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2011年5月28日

夏は風、冬は陽と火で暮らしたい

カテゴリー: 今日のできごと

先日、東京某所の
ビルの中に行きました。

外は太陽が照りつけ、
少し汗ばむ程度の陽気でしたが、

家を出るとき、
家の中は風が通ると
Tシャツでは少し寒いかな、
という感覚、

しかし目的地に着くと、
何と冷房がガンガンに
かかっていました。

確かにビルに入る前、
外は暑いと思いましたけどね。

改めて私たちの居る空間の多くは、
空気を加工する機械がなければ、
過ごすことが難しいのか…
と思いました。

それに対し、
何も高度な技術がなくても、
風が通り、陽が射し、
呼吸する素材で
囲まれた空間が多くなれば、

空調のために使う
エネルギーの量も
だいぶ違うのではないか、
とも思います。

今最重要課題の
エネルギーの問題を考えれば、

そのような空間の在り方を
より一層提案し続けていくことが
私たち建築家の
責務であると考えます。