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2008年5月1日

奈良へ行く

カテゴリー: 今日のできごと


連休を使って、
滋賀県にあるヨメの実家へ帰省。
その初日の今日、
子どもたちたっての希望で、
イトコたちを誘い、
おおぜいで奈良に行きました。

子どもたちの動機は、単純明快、
何でも最近、奈良を舞台にした
テレビ番組(ドラマ?)が放映され、
その影響らしいです。

奈良へ着くなり、
たくさんの鹿がお出迎え。
お目当ての一つだったようで、
子どもたちは、大喜び。

そして私は、
そんな子どもたちを横目に見つつ、
古都ならではの古い木造建築を堪能。

学生時代、京都に五年間居ましたが、
近いはずなのに奈良の建物を
見る機会がほとんどなかったので、
ちょうどよい機会でした。

ということで、
家族みんなが喜ぶ、
いい休日でした。

東大寺南大門の足元。
ほほう、こういう方法で、
意匠と柵という機能を兼ねて、
足元を固める方法があったのかと感心。

同じ東大寺南大門を見上げると、
十尺ほどあるでしょうか、
それほど大きく張り出した軒を
支える持ち送りが目に入ります。

ここは両脇に立つ
大迫力の仁王像が有名ですが、
よく見れば建物自身も、大迫力。

そう、今日一日、
私が奈良を歩いて感じたことは、
他の古都と比べて、
全体的に迫力があるなあ、
ということです。

今存在する建物を建てた時代は
鎌倉時代だったり江戸時代だったり、
奈良時代とは限らないかもしれませんが、
建築文化の源流は紛れもなく奈良時代、

その奈良時代という
中央集権のしくみの黎明期、
それが機能しすぎるほど機能し、
有り余るほどの権力と富が、
都に集中していたのかも
しれませんね。