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2016年9月30日

美意識は連鎖する

カテゴリー: 今日のできごと

今週から鎌倉某所で
仲間の大工の藤間さんが
改修工事に先立って
解体に取り掛かりました。

ていねいな仕事を是とする
きらくなたてものやの大工の中でも、
とりわけていねいで有名な藤間さん。

今朝現場に着いて、
驚きました。

解体で出た
処分すべき廃材が
まるで芸術のように
整然と並んでいて、

なんだか処分するのが
はばかられるほどでした。

薪となりそうな材も、
ほぼ同じ長さに切り揃えて、
美しくまとめられていました。

だいぶ前、とある仲間の職人が
「藤間さんの現場はとくに身が引き締まる」
と言っておりましたが、

まさにそのとおりで、

この様子を見たら、
パスを受けた職人たちは

自分もちゃんとせなあかん、

自分もより美しく仕事しようと、
背すじが伸びざるを得ません。

藤間さんの現場は
正直時間がかかる傾向にありますが、

こうした意識の連鎖で、
図面で意図していること以上の
美しい現場、美しいたてものに
仕立てられていき、

人々の心を
つかんでいくのです。

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2016年9月29日

東京にもよこしま(笑)なきらくの影

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

今週初めのことですが、
南側に掛けていた足場が払われ、

だいぶすっきりしたおかげで、

大都会トーキョーの夜に
きらくな網戸のよこしま(笑)な影が
映えていました。

それにしても東京の夜空は、
ぼんやりと明るいです。

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仮に並べる

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

タイル屋の小澤さんと
先日届いた、
五十嵐さんが達磨窯で焼いた敷瓦を
土間に仮に敷き並べてみました。

割り付けもいい感じになりそうで、
仕上がりが楽しみでなりません。

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今日もきっと遅くまで

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

現在タイル屋の小澤さんが
連日現場に詰めています。

土間の下地をこしらえた後は、
ずっとお風呂に座り込んで、
タイルを貼る作業を進めています。

いつもだいたい
夜遅くまでキリのいいところまで
仕事をしていくのですが、

今日も遅くまで
いる様子でした。

それなのに、
これまで体調を崩したという話は
あまり聞いたことがありません。

極限まで自分を律する精神が
貼り上がるタイルに
反映されているのだと思います。

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2016年9月28日

いつもの建具といどむ建具

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

今日は外部の建具が入りました。

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小屋の両脇には、
引き込みのガラス戸と、
いつもの「きらくな網戸」。

夕暮れが早く、
夜景を拝むことができましたが、

格子から漏れる影が
とても美しかったです。

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そしてたてものの正面には、
横に細長い引き違い窓。

ここから空や庭を眺めるので、
建具の存在感を小さくするために
框の見付幅を極限まで細くしようと、
建具屋さんに挑んでいただきました。

棚改造中

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

既存の本棚を改造して
ヒノキの香る
棚たくさんの子ども用の机を
作り始めました。

このゆとりある机、
自分が仕事用に使いたいです(笑)。

しかし自分の使いたいものを作るという気持ちは、
作り手として持ち続けていたいです。

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2016年9月27日

鎌倉エネルギーカフェ 「暮らしのエネルギー・パフォーマンスを手仕事でUP!」のご案内

2015-16鎌倉エネルギーカフェチラシ素案

子どもたちの夏休みが終わって
なんだか雨が続くな、
と思っていましたが、

9月に入って雨の降らない日は
ほんの数日だったそうです。

ひょっとすると梅雨時よりも
雨の降る日が多いかもしれません。

夏の熱を冷ますには
ちょうどよかったかもしれませんが、

代わりに身体の熱を上げ過ぎないように
気をつけなければなりませんね。

さて今回のご案内は、
久しぶりの鎌倉エネルギーカフェのご案内です、

今回の講師は、
鎌倉エネルギーカフェを共に企画し、
会場となる「カジュアートスペース」の主でもある、
たなか牧子さん。

牧子さんは、
日々染織家として活動されておりますが、

芸術家という側面の一方で、
暮らしの基本三要素の一つ、
「衣」を自らの手で
作り続けているということになります。

その延長として、
他の暮らしの分野も
同じように手仕事で作ろうと試み、

その結果として、
エネルギー・パフォーマンスの高い暮らしを
実践されています。

今回はそんな暮らしぶりについてお話をいただき、
皆さんが楽しく省エネな暮らしを実践できる
ヒントになればと思います。

なお牧子さんは、
昨年11月に「鎌倉染色彩時記」という本を
出版されました。

この本は、
この植物を煮出せばこの色が出る、
という内容に留まらず、
植物にまつわる物語も秀逸で、

そのあたりに生えている
草木に対しての見方を
より豊かなものにしてくれ、

近所の里山が
資源の宝庫に感じてしまいます。

こうして何気ない身近な環境に、
実はタカラモノがたくさん潜んでいると
気づかせてくれる視点は、

エネルギーの話に
直結すると考えています。

この本の内容についても、
ぜひ触れていただきたいですね!

それでは皆様、
実は牧子さんの話をじっくり聴く機会は
そうそうありません。

この日大勢で
カジュアートスペースに
集おうではありませんか。

■2016-17第3回鎌倉エネルギーカフェ
「暮らしのエネルギー・パフォーマンスを手仕事でUP!」
講師:たなか 牧子(染織家)
日時:2016年10月09日(日)15~18時
場所:カジュアートスペース(鎌倉市二階堂57-1)
会費:1,000円
定員:20名(先着順)
持物:筆記用具、持ち寄りおやつ(可能な範囲でかまいません。)

【お問い合わせ・お申し込み】
きらくなたてものや 日高
E-mail tamotsu.hidaka@kirakunat.com
TEL 080-5467-8701

・・・・・・・・・・

※今期の鎌倉エネルギーカフェの予定

■第4回:カジュの庭でエネルギーカフェ!
日時:16.11.03(日)10:00~15:00
場所:カジュアートスペース

■第5回:薪ストーブを囲みながら学ぶ、誰でもできる!独立型太陽光発電
日時:16.12.03(土)13:00~17:30
場所:藤沢ひ邸
講師:早川 寿保(独立型太陽光発電 伝道師)

■第6回:エネルギーが編む市民と行政の輪
日時:17.01.29(日)15:00~18:00
場所:カジュアートスペース
講師:澁谷 毅(鎌倉市環境政策課)

■第7回:でんきないとかふぇ~電気がなくても楽しいヨ~
日時:17.02.11(月・祝)15:00~18:00
場所:カジュアートスペース
講師:佐野 武・大野 右子(ステラマリン)

2016年9月23日

変幻自在の着せ替え建具

カテゴリー: 今日のできごと

自宅にて。

居間の南側に面した窓の室内側に、
先日大工が引き込み可能な枠を
取り付けたのですが、

今日はそこに
硝子戸の割り付けに合わせた障子と、
横繁格子付網戸、いわゆる「きらくな網戸」が
入りました。

季節に応じて建具を「着せ替え」し、
使わない建具は敷居の下に置いておこうという
心づもりです。

早速いろいろ「試着」してみましたが、
季節だけではなく、
その日のお天気や気分で着せ替えるのも
楽しそうだな、と思いました。

そう、服を買いに行ったとき、
幾つかの服をワクワクしながら試着室に持ち込む
あの気分です(笑)。

また自宅なので、
そうやっていろいろ試すことにより、
設計の参考にしていければと思います。

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2016年9月21日

表現の動機

カテゴリー: 今日のできごと

打ち合わせのため、
久しぶりに材木屋の土場へ。

打ち合わせは
ほどほどに済ませ、

あてもなく土場を
さまよい歩いていると、

たくさんの魅力的な
木たちと出会いました。

するとこの木たちを使って、
たてものを表現したい!
という気持ちが
ふつふつと沸いてきました。

表現の動機は
人それぞれなのだと思いますが、

自分の場合、
その多くは、

自分の内なるものに
あるというよりは、

こうして何かと、
とくに素材と出会うことにより、
沸いてくるんだなあ、
と改めて思いました。

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石は削れる

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

現場で打ち合わせしていると、
土間で石を斫る音。

タイル屋さんが
二間間口の入口に
敷き並べられている
石を削り落とし始めました。

と申しますのも、
二間の幅で約5分(約1.5㎜)
石の高さが違っていて、
微妙な坂になっていました。

その先の土間を真っ平に仕上げると、
土間の小口が坂なりに
細長い三角形に見えてしまいます。

当初は、
石を平らに敷き直すのもたいへんだし、
まあいいか、と思っていたのですが、

タイル屋さんが、
じゃあ石を平らに削って、
現状と同じように
ビシャンで仕上げれば
いいんじゃないですか、と、

これまで全く
思いつかなかった提案を
いただきました。

そうか、その手があったか。

木については、
削って調整するという発想は出てくるけど、
石も厚みがあれば、
削ろうと思えばできます。

確かに石を斫り、
仕上げ直す手間はかかりますが、

玄関の見え方としては、
より整ったものとなります。

いいたてものづくりのために
職人みんなが
知恵と汗を出し合ってくれることが
本当にうれしいです。

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