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2011年3月31日

横浜こ邸110331

カテゴリー: 横浜栄こ邸

大地震、ガソリン不足、
計画停電、建築資材不足、

これらをかいくぐり、
2階の部屋は、
養生がほとんど剥がれ、
ほぼ完成を見ました。

震災の影響が
全くないわけでは
ありませんが、

日本中どこにでもある
身近な材料で作る
手仕事が基本の家は、
こういうとき、
一応何とかなります。

だからこそ、
先日書き留めたとおり、
木で作る復興住宅に
意義を感じるのです。

さて明日から4月!

あとは細々とした造作工事。

長かったこの仕事も、
かすかに終点が
見えてきました。

2011年3月30日

忘れじの蕾

カテゴリー: 今日のできごと

今日はあたたかかったですね。

庭先の
シジミバナとユキヤナギが
白く膨らみ始め、

自転車に乗ったら、
汗ばむほどでした。

そんな影響か、
今日も計画停電は中止。

このあたりは、
次第に日常に、
戻りつつあります。

春が来て花が咲き、
夜道は明るく、

これまで当たり前だった
様々なできごとの、
何とありがたいことか。

この気持ちを
忘れないでいようと
思います。

2011年3月29日

木の仮設住宅を作りたい

カテゴリー: 家づくりの理念

東日本を大きく揺らした
大地震から2週間以上が経ち、
復興に向けた芽が
出始めている今、
夢想していることがあります。

この先形になるかどうかは、
分かりませんが、
しかし考えを表に出さなければ、
形になることはありませんので、
この場に書き留めておきたいと思います。

それは「木の仮設住宅」。

深い付き合いのある大工が私に
仮設住宅の取り組みを
持ちかけてくれたのですが、

その瞬間、
これまで断片的に
夢想していたカケラたちが
頭の中でつながり始めました。

これから被災地に、
急いで大量に仮設住宅が
作り始められます。

今の状況を考えれば、
一刻も早く作る必要があるでしょう。

しかし一方で
鉄板とベニヤでできた
今の一般的な仮設住宅は
居住性の悪さが指摘されています。

住むのは2、3年でしょうが、
されど大事な2、3年。

そう考えた時に、
いつも私たちが使っている
木を使うことができないか、
と思うわけです。

どう作るか、
どんな形のものを作るか、
という技術的な話は
今ここでは置いておいて、
(ゆくゆくはしたいと思います)

今、山に木がたくさんあります。

間伐を待っている木が
たくさんあります。

日本全国、
そして被害が甚大な東北地方にも、
木はたくさんあります。

この際、
今多くは立ち行かなくなっている
日本の山を再生するためにも、
仮設住宅に日本の無垢の木を
とりわけ地元の木を
使うことはできないものでしょうか。

それによって様々な長所が、
思い浮かびます。

まずは居住性。

木は断熱性、調湿性といった
居住性に関わる機能面と
安らぎを与える意匠面を
持ち合わせた素材です。

木を活用することで、
少なくとも今の仮設住宅よりは、
居住性を高めることが
できるのではないかと思います。

次に再利用性。

木を使い、
手仕事で作る建物は、
昔の民家のように、
解体しても再利用できる
可能性を秘めています。

あまり考えたくはないですが、
次の災害の際の備えとして、
再び使うことができます。

仮に処分せざるを得ないとしても、
燃やせば暖を採ることができます。

次に環境負荷の低減。

生産に要するエネルギー、
あるいは廃棄の際に要するエネルギーは、
木は鉄やアルミなどに比べれば、
低い素材です。

そして木があり、
大工がいれば、
もうそこで形にできる。

エネルギーの問題に
直面している今こそ、
その点で優位な素材の利用を
進めていきたいものです。

費用や防火性の面など、
課題は多いといえますが、

同じような思いを持つ
木の建築人は多いようで、

実際同じような声を各方面で
聞き始めています。

思いを集結して、
何とか形にしていきたいですね。

実はこの話の続きとして、

以前この場でも書き留めた
里山の小さな家へと
つなげられないかと考えています。

イナカで
新規就農者を受け入れる住まいとして、

あるいはまちなかで、
おカネが少なくても実現できる
木の家として、

今こうして考えていることを応用し、
こちらもゆくゆくは、
ぜひ実現したい!
と思っています。

2011年3月28日

鎌倉た邸110328

カテゴリー: 鎌倉た邸

浴室廻りの納まりの
打ち合わせのため、

大工、水道屋、板金屋、
タイル屋、設計屋、

合計6人が約1坪の空間に
所狭しと集結!

水廻りは、
それだけ絡む人が
多いということですね。

浴室と便所の間仕切りの
曲線の壁の下地が
できていました。

木ずりは厚さ約7㎜と薄いので、
曲線を作る場合に重宝します。

漆喰を塗り込むのもいいですが、
ここから漏れる光も、
なかなか美しいです。

タイル屋さんが、
厨房のタイル貼り。

いつもタイル貼りは、
ダンゴ貼りですが、
今回はプラスターボードに、
エコボンドで貼り付ける方法です。

2011年3月27日

汗を流せば

今日は一日、
外で鎌倉ラグビースクールの
ラグビー祭。

一日身体を動かして
めいいっぱい汗を流したら、
ここ数週間、
身体や心の中に鬱積していたものも
流れていくような気がしました。

しかし、色々な意味で
身体の中に溜まっているものが多すぎて、
すぐに息が上がってしまいましたが(苦笑)

徐々に生活も仕事も
通常モードに移して、
身体を作り直していきたいと思います。

それにしてもこの時期、
かなわないのがカフン。

走っている間は
全く気にならないのですが、

終わってひとっ風呂浴びると、
とたんに目と鼻が乱れ、
頭がぼーっとしてきます。

しかしこれも、
もうじきもうじき。

カフンを感じなくなれば、
本当に春が来た、と感じます。

2011年3月26日

手広た邸カキシブ隊(第2回)

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

気がつけば3月最後の週末なのに、
冷たい風が吹きつける日。

大地震以来、
月日の感覚がなくなり、
しかもこの風の冷たさで、
もう桜が咲いても
おかしくない頃という現実が
信じられません。

しかしそんな寒い日も、
カキシブ隊は厚木で元気に開催。

今日の参加者は、

まず建主さんご家族、
(大人2名子ども2名)

二宮し邸
建主さんご家族、
(大人2名赤ちゃん1名)

2月20日の飯能での
カキシブ隊に引き続き、
藤沢から‘ひ’さんご家族、
(大人2名子ども1名)

きらくなたてものやからは、
臨時スタッフ‘ほ’を含め3名、

合計13名(うち子ども4名)、

常に子どもの遊ぶ声が響き、
赤ん坊が癒しの笑顔を振りまき、
賑やかで和やかな
雰囲気での作業でした。

とくに‘ひ’さんの
来月から小学生という‘こ’くん、
飯能でのカキシブ隊に引き続き、
終始ハイテンション、

私は彼の近くで
作業していたのですが、
見ているだけで楽しいです。

しかも、
その辺の木っ端をかき集めて、
今日は船を作っていたのですが、
その造形センスは
目を見張るものがありました。

モノづくりが好きそうだし、
今からこちらの世界に
引き込もうかな(笑)

そしてそんな‘こ’くんを
あたたかく見守りながら遊ぶ
‘ま’くんと‘み’ちゃんも、
印象的でした。

あっ、
子どもの話ばかりでしたね(笑)

今日は小屋梁、母屋、棟木を
塗りきることができました。

作業の進み具合は順調です。

2011年3月25日

16周年

カテゴリー: 今日のできごと

今日で結婚16周年。
家族始まりの年。

震災の影響で
相変わらずたいへんな状況ですが、

しかし震災を受けて、
家族同士の会話の量は、
間違いなく増えています。

お祝いの品を
買いに行こうとしたら、
停電の影響で、
お店が閉まってしまい、
買えずじまい。

何かと印象深い、
結婚記念日です。

そういえば16年前は、
阪神淡路大震災や、
サリン事件があった年。

この年も
色々あった年でした。

葉山と邸110325

カテゴリー: 葉山と邸


3月11日、
あの大地震の日から
基礎工事が始まったのですが、

幸いその後、
とくに大きな影響も受けず、
概ね順調に進んでいます。

今日は立ち上がり部の
配筋とアンカーボルトの確認のため、
現場へ行きました。

良好良好。
明日コンクリートを
打つ予定です。

ところで
今回の基礎工事は、
鎌倉か邸の建主の
友人でもある増田土建さん。

束石の作り方が面白くて、
既製の束石を据えるのではなく、
自分で作ってしまいます。

確かに、
真四角とは限らない
既製の束石を使うよりは、
精度がいいかもしれません。

2011年3月24日

電気依存症の家づくり

カテゴリー: 今日のできごと

首都圏では今、
電気の供給が不安定ですが、

私たちの暮らしや仕事が、
如何に電気に依存しているか、
思い知らされました。

そして、
ここ最近の家づくりの世界は、
電気の存在が当たり前の前提で
進めてられてきたことを
今目の当たりにしています。

例えば24時間換気。

伝統的な木造建築等
一部の例外を除き、
室内に有害物質が蓄積しないよう、
シックハウス対策として
今全ての住宅は24時間の換気を
法律で義務付けられていますが、
電気が来なければ、
「24時間」という前提が
成立しません。

例えばオール電化住宅。

太陽光発電と
セットの場合もありますが、
そうでなければ、
電気が来ないと
全ての設備が機能しません。

しかも昨日の新聞記事で、
オール電化住宅の急速な普及が
電力需要を押し上げ、
この時期の電力不足に
拍車をかけていることが
取り上げられていました。

例えば超高層マンション。

電気仕掛けの
エレベーターが動かなければ、
何十階も上まで階段で昇り、
階段で降りなければなりません。

例えばエアコン。

鎌倉時代、吉田兼好が、
家のつくりようは、
夏をむねとすべし。
冬はいかなる所にも住まる。
という言葉を残しましたが、

寒い夜に
計画停電を経験して、
その言葉の意味が
何となく実感として
理解できたような気がします。

現代の家では、
冬場確かに電気がなければ
寒い思いをしますが、

しかし重ね着、湯たんぽ、
焚き火、あたたかい鍋―
着るものと火があれば、
寒さを凌ぐ術があります。

一方夏場、
エアコンの使用を
前提とする家では、
電気が来なければ、
暑い空気から
逃げる道がありません。

恐らく、ですが、
冬場に比べ、
もし夏場に計画停電となったら、
ましてや昨夏のように猛暑の場合、
困ることが
多いのではないでしょうか。

原子力発電が
このような事態になって、
今電力供給の在り方が
問われていますが、

一方で家づくりの在り方も、
昨今の計画停電を経験し、

付け焼刃的に対処してきた
法規制も含めて、

考え方を改める転機に
あるような気がしています。