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2015年11月29日

火のある暮らし〜薪ストーブと石窯の話

カテゴリー: エネルギーカフェ


昨日の茅ヶ崎に引き続き、
今日は鎌倉でエネルギーカフェ。

火のある暮らし〜薪ストーブと石窯の話
というテーマのもと、

地元鎌倉長谷で薪ストーブを商う
ノーザンライト鈴木重則さんと

みんなで楽しみながら自給の場を作っていく
みんなの稲村プロジェクト鎌田宗博さんより
お話をいただきました。

まずは鈴木さんから、
薪ストーブを設置する際の
心得や注意点について、
分かりやすくお話をいただきました。

とくに煙突の経路と、
重量への対策は大事ですね。

一方で薪ストーブの設置は、
新築でないと難しいと思いがちですが、
既存の住宅でも置くことができるのだ、
ということもよく分かり、

薪ストーブに憧れを持つ方々に
勇気を与えたことと思います。

次に鎌田さんからは、
これまでのみんなの稲村プロジェクトが
取り組んできたことについて
詳しくお話をいただきました。

私も当初より、
このプロジェクトを応援させていただいておりますが、
改めてこの歴史を知ることができてよかったです。

またこのプロジェクトを発端に、
別のプロジェクトが派生しつつあるというのも
うれしいことです。

こうして広がりができつつあるのは、
鎌田さんをはじめ、
みんながえがおで
活動を楽しんでいるからですね。

未来を切り開く
いちばんの道具は、
えがおだということを
確信しました。

お二人のお話の後は、
鎌倉エネルギーカフェの名物、
自慢の一品を持ち寄って
カフェタイム。

みんなで持ち寄ると
実に豊かな食卓が広がり、
いつもこれで
おなかいっぱいになるほどです。

第二部は、
二つの班に分かれて、
「火のある暮らし」をめざすために
取り組むべきことなどについて
話し合いました。

無作為に
班を二つに分けましたが、
奇しくもほぼ女子会、
またほぼ男子会の様相となりました(笑)。

私自身が
終了時間を忘れるほどに
話し合いは盛り上がりまして、
いろいろ楽しい意見や提案が
出てまいりました。

二つの班から出た話を要約すると、

火を使う人たちも
マナーと知識が必要、

学校教育などの中で
火を学ぶ機会を
作る必要がある、

防災や災害対策という切り口で
火を扱うイベントをやってはどうか、

火を扱う前に事前告知するなど、
近隣とのコミュニケーションが大事、

燃やしたら有害物質が
出るようなものに溢れている中、
「燃やして大丈夫!」というものに
マークを付けたらどうか、

焚火OKの公園を、
鎌倉の海に作ろう、

室内で七輪や囲炉裏が使えるよう、
敢えて気密性の低い家を作ろう(笑)、

と、現実的かつ
楽しい意見がたくさん出てきました。

あまりにも暮らしの中から
火が遠ざかってしまった現代、

それにより火災の危険性は
減ったかもしれませんが、

それに伴って人間の生命力と
生きる楽しさが半減した、
と申しては言いすぎでしょうか。

まして、
私たちが暮らしの中で
使うエネルギーのうち、
約六割は「熱」。

節度ある「火の復権」を
望みます。