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2012年1月26日

瓦をハル

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

瓦はふつう、
屋根に「葺く」ものですが、

きらくなたてものやではよく、
床や壁に瓦を「貼り」ます。

貼る瓦は、
群馬藤岡の五十嵐さんが
達磨窯で焼いた燻しの敷き瓦。

厚みはありますが、
タイルとほぼ同じように
扱える瓦です。

これを全面に貼ったり、
あるいは一部だけ貼ったり、
使い方は様々。

今回は、
便所の手洗器が置かれる
向こうの壁に、
水がはねてもいいように
敷瓦を二段貼りました。

タイルとほぼ同じように
使えますが、

やはり一枚一枚焼いた敷き瓦は、
味わい深いです。

秀吉ジェット?

カテゴリー: 今日のできごと

お昼休み、
お昼ごはんを食べに家に戻り、
すぐ出かけるつもりだったので、
居間のちゃぶ台の上に
上着を置いておいたら、

今セーターのような
服を着ているジェットくん、

そこがあたたかいことを
知っているのか、

上着の上にひょいと乗っかり、
そこに顔をうずめて
昼寝を始めました。

申し訳ないので、
なんだか出かけられないでは
ありませんか。

それとも秀吉ばりに、
上着をあたためてくれた?(笑)

ところで今日は
日差しのあたたかい日でしたね。

おかげで日中家の中は、
暖房要らず。

やはりお日さまは偉大です。

2012年1月25日

いよいよ刻み開始

カテゴリー: 二宮し邸

先週まで手広た邸にいた
杏工匠の古口くん、

今週から吉岡木材に足を運んで、
三人がかりで
二宮し邸の刻みに取り掛かりました。

今日別の家のカキシブ隊のため、
吉岡木材に行ったのですが、

三日目にして
すでに土台の墨付が
概ね終わり、

また垂木の加工が
進行中でした。

垂木は今回、
きらくなたてものや始まって以来、
1.5寸×4寸の部材を使うのですが、

何だか敢えて
手間のかかる継手を
作っています。

予算の都合で
合理的に進めるべきところ、

やはり見えるところだから、
といって、
手間のかかる継手を
選択する杏工匠です。

ゴールは3月中旬予定。

ということはカキシブ隊、
二棟分同時進行になるので、
忙しくなりそう。

ひそかにちょっとうれしい、
きらくなたてものやでした。

厳冬の中カキシブ隊

カテゴリー: 今日のできごと

朝作業の場の地面に
厚い氷が張るほど、
厳しい寒さの今日、

柿渋塗りの作業を
行いました。

今回の作業は、
「仕事」として請けているため、
私たちだけで行っています。

しかしこの寒さ!

最初はなかなか
身体の動きが鈍かったのですが、
こうした軽作業でも
身体を動かしていると
徐々にあたたまり、

さらに日なたになると、
服を一枚脱いでもいいくらいで、
改めて「お日さま」の偉大さを
思い知りました。

そしてずっと外にいると
実感するのですが、

だいぶ日が延びましたねー。

厳しい寒さも
きっとあと少し。

来月も柿渋三昧ですが、
回を追うごとに
春を感じられればと思います。

2012年1月24日

鎌倉でかまくらはいつの日か

カテゴリー: 今日のできごと

今日所用で
電車で千葉のほうに
行ってきたのですが、

車窓から見える景色が
途中から雪景色になってビックリ!

駅に降り立つと、
鎌倉より明らかに
シンと冷えた空気が
突き刺さるようでした。

やはり鎌倉は、
海に近いからでしょうか、
厳しい寒さでしたが、
朝地面が濡れているだけでした。

しかし一度は、
鎌倉でかまくら、
作ってみたいものです。

2012年1月23日

軒が深すぎて

カテゴリー: 今日のできごと

先週末、足場が外れる前に
板金屋さんが銅の縦樋を付けたのですが、
1ヵ所だけ付けることができませんでした。

というのも軒が深すぎて、
既製品のアンコウが、
縦樋までわずかに届かなかったのです。

かといってアンコウが届くように
縦樋を前に出したら
あまりかっこよくないですからね、

今日板金屋さんが出直して、
伸ばす加工をしてもらいました。

それだけこの家は
軒が出ているということですが、

この家を見ていると、
やはり軒は深いほうが、
様々な面でいいと思います。

中の壁の仕上げ開始

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

ロフト部分から、
手広た邸の仕上げ塗りが
始まりました。

仕上げは最近定番の
土佐漆喰を基にした砂漆喰。

少し黄色を帯びた
柔らかい白色です。

壁の完成予定は、
今月いっぱいかな?

2012年1月22日

砂浜で仕事

カテゴリー: 今日のできごと

冷たい雨の
ぱらつく日でしたが、
鎌倉での打ち合わせに、
自転車で向かいました。

打ち合わせが終わった昼過ぎには、
雨が上がり、

時折太陽が
顔をのぞかせていたので、

まっすぐ家路につかず
海沿いの道へ。

海が見えたら
しばらく海が見たくて、
自転車を停めて砂浜に降り立ち、

おもむろにノートを取り出して、
しばしの間、新たなプランを
考えることにしました。

新たなプランは、
こうして机以外の場所で
考えることが多いですね。

余計な情報や
不意の用事が入らず、
集中しやすいということが
その理由の一つです。

砂浜でプランを案を練るのは、
恐らく初めてのことですが、
やはり気持ちいい!

この流れに乗って、
気持ちいいプランが
提案できればと思います。

今度から「仕事へ」
と言い残して、
海まで自転車で
一っ走りするかな(笑)

2012年1月21日

空が開ける

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

今日は雨模様の日でしたが、
予定どおり足場が払われました。

朝作業が始まると、
みるみる足場が外れていき、
お昼前には完了。

すると曇り空でしたが、
急に空が開けて、
現場から空の気配が
感じられるようになりました。

この家は、
とくに軒の深い家ですからね。
家の中から見ると、
なおさらです。

2012年1月20日

銅の縦樋が付く

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

今日は冷たい雨と雪が
混じる日でしたが、

手広た邸の外では、
板金屋の鈴木さんが
縦樋を取り付けていました。

明日足場を
払う予定ですからね。

樋は、
いやこの家の板金の素材は
全て銅。

ピカピカしていても、
やはり木と漆喰に合う素材です。

しばらくしたら、
十円玉の色になって
さらに馴染みますけどね。

また最近
古い家を改修して思うのですが、
銅は修繕がしやすく、
また修繕のしがいのある
素材ですね。

きらくなたてものやでは
樋は少なくとも
金属のものを使いますが、
予算が許せば(ちょっと高い…)、
やはり銅にしたいですね。

さあ明日は、
ご開帳。

引き続き雨模様ですが、
楽しみです!