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2014年9月16日

運命の家

カテゴリー: 鎌倉大町み邸

4月のある日、
私たちの家づくりに
関心を持ってくださっている
旧知の方から
久しぶりに連絡をいただき、

現在買うかどうか
検討している古い民家があるので、
見てほしい、とのこと。

担当の不動産屋で待ち合わせをし、
不動産屋さんの車に乗って、
その家にご案内いただきました。

1時間ほど
じっくり見させていただき、
その後喫茶店で意見交換。

いろいろ考えた末、
後日連絡をいただき、
結局その方はその家の購入を
見合わせました。

そのようなできごとが
記憶から遠ざかりかけた7月の初め、

私の携帯電話に
見慣れぬ番号の着信音。

用件は、
古い家を買ったので、
改修の相談に乗ってほしい、
とのこと。

早速住所を伺い、
週末のある日、
その住所をめざして、
自転車で向かいました。

すると、
なんだかいつか来た道。

まあそれはよくあること。

しかし○丁目○番地まで
辿り着いた時、
これはもしやと思って
辿り着いたら、
やはり約3カ月前に
拝見した家でした。

3ヵ月前は、
不動産屋に案内されるまま
ここへ来たので、
住所までは存じ上げず、

今の今まで
気付かなかったのですが、

これはビックリ。

チャイムを鳴らして
玄関先で初対面のあいさつ。

すぐさま、
「ではこの家を見てくださいますか。」
とおっしゃられたので、

「はい、見ました。」
と答えました(笑)。

もちろんそのあと、
かくかくしかじか、
経緯を説明しましたが、

いずれにしても、
星の数ほどたてものやさんがある中で、
二度もこの家から声がかかるとは。

私はこの家の面倒を見る
運命にあったようです。

その後2ヵ月打ち合わせを重ね、
まずはじめに
浴室を改修することにし、

その後徐々に
範囲を広げて
手を加えていくことに
なりました。

ということで
約1ヵ月後には、
また‘銭湯’にしたいお風呂が、
鎌倉にできる予定です。