ブログ
2017年2月26日

身も心も

カテゴリー: 事例集 熊谷た邸

二年半ぶりに訪れた
熊谷た邸にて。

この家の外壁は
半分が内外真壁、

つまり断熱材など
入る余地もないたてものですが、

ほぼ薪だけで
あたたかく心地よく
暮らせているそうです。

事実夕方訪れた時、
建主さんは半袖で
私たちを迎え入れて
くれました(笑)。

しかもそのあたたかさは、
身体を芯から温め、
心も温めてくれるようでした。

ものごとを
科学的に説明しなければ
ならない時代なのでしょうが、

しかし実際に体感すると
身も心も教えてくれます。

土と火は
偉大だということを。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

場の美の方程式

カテゴリー: 事例集 熊谷た邸

二年半ぶりに訪れた
熊谷た邸にて。

空間という
器だけではなく、

暮らしの営み、

そして暮らしを通じて
空間に注がれた愛が、

場の美に
大きく関わるということが
改めてよく分かりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

土は生きている

カテゴリー: 事例集 熊谷た邸

約二年半ぶりに
熊谷のた邸来訪。

この家の大部分は
荒壁仕上げなのですが、

気のせいか壁の土が
住み始めた食後に比べて、

経年変化で
くすんできたというよりは、

大人びて
様々な表情を見せているような
感じがいたしました。

土は
生きているのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2015年1月22日

‘着せ替え’できる居間

カテゴリー: 熊谷た邸


熊谷た邸、
畑拓さんによる写真、その11。

季節や時間帯によって
‘着せ替え’できる、

居間南側二間の開口部。

左は、全ての建具を開放した様子、

中は、格子網戸(きらくな網戸)を
閉めた様子、

右は、引込障子を
閉めた様子。

これらにより、
風、光、熱、視線を
調整します。

2014年9月12日

中庭とつながる居間

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その10。

中庭とつながる居間。

つなげているのは、
光と風と視線を
調整することができる
二間幅の開口部。

内と外と一体的に
使うこともできるし、

寒ければ内と外を
閉ざすこともできる。

建具の技術が高い
日本家屋のよさの
一つだと思います。

それにしても、
いい天気に恵まれましたね、
畑さん。

2014年9月11日

草の上に浮かぶ家

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その9。

草の上に浮かぶ家。

広大な畑に囲まれた
敷地ならではの写真。

土地の開放感が
鎌倉とは雲泥の差で
よく風が通ります。

それもあの熊谷で
夏涼しく過ごせる
要因なのかな?

実際夕方以降の熊谷は、
涼しいような気がします。

2014年9月5日

荒壁土仕上げの居間

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その8。

荒壁土仕上げの居間。

予算を削るため、
という目的よりは、

実は仕上げとして、
とても気に入っています。

洞穴の中にいるような、
妙に落ち着く感覚。

それでいて開放的。

そして
土の種類、藁の分量、
塗る時期、塗る人によって
全く表情が違うというのも、

‘いきもの’のようで
面白いです。

2014年9月4日

敷瓦とクリ板の居間

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その7。

敷瓦とクリ板の居間。

東側は、
横長に開放的な窓、

南側は、
部屋を紙で
柔らかく包む障子と、
夜間通風可能な
格子網戸を備えた
二軒開口の掃き出し窓。

実は今日、
ここで建主さんと
お会いしていたのですが、

この夏あの熊谷で
エアコンを使った回数は、
2、3回だけだったとのこと。

この家は、
基本的に内外真壁ですが、

よく通る風と
土に包まれている
おかげだと思います。

現在改正省エネ法の関係で
岐路に立たされている
木と土の家の温熱環境を考えるうえで
たいへんありがたいお言葉でした。

2014年9月2日

夕暮れ時の厨房

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その6。

夕暮れ時の
クリと銅と敷瓦の厨房。

クリも銅も
好きな素材ですが、

とくに達磨窯で焼いた
一枚一枚違う敷瓦が
面となった時に
全体に放つ幽玄な表情が
気に入っています。

2014年8月30日

美しい過程を求めた結果

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その5。

といっても、
竣工時ではなく、
これは竹小舞の時の写真です。

少し話が
飛躍するかもしれませんが、

私は浪人している時、
大学受験の勉強のため、
というよりも半分趣味で
「大学への数学」という
月刊誌を定期購読していました。

お目当ては、
巻末のコンテスト用の問題。

とにかく論理的思考を問う
問題ばかりで、

問題は二、三行だけど
回答欄はA4の紙いっぱいに
設けられている、という感じ(笑)。

それらを説くにあたり、
答え自身も大事だけど、
如何に説く過程が美しいかも
評価の対象でした。

これが何だか楽しくなって、
夢中になって取り組んでは、
応募していました。

あれから二十数年。

その後、自分探しの旅の結果見つかった、
木造建築という自分の道。

その道の中でも、
過程の美しさを
大事にしたい自分があります。

その答えの一つの手段が
この竹小舞。

こじつけかもしれませんが、
自分自身にその哲学が
身についたのは、
浪人の時のその経験も
多少なりとも
影響しているのだと思います。

今、我が子たちは、
これから本格的に
大学受験の準備が
始まります。

どの道に進むかは、
まだ迷っているようですが、

しかしどうせ取り組むのならば、

この「今」という時間を
大事にして、

仮に今目の前の教科書に
載っていることが
直接自分の将来に
関わることでは
ないかもしれないけど、

その取り組み自体が
将来の糧になると信じて、
乗り越えてほしいものです。

あ、今自分の後方に
子どもたちがいるもので、
つい熱くなってしまいました(笑)。

過程が美しい、
竹小舞の話でした。