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2005年11月10日

運ぶ仕事

カテゴリー: 目黒か邸


昨日、桶屋さんから風呂桶が届いた。
コウヤマキの風呂桶だ。
あたりに何ともいえない柔らかい香りが漂う。

しかし何しろでかい。
約1m×約75cm×約65cmある。
これを風呂場まで運ぶ必要がある。
曲がるところは3ヵ所。
しかも幅の余裕が3㎝というところを通していかなくてはならない。
たまたまガラス屋の須藤さんが居合わせていたので、藤間さん、小口さん、石山さんと私の5人で力を合わせてワッショイ!
…なんて景気のいいものではなく、とにかく慎重に運んだ。

運び終わると、あたりはもう暗かった。
運ぶのに、およそ1時間かかったようだ。
わずか5mほどの距離を運ぶのに。

運ぶ仕事は、何人いようとも、みんな一同に風呂桶に神経を集中させる。
たいへんな仕事だけど、そこに居合わせる人たちの連帯感を深める。