999
鎌倉は邸にて。
今日は最後の
タケコマイかき隊。
鎌倉散策日和の
とてもお天気のなか、
フリースクールの子どもたちが
たくさん来てくれました。
少し残っていた
三角形の一部と
窓の上下の壁を作り、
また竹の「お引越し」のため、
残りの竹を整理しました。
そしてこの夏の竹小舞三きょうだいの三男も、
竹小舞がついに完成!!
と言いたいところですが、
月曜日に設備配管廻りの補強をして
全て完成です。
なので到達は、
9割9分9厘。
鎌倉エネルギーカフェの企画として、
好評だった昨年に引き続き、
カジュアートスペースで
「クリまつり」を開催しました。
化石燃料は使わず、
クリのイガで布を染め、
クリの実を食べ、
クリの木を加工して、
様々なクリを
衣食住の分野で
楽しみました。
合計八人で
とても密度の濃い、
おいしく、楽しく、
さらに学びの多い
幸せな時間でした。
この幸せの場を
一つ一つ
積み重ねていこうと
思います。
まずは染めの講義。
講師はカジュアートスペースの主、
たなか牧子さんです。
クリだけではなく、
他の植物の色のことや、
染めの技術や芸術作品など、
たくさんのことを
学ぶことができました。
染めを知ると、
野山全てのものが
資源に見えてきますね。
数珠や割り箸などを使って
みんなで模様を仕込みました。
これをクリのイガを煮出した鍋に
漬け込みます。
クリのイガ。
こんなかたちで
使えることを知らなければ、
捨ててしまいそうです。
お昼になった頃
羽釜え炊いた栗ごはんが
できあがりました。
そして薪で煮た豚汁。
日本人は、
この二品があれば
幸せです。
クリの実を5個だけ
ロケットストーブで焼きました。
次回の鎌倉エネルギーカフェは、
このロケットストーブ作りです。
午後はクリの板で
コースターを作りました。
クリの板を
好きな大きさに切り、
紙やすりでていねいに磨いて
荏胡麻油を塗って
完成です。
最後は、
午前中にクリのイガの汁に
漬けた布を取り出しました。
どんな模様になったかドキドキ、
開くたびに歓声が上がりました。
これは自分の作品。
うれしいなー。
最後みんなで
作品とともに記念撮影。
久しぶりに
食堂ぺいすに行きました。
たまたま偶然
今朝の電話で
大町に用事ができた
ということもありますが、
いちばんの目的は
今朝「じゅい展」のことを
フェイスブックで見かけて
それにとても行きたかったのです。
たてものを作っている時は
畳の上を無邪気に走り回る
幼い子どもだったのに、
今はこんなすてきに
絵で表現できるなんて、
とまるで「ホントのおじさん」のように
目を細めてしまいました。
とくに「音」の絵は
本当に感心しました。
また久しぶりに
私の大好きな胎内の間に。
私が一人
土に包まれた静寂の中、
佇んで絵を眺めていいると、
幼い女の子が楽しそうに
木登りを始めて、
私も楽しい気持ちになりました。
私は丸一日ずっとここに
座っていられる自信があります(笑)。
ぺいす夫妻には
いい迷惑だと思いますが(笑)。
教室改修工事が
3教室目に突入。
天井と壁に張る板は、
どの教室も同じ杉ですが、
‘いきもの’である杉は
赤だったり白だったり、
同じ赤でも
ピンクだったり褐色だったり、
筍のような模様だったり、
ムンクの絵のようだったり、
実に表情が豊か、
いや一つとして
同じ木目はないので、
やはり教室ごとに
少しずつ印象が
違うように思います。
これが工業製品にはない
魅力の一つです。
そんな目で教室の一つ一つを
味わってみても
おもしろいかもしれませんね。