家は自己表現の場であるとともに、暮らしの「器」です。ですので「器」としての性能を考える必要があります。
まずは気持ちよいこと。
伝統構法は暑くて寒いのではないか、と思われる方もおられるかもしれませんが、適切に作ればそうではないと思います。むしろ、やはり日本の気候風土に最も適しているのではないかと思います。
365日、全く同じ気温と湿度を確保し続けることはさすがにできませんが、夏ほどほどに涼しく、冬ほどほどに暖かい家づくりは可能です。逆を言えば、夏ほどほどに暑さを感じ、冬ほどほどに寒さを感じるくらいの方が自然なのではないかと思います。



 そして、楽しいこと。「器」が楽しいとはどういうことでしょうか。
 それは、いろいろな使い道がある「器」であること、さらには何かを生み出す「器」であること。そして、「器」としての機能を満たしながら、遊び心に溢れていること。
 知恵と工夫で、そんな「器」にしましょう。