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2017年3月28日

再出発の春

カテゴリー: 新築の仕事 神田え邸

神田え邸にて。

先週に引き続き、
今日はとしまち研主催の見学会。

今日もたくさんの方々が
お越しくださいました。

ありがとうございました。

思えば着工当初は、
仕事を細々と進めておりましたが、

今日は
区の行政職員が多数見えたり、
町内会長さんがいらっしゃたり、

すっかりまちぐるみの
展開になってしまって、

これもひとえに
建主さんの情熱と、

としまち研の多大なる
ご協力のおかげです。

まちに開き、

立場を超えて
たくさんの方々に
見守っていただけることで、

このたてものは、
長生きしてくれるような
気がします。

陽射しはすっかり春。
再出発の春です。

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2017木の建築塾のご案内

カテゴリー: イベント 告知・連絡

しばらくお休みしていた木の建築塾が
今年から復活します。

会場は、
昨年改修を担当させていただいた
神田の看板建築です。

講師の有意義なお話と、
昭和の生き証人ともいえるたてもの、
そして木と土を愛する人たちとの交流を
ぜひお楽しみください。

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土を旅する
~新たな表現と、自己の再確認のスタート~

土は、日本ばかりでなく
世界中で最も身近な素材の一つとして
長く使われてきた素材です。

その工法や表現は、

国や地域、
あるいは手を動かす職人により
実に多彩で、

民族による感性の違いが
表れています。

私たちは日常を離れて出かけた旅先で、
思わぬ使われ方に触れて
大きな刺激を受けることがあります。

今年の『木の建築塾』は、
世界に出向いて日本の技を伝え、
同時に現地で仕事をしている左官職の活動と、
国内で新たな表現や作り方の可能性に
挑戦している建築家の活動を紹介します。

同じ土という素材と向き合う時に、
世界各地に広がる違い・多様性を
自分流にこなしている左官職・建築家に
接してみてください。

5月~12月まで7回続けることで、
参加される方々の日常の取り組みに、
何か新しい可能性が生まれるような
塾をめざしています。

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■会場
海老原商店
東京都千代田区神田須田町2-13-5
※秋葉原駅徒歩3分

■時間
18:00-21:00

■受講料
全7回30,000円
1回受講:5,000円

■定 員
20名(先着順)

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第1回:2017年 05月26日(金) 
イタリアの塗り壁紹介とミラノでの活動報告
松木 憲司(蒼築舎)

第2回:2017年06月16日(金) 
ドイツの塗り壁紹介とアーヘン工科大学での活動報告
都倉 達弥(左官職)

第3回:2017年07月14日(金) 
フランスの塗り壁紹介と中国・ラオスでの活動報告
鈴木 晋作 (アーキテクトビルダー)

第4回:2017年09月08日(金) 
工業化と手作りの狭間で
泉 幸甫(泉幸甫建築研究所) 

第5回:2017年10月20日(金) 
日本の伝統的左官技術の新しい挑戦
江原 久紀(江原官塑)

第6回:2017年11月10日(金) 
まちの「結」でつくる土壁
日高 保(きらくなたてものや)

第7回:2017年12月15日(金) 
中国と韓国の塗り壁 日本の全国塗り壁めぐり
高橋 昌巳(シティ環境建築設計)

2017木の建築塾チラシ最終確定版

2017年3月18日

好き、が表れる

カテゴリー: 藤沢い邸 新築の仕事

藤沢い邸にて。

植木と石の仮移設が
完了しました。

植木は
植木屋の遠山さん手配の
置場に移動、

石は
池だったところに
遠山さんが
芸術的に敷き詰めてくれたので、

そこに鉄板を敷けば、
重機が通っても
比較的安全に
保管することができそうです。

さすが石が大好きな遠山さん、
これを敷き詰めている時の
なんだか楽しそうな様子が
目に浮かびます。

その結果が、
この敷き詰め方に
表れているような
気がします。

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2017年3月16日

縁を作る竹小舞壁

カテゴリー: ふかふか 新築の仕事

子どもたちが放課後集う
‘ふかふか’にて。

土間玄関の
すぐ左手にある
竹小舞壁が

さっそくチラシを掛ける場所に
なっていました。

以前「食堂ぺいす」でも
玄関土間で同じことをした時に

「チラシの案内所」となっていて
こういう使い方もいいなと思い、

いつかまたやりたいな
と思っていました。

とくにたくさんの人が集まる場で

たくさんの人たちが力を合わせて
この場を作った象徴ともいえる竹小舞が
出迎えてくれること、

またこうして
新たな縁を作る装置として
使われていくことが
うれしいです。

竹が縦横に交わる向こうに
光が射しこむという姿も、
まさにこの場を
言い表しているように思います。

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人がいるということ

カテゴリー: ふかふか 新築の仕事

子どもたちが放課後集う
‘ふかふか’にて。

先週‘ゲンバ’が‘イエ’となって以来、
初めて訪れました。

家具や道具が
美しく並べられ、

当初のまさに「作業場」からは、
全く想像のつかない

この場所を愛する人たちの息づかいを
色濃く感じる場となっていました。

やはり場の美しさは、
そこに愛のある人たちがいることが
大きく作用するのだな、
と思いました。

4月からはさらに
たくさんの子どもたちが集まります。

それ以降の場の変化も
楽しみです。

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2017年3月10日

繰り返し、が好き

カテゴリー: ふかふか 新築の仕事

子どもたちが放課後集う
‘ふかふか’にて。

お披露目会前日、
家具が4点取り付きました。

いずれも杉の家具です。

こうして同じものが
単純に繰り返すものに
心惹かれることを
なんていうんでしたっけ?

私も好きです。

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ランドセル棚。

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靴箱。

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吊戸棚。

終わってしまった、けど

子どもたちが放課後集う
‘ふかふか’にて。

今日は午前に
地元の中学校の卒業式に
参列した以外は、

ほぼ‘ふかふか’で作業。

明日のお披露目会に向けて、
最後の大詰め、

残材整理や掃除などを
行いました。

お母さんたちの
がんばりもあって、

日が暮れる頃、
昨日の状態とは
想像もつかないほど
美しい姿になりました。

ゲンバからイエへ。

これで仕事は一区切り、
終わってしまった、
という感じですが、

ふかふか本格始動の
日でもあります。

近いのでたまに
立ち寄ったり、

催し物を
開かせていただこうと
思います。

しかしやっぱり、
さみしいなあ。

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2017年3月8日

さっそくイメージどおりに

カテゴリー: ふかふか 新築の仕事

子どもたちが放課後集う
‘ふかふか’にて。

今週完成に向けて、
現場は目まぐるしく動いています。

今日も職人たちが働く一方、
お母さんたちが集まって、
床の養生を剥がしては、
蜜蝋ワックスがけを
行っていました。

こうして一部、
床が露わとなり、
使えるようになってきているので、

さっそく子どもたちも、
使い始めていました。

とくにベンチ兼文机兼ランドセル棚を
イメージどおりに使ってくれていて
うれしいです。

明日からはここで
床暖房使えますよ。

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2017年3月7日

気持ちいい、は身近にたくさん

カテゴリー: 鎌倉は邸 新築の仕事

1月下旬に怒涛のたけきり隊で
三棟分の竹を伐りましたが、

今日は半日建主さんと
竹を割る作業を行いました。

日射しの様子に反して
身体を止めていると
けっこう寒い日でしたが、

竹を割って節を取るという
比較的負荷の低い作業でも、

身体を動かしていると
その冷たい空気が
気持ちよかったです。

また作業を行ったのは、
鎌倉のまちを一望できる
山の尾根沿いの場所。

風景ともども、
気持ちよく過ごすことが
できました。

また建主さんは、
竹割りを初体験したところ、
「おもしろい」を連発。

こんなに気持ちよくて
おもしろいことを
身近でできるのに、

他に委ねるなんて、
もったいないです。

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2017年3月6日

ぶち当たらぬように

カテゴリー: ふかふか 新築の仕事

子どもたちが放課後集う
‘ふかふか’にて。

今週の目まぐるしく動く
できごと、その二。

土間と便所に
木建具が入りました。

とくに土間に建具が
入ることにより、

これで長らく
大きく開けっぴろげだった室内を
閉ざすことができるようになります。

当初は全面
透明ガラスの予定でしたが、

無我夢中で
建具の存在に気付かず、
ぶち当たる子が続出するだろう
ということを懸念し、
中桟を設けました。

そういえば自分も中学生の頃、
藤沢の名店ビルの
全面ガラスの自動ドアに、

全力で
体当たりしたことがあります(笑)。

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