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2011年8月20日

真夏?のカキシブ隊開催(茅ヶ崎は邸1回目)

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

真夏のカキシブ隊!と名付けて、
今回の柿渋塗り作業の
参加者を募集しましたが、

常に太陽は
厚い雲に隠れ、
秋が来たと思うほど
涼しい日でした。

身体を動かすには
ちょうどよかったのですが、

いつ雨が降るかも
分からなかったので、
念のため
屋根の架かっている場所で
作業しました。

結果的に、
雨にも恵まれましたけどね。

そのため、
若干作業効率が
落ちてしまいましたが、
(室内で作業すると、
塗った材の置場に苦慮するのです)

しかし今日の参加者は、
建主さんご夫妻と
沖縄から帰省中の末娘さん、

たいへんありがたいことに、
現在進行中の葉山と邸
建主さんご夫妻、

いつも助かります、
日野の‘い’さん、

そしてきらくなたてものやから私、

人数は7名で
いつもどおりといった
感じでしたが、

熟練者が多かったので、

今日はノルマとして
長い長い垂木を塗ることができれば、
と思っていたのに対し、

土台・大引も半分以上、
手を付けることができました。

このペースで進めば、
あと3回の作業で
終わらせることができそうです!

計4回で約30坪の家を
塗ることができるなんて、
初期の頃に比べれば、
格段に作業の速度が上がりました。

しかし今日は、
きらくなたてものやからは
諸々の事情で私だけ。

これまでいつも他に2名いた
スタッフの存在の偉大さを
思い知りました(笑)

そういえば群馬藤岡で
昔ながらの達磨窯で燻し瓦を焼く
五十嵐さんのところに
今年から1年間の期間限定で
若い弟子が入りました。

その子は修行を終えたら、
自分の地元で達磨窯を興そうという
夢があるそうです。

これまで五十嵐さんは、
ずーっと一人で
全ての仕事をされていたので、
「助かりましたねー」と
声をかけると、

「いやあ、今は楽になったけど、
楽を覚えちゃうと、
また一人になる時がくるから、
そのときがコワいよ」
とおっしゃっておりました。

確かに私も数年前までは、
一人でしたからね、

今日はその言葉が、
身に沁みる日でした。