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2009年3月4日

夢のあと

カテゴリー: 今日のできごと


一昨日、昨日と、
藤野い邸の建前。

刻み始めてから、
半年以上経った木が
組み上がり、
線が集合して一気に
空間となるさまを眺め、

一堂に集まった
伝統構法を手掛ける
若い大工衆の技と
大工同士の連携に惚れ惚れし、

そして建主さんや料理人の
心遣いに身体が喜び、

雲一つない晴天の下、
大工たちが汗を流したと思えば、
お祝いは幻想的な雪景色の中。

こうしてあっという間に2日が経ち、
まるで夢の中にいる心地でした。

‘夢’から醒め、
現実世界に戻ってきた今日、
何だか日付の感覚が、
2日分狂っています。

2009年3月3日

上棟を祝う

カテゴリー: 藤野の家

午前10時半過ぎ、上棟!
棟木は、建主さんも叩きました。

垂木も付け終わり、
大工仕事が一段落したところで、
2階に祭壇を作り、
上棟の儀式。

棟梁が祝詞をあげ、
そのあと一人ひとり、
祭壇に榊の葉を捧げました。

上棟のあとは、お祝い。
近所の子どもたちが
現場にたくさん集まって、
もちつきをしたり、
もちを撒いたり、
それはそれは、
まさにお祭りのような
雰囲気。

夕暮れとなり、
近所の子どもたちやお母さんたちは、
ここで家路に。

その代わり、
棟上作業に関わった大工と
これから現場に入る職人たちが
集結し、上棟祝いの宴。

昼過ぎから料理人が現場で用意した料理と、
天然酵母で丹念に醸造したお酒とで、
宴を楽しみました。

今日は午後から、
しんしんと雪が
降り続けていました。

雪の上棟祝いは
初めてのできごと。

幻想的な光景でした。

天気予報通りといえば
天気予報通りで、
寒いことは覚悟していたのですが、
不思議なことに、
かえって雲一つない日だった
昨日の夕方より、
あたたかく感じました。

そしてやはり、
火はあたたかいですね。

雪の降りしきる寒い夜、
火を見ると、
救われた気分になります。

ほんとうはもっとゆっくり
居たかったのですが、
あまりゆっくりしていると、
車が身動きとれなくなりそうだったので、
夜9時前、現場をあとにしました。

2009年3月2日

ようやく建前

カテゴリー: 藤野の家


ここのところ雨続きでしたが、
今日はとてもよいお天気!

そんな中、
藤野の里山に大工衆10数名が集まり、
棟上げ作業。

ここに集う者全員、
建主さんの計らいで、
お揃いのTシャツを着て作業です。
やはり同じものを着ていると、
心が結ばれた感じがしますね。

それと実は今日、
建主の息子さんたち(双子)の誕生日!
おやつの時間、
皆に祝ってもらいました。

先週雨続きで仕事ができず、
ようやく今日お天気で仕事できたのも、
何かの巡り合せかもしれません。

2009年3月1日

持つべきものは

カテゴリー: 今日のできごと


もう三月なのですね、
信じられません。

さて今日は、茅ケ崎あ邸の
柿渋塗りを予定していたのですが、
シトシト雨が降っていたので中止。

その代わり、
藤沢む邸の1階の床に、
荏油を塗る作業を行いました。

元々柿渋塗りを、
鎌倉く邸の建主の‘く’に
手伝っていただく予定だったので、
荏油塗りも手伝ってもらいました。

さらにうちのヨメも参加。
三人がかりだったので、
おかげさまで2時間弱で
作業が終わりました。

持つべきものは、
気軽に頼める友とヨメです。
ありがとう!