

カテゴリー: 今日のできごと

今日は土曜日恒例(?)の焼杉作業
作業の後、東京駅に出て、大学時代の友人たちと久しぶりに再会しました。

さて、こどものうた第二弾。
最後、かなり「超現実主義」です。
周りをよく見て跳べ、ということでしょうね。

そういえば、げんの口ぐせは、「ぴょ〜ん」。
そう言いながら、手を肩の横でバタバタさせて跳んでます。
鳥になりたいのかもしれませんね。

・・・

題:かえるがぴょん

かえるがぴょん
とびばこいちだんとびこえて
ぴょんぴょん
ついでにとびばこ2だんとびこえて
とうとう100だんとんじゃって
たいくかんもとびこえた
ぴょーんぴょーん
じどうしゃとぼうとおもったら
くるまにづつきされちゃった
しかもかえるがとんじゃった

2006年6月2日

音楽の話、アシの話

カテゴリー: 今日のできごと

今日は夕方から模型作り。
こうした作業のときは、音楽を楽しむ。
今日は、先日K谷さんに手配していただいたrakiraさんのCDと、さっき手に入れたprimal screamの新譜「riot city blues」を交互に聴いた。
rakiraさんの音楽は首が横に揺れるようなやさしいピアノの音色、primal screamの音楽は、思わず首が縦に振れるようなノリノリのハードロック。交互に聴くことでお互いが引き立つ。
それと身体が単純ともいえる作業をしているときは、脳ミソはメリハリを求めるのかもしれない。

ところで、本日久しぶりにクルマを動かす資格が戻ってきた。
45日は長かったような短かったような。
結果的に「困った!」ということはほとんどなくて、クルマがないなりに生活が十分成り立つことが分かった。
遠出をしたいときは不便だな、と思うが、遠出を控えるようになるので、それはそれで悪いことではない。

いずれにせよ、自転車に乗る日々は楽しかったので、しばらくこの生活を続けようと思う。

2006年6月1日

原風景に出会った

カテゴリー: 今日のできごと


民家の納まりについて急いで知りたいことがあったので、日本民家園に行ってきた。
前々からぜひ来たかったところだが、ようやく初めて訪れることができた。

実は昨日夕方に訪れるつもりだったのだが、電車を乗り間違えて着いた頃には時間切れ。残念なことに‘お預け’状態となってしまい、まさに紆余曲折のうえたどり着いたので、余計に感慨深いものがある。
(○○急行、って向ヶ丘遊園に停まらないんですね)

さて、その民家園。

何だろう、この感動は。
美しいではないか。

木と土と竹と草が織り成す世界は、なぜこんなに美しいのだろう。
私が日本で生まれ、日本で育ったがために、日本の原風景ともいえるその世界に共感するからなのだろうか。
いや、客観的に見ようと努めるものの、どう見ても目の前に広がる世界は美しいのだ。
その理由はこれからじっくりと考えるとして、ともかく私は、この世界を目の前にして、今自分が取り組んでいる日本の伝統構法の設計活動を継続し、この世界を発展的に継承していきたい、という想いをいっそう強くした。

一つ、感じたことがある。
民家園には、東北、信越、関東地方の様々な地域の民家が二十数軒展示してある。
(奈良の民家も一軒あった)
いずれの家も、今日はとくに汗ばむ陽気ということもあって、屋内に入ると爽やかな気持ちよさを感じたが、その中でもさらに私が身体にスーッと馴染むなあ、と感じたのは、関東地方の木と土でできた家であった。
民家園の所在地は、神奈川県川崎市。
やはり、同じ日本の伝統的な建築構法でも、それぞれの風土に合う方法というものがきっとあるのではなかろうか、と思った。

2006年5月31日

こどものうた〜ひかりマーチ〜

カテゴリー: 今日のできごと

最近、弟の玄が、どういうわけか詩作にはまっている。
この前私のトレペが机の周りで散乱していると思ったら、詩集用に使っていたようだ。
(ちゃんと片付けろ―)

感性の赴くままに、思いついたことを書いている、といった感じだけど、なかなか面白いので順次発表します。

・・・

ひかりマーチ

たいようがきらん、
まぶしいたいよう、
あったかい屋じょういくと
あったかい昼にはごはんをたべて
たいようがきらん

雨になったらかみなりきらん
あめの日かみなりがきて
マヒしていやなんだ。

おつきさまはきれいだね

つづく

2006年5月26日

聚会

カテゴリー: 今日のできごと

今日は、NPO法人樹木・環境ネットワーク主催の「聚会」にて、日本の伝統構法についてお話させていただく場をいただきました。
この機会を与えてくださいましたH川さん、いろいろお気遣いありがとうございました、そしておつかれさまでした。