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2018年8月30日

エスカレート

カテゴリー: 今日のできごと

今日ラジオを聞いていると、

病院でエアコンの故障を
しばらく放置していたことが
おそらく原因で

患者さんが数名
お亡くなりになったとのこと。

防げたことだと思いますので、
たいへん残念でなりませんが、

一方でエアコンがないと
命にかかわる状態に
なってしまうというのも

なんとなく違和感を感じたのは
私だけでしょうか。

エアコンは機械ゆえ、
古くなれば
いつ壊れてもおかしくないし、

エアコンは大丈夫でも、
数日間停電になることだって
あるかもしれません。

そうなると
ただちに命が
危うくなるという状況。

確かにこの夏
猛烈に暑かったです。

しかしお盆に京都へ行った時、
子どもたちと大原を散策、

三千院も拝観しましたが、

苔の庭に囲まれた
たてものの中は、

暑い暑い京都でも
(大原も35℃くらいでした)
エアコンなんかなくても
ずっといたいと思うほど
気持ちがよかったです。
 
一方で先日、
お盆を過ぎて
暑さも峠を越えた頃、

コンクリートに囲まれ、
しかもそこに
エアコンの室外機が
集中して置いてあるところに
行く用事があったのですが、

湯だってしまいそうな熱気と湿気で
三秒と居たくはなかったです。

私たちが昔よりも
暑いと感じるのは、

この熱気も影響あるだろうに
と思ってしまいます。

私たち人間は、
暑さを和らげてくれる
緑を奪うだけ奪って、

申し訳程度に木を植えて、

周りを表面温度がむっちゃ高くなる
アスファルトやコンクリートで
覆いつくして、

そして家の中の快適と引き換えに、
遠慮なく外に熱気を排出して、

その状況が巡り巡って
エスカレートして

ついにはエアコンなしでは
生きていけなくなって、

このような残念な事故に
至ってしまったということは
ないでしょうか。

現在シックハウス対策として
24時間換気が義務のように

ついには法律で、
建物にエアコンを設置や
なくてはならぬエアコン設備の点検業務が
「義務」になったりするのでしょうか。
 
病院の過失ばかりが
責められることになりそうですが、

違う角度からも
この事件を考えていく
必要があるのではないかと思います。

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