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2011年1月24日

愛用ノート

カテゴリー: 今日のできごと


昨日鉛筆の話をしたので、
今日はノートの話。

今使っているノートは、
二種類あるのですが、
とくによく使っているのは、
一ツ橋ノートが出している
3㎜角の方眼ノートです。

これを愛用している理由は
まず、方眼の目盛が3㎜角だということ。

これが重要で、
例えば喫茶店等の外で
計画を練る時、
どんな縮尺でも
目盛と尺または寸が
だいたい一致するので、
たいへん重宝します。

普通の方眼紙や、
他が出している方眼ノートは、
5㎜角あるいは1cm角
であることが多いのですが、
これで計画を進めると、
目盛と線が一致しない場合が多く、
やはりやりづらさを感じます。

そしてもう一つの理由は、
ミシン目が付いているということ。

外で書いたり記録した内容を、
きれいに切り取って、
物件ごとのファイルに
きれいに納めることができます。

ということで私の鞄の中には、
このノートが常駐しております。

2011年1月23日

手は夢の手先

カテゴリー: 今日のできごと


現在立て続けに、
建築計画提案のための
作業を行っています。

自身の理念を踏まえて
敷地や与条件をにらみ、
解を見出す作業は、

まさに産みの苦しみと楽しみ、
建築家として充実感を感じる
時間の一つです。

さてこの作業を行う際は、
必ず手で線を描きます。

図面を描く手段として、
パソコンの画面上で
線を引くのが主流の時代ですが、

何かを産み出すためには、
私の場合それではダメで、
手を動かして初めて
色々と考えが浮かんできます。

しかも手というものは
実に贅沢なもので、
手の先に握る道具がシャーペンでは
ダメなんだなあ(笑)。

色の濃い鉛筆と色鉛筆を
自分の描きやすいように
ナイフで削って
心の準備を整えてから、
作業にかかります。

実は設計が進み、
詳細の図を考える際もそうで、
まずは手で絵を描いてから、
パソコンで線を引く
という場合が多いです。

そう考えると、
私にとって手は夢の手先、
夢を形にするために、
たくさん手を
動かしていきたいですね。

2011年1月22日

木の建築学校、5回目

カテゴリー: 今日のできごと

今日は今年度から始めたプログラム、
木の建築学校の第五回目。
第二回目にして最後の
構造計画に関する講義でした。

基本的に木造建築は、
構造かつ意匠と考えていますので、
構造計画の講義の日は、
あと2〜3回あっても
よさそうですが、

他に勉強すべきことが
たくさんありますからね。

これをきっかけとして、
更に勉強を
深めていただければと思います。

次回2月19日は、
伏図、軸組図の実習。

今回のプログラムの
佳境ともいえる講義です。

2011年1月21日

横浜こ邸 110121

カテゴリー: 横浜栄こ邸


年末以来ずっと
左官屋の湯田さんが
現場に来ていましたが、
中塗りが一段落し、

今横浜こ邸には、
大工二名のみ。

大きい家だけに、
ひっそりと感じます。

現場の片隅には、
吊り込み前の
外部用の木建具が
待ち構えていました。

外の建具が入れば、
この時期少しでも
あたたかく感じますからね。

2011年1月20日

硝子から格子へ

カテゴリー: 今日のできごと

我が家のバルコニーの手摺に、
一部乳白色の硝子が
嵌め込まれていたのですが、

そこは何せ二十代の頃、
木の知識も少なく、
走りながら物事を進めていた時代に
作った家ですから、

雨風当たる場所、
しかも重い硝子を受ける枠に
何とアカマツを
使ってしまっておりまして、

住み始めてから十年経った今、
見事に硝子の下枠が
傷んでしまいました。

応急処置で
延命することは可能でしたが、
大工の手が空いた狭間を利用して
交換することに。

ついでに、
夏に涼しい風がやってくる
方角の面については、
硝子ではなく格子を
嵌め直すことにしました。

こうした場合、
新たな木を
使わざるをえないのですが、
そうするとそこだけ
浮いた感じになるので、
柿渋コートの古代色を塗装。

仕上がってみると、
不覚にも十年前も
こうしておけばよかったのに、
と思うほど、
格子が家に馴染んでいると
思いました。

当時は硝子のほうがいい、と考えて
入れたと思うんですけどね。

やはり歳とともに、
少しずつデザインの感性が
変化しているのかもしれません。

新たに嵌め込まれた
格子を眺めながら、
十年前と変わらない自分、
十年前と変わった自分を
思いました。

2011年1月19日

なるせさん

カテゴリー: 今日のできごと

今晩は、
我が家から歩いて
数分で行けるほど近い、
地元のなるせさんで会食。

なるせさんは、
この地域の中で会食といえば、
真っ先に名前が挙がる
お店の一つです。

おいしくて
お腹いっぱいになる
料理はもちろんのこと、
ビールがエビスというのが
うれしい(笑)

それとお料理を出す際、
裏山で採れた○○です、
という説明を何度となく聞くほど、
地元の素材を
大事にされているようです。

またここは、
私たち建築屋にしてみても
実に楽しい場所で、
このお店は築百数十年の
古民家を活用しており、
先人の様々な技と意匠を
眺めることができます。

2011年1月17日

再点検

カテゴリー: 今日のできごと

阪神淡路大震災から丸16年。

当時私が住んでいた
京都でも大きく揺れ、
その日の記憶は未だに
鮮明に覚えていますが、

しかし正直、
日々の意識の中からは、
遠ざかろうとしています。

明日は我が身、
かもしれない大地の上に
住まう私たち、

多数の犠牲の上に立つ
1.17の日の経験を
決して無駄にしては
なりますまい。

耐震、備蓄、地域コミュニティ…
その他諸々、
日々の備えの大切さを
再点検する日です。

2011年1月16日

冬合宿

昨晩から今日にかけて、
ラグビースクールの冬合宿へ。

子どもたちは昨日の朝から、
元気に練習でしたが、
私は仕事の都合で
昨晩から合流しました。

海際のグランドなので、
ちょっと身体を止めていると、
海風がとても寒かったです。

だけど空気が澄んで、
海の向こうの伊豆大島が
くっきりと見えました。

たまに子どもたちの
走る練習に付き合うのですが、

ラグビーの楽しさを
ますます再認識する反面、

正直、体力の衰え、
というよりは
心肺機能の衰えを
感じたりもします。

ここ最近、
籠りきりで
仕事してましたからね。

体力は、
日々走れば貯まり、
日々動かなければ減る、
「貯金」のようなものだという話を
どこかで聞いたことがありますが、

歳を重ねるほど、
貯金の減り方が
早いようです。

もう歳だと
あきらめないで、
日々コツコツと
貯金することが
大切ですね。

2011年1月14日

今日の木の建築塾〜設計者と建具職人の協働〜

カテゴリー: 今日のできごと

今晩は、今年度最終回の木の建築塾
設計者松本さんと建具職人新井さんにより、
「設計者と建具職人の協働」をテーマに
お話をいただきました。

呼吸し微妙に動く木と
常に鋭い視線で対話しながら
建具を作り上げる新井さんの話は、
まるで哲学者のようでした。

そして
建具職人新井さんは、
実は私も、
自身が手掛ける家づくりの9割がた
木建具をお願いしている方です。

今日のお話の中で
私は講師ではないにもかかわらず、
ありがたいことに私の作例
紹介していただきました。

新井さんは協働の過程で、
図面から設計者たる私の意図を
最大限に汲み取り、

場合によっては
より質の高いものとするために、
積極的に提案を持ち込んでくださる姿勢に
たいへん感謝しております。

協働、とはいいながら、
新井さんとの対話を通じて
こちらが育てていただいているような
気がします。

それは新井さんに限らず、
今お付き合いのある
全ての職人さんに
言えることなのですけどね。

ということで、
美しい快適な木の建築を
産み出していくために、
今年度の木の建築塾の
共通テーマである
「設計者と職人の協働」を
木の建築における
当たり前の作法として、

この場限りにするのではなく、
今後も何かしらの形で
木の建築塾のスタッフの一員として
お伝えし続けていきたいと思います。

2011年1月13日

”風のかたち”上映会のお知らせ

カテゴリー: 告知・連絡

いつも応援いただいている方から、
以下のご案内をいただきましたので、
この場をお借りして、
皆様にもご案内させていただきます。

ご参加される方は、
以下のアドレス宛に
ご連絡をお願いいたします。

atom-48@wm.pdx.ne.jp(石井さん)

・・・・・・・・・・

”風のかたち”上映会のお知らせです。

チャリティー映画の上映会なのですが、
内容は日本で初めて創設され、
これから運営が始まる
”子供のホスピスQOL施設”。

◎子供のホスピス
主に、小児末期ガンの子供たちを対象とした施設です。

・施設名称:『海の見える森』

・施設住所:大磯町東小磯563番地

ホームページ
www.umimori.org(海の見える森)
www.ikiruchikara.org(ビバーチェ)

・題名:”風のかたち”
-小児ガンと仲間たちの10年-
・日程:1月22日(土)
・開場:18時
・開演:18時30分
・料金:前売り¥1000・高校生以下¥500
     当日券¥1200・高校生以下¥800
・会場:二宮町生涯学習センター”ラディアン”ホール
・講演:伊勢監督 
     細谷亮太氏
     (聖路加病院 副院長・小児科部長)

※収益は全て、
子どものホスピス『海の見える森』の運営に
役立てられます。