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2006年6月5日

山仕事塾そろそろ、そして山は穢れを清める

昨日はN邸の柿渋作業を午前中で切り上げて、午後山梨に向かう。
須玉IC近くの古民家にてNPO法人えがおつなげての総会に出席した後、みずがきランドに行って、地元の大工と来月から始まる山仕事塾の下打ち合わせを行った。
山仕事塾で何をするかというと、農産品直売のための小さな小さな小屋を、昔ながらの構法と地元の資材で、夏から秋にかけて、興味ある方々の手で作ろうという試みだ。
しかし興味ある方々で作るとはいえ、やはりプロの手助けがいるであろう、ということで、地元の大工に協力をいただきたいと思い、O黒さんを通じて打ち合わせをお願いした。
小さな仕事だが、興味を持っていただいたらしく、いろいろ話に花が咲いて、結局打ち合わせ時間は2時間半にも及んだ。
やはり昔ながらの構法というものは、職人魂を刺激するのだろうか。
またまた、面白い仕事になりそうです。

ところで、朝の柿渋作業時から何だか身体が重い感じがし、大工さんとの打ち合わせが終わった頃は不自然な寒さを感じたので体温を測ってみると、‘みそぎ’のお知らせだった。
この体調では約4時間の道のりを帰る自信がなかったため、O黒家の家にお世話になることにし、早々に就寝。
おかげでゆっくりと十分にみそがせてもらった。
今朝はまだ体調万全というわけではなかったが、それでもだいぶすっきりした。
それにしても、黒森の朝は静かで気持ちよい。
この季節にしては肌寒い感じだったが、それがむしろ凛とした感じがしてよい。
気持ちよいのとまだ頭がフラフラするのとで、もう少しゆっくりしたいところだったが、昼前に横浜の現場で約束があったため、8時前に帰路につくことにした。

みずがきランドの皆さん、ご心配をおかけしました。
おかげさまでたいへん助かりました。
日本の古きよき姿を見たような、そんな気がしました。