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2012年6月7日

中学生、森と木と家を学ぶ

カテゴリー: 今日のできごと

地元の中学校では、
地域ぐるみで
子どもを育てる取り組みの一環で、

毎年2回、
地域の方々を「先生」として招き、
希望選択制で
十数講座の特別課外授業を
開催しています。

私もその中の一つとして、
伝統的な日本の建築技術について
講座を開かせていただいております。

今日の参加者は15名。

何とその中に、
うちの息子も加わっております。

講義の内容は、
スライドで森の話、木の話、家の話とともに、

継手・仕口の実物大模型を組み上げ、

様々な種類の木を触り、

そして最後は、
コースターとして
お土産に持って帰ってもらおうと、
スギの4寸角をノコギリで
切り落としてもらいました。

今回はおとなしい子たちばかり、
という印象でしたが、
ノコギリの作業となると、
キャッキャいいながら楽しそう。

しかも例年に比べて、
上手な子が多いです。

速い子は10分ほどで
切り落としていました。

また毎年切断面が
ノコギリを挽けないほど
ぐにゃぐにゃになって
30分以上かかる子が
続出していたのですが、

今年そういった子は、
見受けられませんでした。

それでも真っ直ぐ切るのは、
難しかったようで、

自分が5分とかからず
真っ直ぐ切り落とし、
本物の大工は
もっと上手、という話をしたら、

やはり大工さんはスゴイ!
と感じたようです。

4寸角を切り落とすという
単純な仕事でしたが、

真っ直ぐ正確に
手を動かすことの大切さと難しさを
感じることができたようです。

また切り落とした時の
達成感と爽快感を交えた歓声が
印象的でした。

ところでうちの息子は…

修行が必要かな(笑)

だけどこれまで
それほど強い関心が
ありそうにも見えなかったのに、
選んでくれたことが
うれしかったです。

この模型、
もう何十回と使っているので、
重ホゾは折れてるは、で、
色々傷んできました。

そろそろ作り直すべきか…