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2023年7月17日

炎天下のラップだな

藤沢い邸にて。

造成していた土地の引き渡しが済み、さっそく炎天下のもとで地鎮祭を行いました。

執り行っていただいたのは、近所にある日蓮宗のお寺のお坊さん。地鎮祭というと神社の神主さんであることが多いので、祭壇もその他の用意も新鮮な光景。そして式が始まるとお経が唱えられました。

鎌倉は日蓮宗のお寺が多く、お経を耳にすることもあったのですが、改めてこうして身近でお聞きすると、速いテンポで打楽器を打ち鳴らしつつリズミカルに言葉を並べて、これはラップだと思いました。

鎌倉時代に新興宗教として始まり、広まったと習いましたが、現代と同じように、ラップのように聞こえるお経が「かっこええやん」と若者たちが熱狂して支持したのかもしれませんね。

2023年7月6日

力を一点に集める

湯河原し邸にて。

この家は石の上に据える石場建て。久々のヨイトマケです。総勢12名いましたが、誰も遊ぶ手はなくちょうどよい人数でした。その12名が協力して、時に数え歌を歌いながら、石の一点めがけて力と思いを集めました。全ての作業が終わった時なんとなくこのチームが結束したような気がしたのは、私だけではないと思います。

ところで石場建ての場合は、検討の過程でできるだけ力を均等に振り分けたいという意識がより強く働くので、間取りと架構が合理化されていきます。またこの機会をいただけるよう、とくに平家の場合は積極的に提案していきたいと、整然と並んだ石を眺めてそう思いました。

2023年7月3日

契約

カテゴリー: 藤岡た邸 新築の仕事

藤岡た邸にて。

建主さん、大工が岡部材木店に集まって契約。使う木を改めて確認しつつ契約を行うのは、岡部材木店の構造材を使う場合の儀式です。

鍛えたい方募集

カテゴリー: 湯河原し邸

7月6日、湯河原でヨイトマケします。足腰を鍛えたい方、背筋力を鍛えたい方ぜひお越しください。私はこの日に備えて毎日懸垂してます。

ヨイトマケって美輪明宏の歌で聞いたことあるけど一体なんぞや?という方、なつかしい8年前の動画をぜひご覧ください。
http://youtu.be/RvwW6vA7WMU

2023年7月1日

床を気持ちよく

古い家の断熱改修工事が始まりました。

床は大引の間に厚板を落とし込んで、この上に根太を敷き直します。これによって大引の不陸調整ができ、その上に敷く断熱材の落下防止にもなります。古い家の床下を潜ると、よく根太間の断熱材が落ちていますが、根太が収縮するので対策が必要と、床下を潜るたびに思います。

またそもそも厚板があるだけでも、間の空気層とともに効果があると考えています。

縞壁

カテゴリー: 二宮こ邸

二宮こ邸にて。

貫伏せ、邑直し進行中。貫部分が縞模様に見えます。

2023年6月23日

続く道筋

地鎮祭と泥コネの合間にみんなで社会見学。
何度見ても新たな発見がある達磨窯。灼熱の火を吹き込まれては土で息を吹き返し、会うたびに少しずつ表情を変えて、この窯は「生きている」と感じます。だからそこで焼かれた瓦も呼吸し、生きた顔をしている。そしてその「呼吸」により、屋根の下にいる私たちをあたたかくやわらかく守ってくれている。
そんな達磨窯も現在日本で唯2カ所、絶滅危惧種。確かに話を聞くたびに過酷な仕事です。だけどこのまま指を咥えていられません。何とか生き続けられる道筋を作りたいです。それかみんなで修行しますか。

2023年5月22日

乙女なよしえさん

普段は恥ずかしがり屋なのに、帰宅すると真っ先にドアに駆け寄ってうれしそうにしているのはよしえさん。そしてガラッと開けると、お尻を向けてスタタタタ。今までのはなんだったん?という感じです。

変わらないから際立つ

カテゴリー: 神田え邸 改修の仕事

数年ぶりにここに来ましたが、まちなみがすっかり変わっていて、変わらない齢約百年近い海老原商店がますます際立っていました。
この家の中の空気感、ホッとできる感じがホント好きです。

2023年2月11日

おいしい、楽しい、気持ちいいに溢れた日

カテゴリー: 二宮こ邸 新築の仕事

二宮こ邸にて。

真冬の翌日、春が来ました。竹小舞の仕事、気持ちよかったなー。


お昼は、‘菜と根や’のお弁当。一品一品手が込んでいることが分かる本当においしいお弁当で、「味わう」とはこういうことなんだな、と思いながらいただきました。こりゃすぐ売り切れるはずだ。