忍者屋敷に拍車
元々忍者屋敷のような
我が家兼事務所。
最近私のムスコが、
飛んだり登ったり、
梁伝いに家の中を移動したり、
ますます忍者屋敷ぶりに
拍車がかかっています。
今もアリえないところに
立ってます。
ここから床に敷いてある
布団に飛び降りて
遊ぶらしいです。
今日の打ち合わせ用に、
三十分の一の
軸組模型を作りました。
三代を経て建て替える家は
とても大きく、
木組みもいろいろ見せ場があって、
作りがいのある模型でした。
ところで昨日の夜、
完成まで8合目、といったところまで来て、
さあ寝よう!と立ち上がると、
足のしびれもあってよろけてしまい、
よりによって模型のほうに倒れかかって、
模型の半分がぶっこわれてしまいました。
真夜中あぜんぼうぜん、
これは夢であってほしい、
と願いましたが、
何度目をこすってみても
これは現実、
どうあがいても
もう間に合わないかな、
と少しあきらめかけていましたが、
今朝からスタッフ三人がかりで
猛然と作り直し、
何とか完成までこぎつけました。
みんな、ありがとう!
チームで助け合い、
仕事をするっていいな、
と改めて思いました。
妻面の一部に
土佐漆喰が塗られました。
二つの給気口が
ロボットの目のようです。
玄関に入ると、
誰か職人の仕業で、
その辺で採ってきたであろう草が
照明器具用の配線に
架けられていました。
これだけで現場が
華やいで見えます。
今日は「ふれあい広場」という
地域のイベントでした。
昨日の日記で書いたとおり、
現場で出た木端をかき集め、
炊き出し用の燃料に供給。
それとともに、
現場で出た半端なヒノキの板を使って
模擬店用の看板を2つ作りました。
かかった材料費は、
丁番のみ。
あとは本来、
捨てられる運命にあった木。
現場で余る材の長さが短いので、
しかもこの材はもともと、
床下地に使う規格外の材だったので、
A2の紙が入る看板を作ろうと思うと
どうしてもツギハギとなりますが、
材を選んで、そこそこの看板となりました。
現場で余った材は
燃料にするのもよいですが、
こうしてカタチとして何かを作ると、
木も人も、いつまでも喜んでくれるので、
より大きな幸福感を感じます。
さて今度は、
何を作ろうかな?