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2014年10月4日

旧と新が織りなす廊下

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

1階の中廊下。

建て替える前まで
数十年来この家で使われていた
硝子入り障子が並び、

その奥に、
新たに入れた障子が見えます。

新旧入り混じっても、
案外馴染むものです。

建具は取り外しが容易なので、
寸法に大きな問題がなければ、
少し直して
ずっと使い続けることが
できるので、

建て替えたとしても、
何となく懐かしい気持ちに
させてくれます。

今日の見学会でも、
前の家を知るご近所の方々が
この建具の前で
感慨深そうにしていました。

ところで腰に嵌まっている硝子は、
「昭和」の雰囲気が漂う
紅葉柄の模様が入ったもの。

根強い人気があるようで、
今日もこの硝子に反応している方が
少なからずいらっしゃいました。

しかし残念ながら、
私の知るかぎり、
最近では作られていないようです。

工業製品の
定めといえば定めですが、

そう聞くとさらに
大事にしていきたいと
思うのであります。