光る床
逗子せ邸にて。
ロフトの光る床。
ロフトの一部が
格子状になっていて、
その真下に
照明器具があるために
床が下から
光っているように
見えるのです。
逗子せ邸にて。
今日はたくさんの
職人さんたちが
現場にやってきましたが、
とくに建具が納まったことにより、
空間が締まりました。
日本の家のよさは
たくさんありますが、
間違いなく建具も
その一つです。
その中でも今日際だったのは、
上下に障子無双窓が付いた障子です。
障子は仕切りとしての
役割だけではなく、
紙一枚で家の中に
温もりをもたらし、
また外からの視線を
遮ってくれる建具ですが、
その分通風を
遮ってしまうので、
それを確保するために、
上下に無双窓を設けてみました。
無双窓というと、
板でこしらえることが多いですが、
今回障子で作ることにより、
障子ならではの軽やかさも
維持できたのではないかと思います。
一部板が納まっていますが、
それがなぜなのかはヒミツ(笑)。
今日は今年度第二回の
鎌倉エネルギーカフェ。
このお出かけ日和の日曜日に、
この鎌倉エネルギーカフェを選んで
足を運んでくださった皆様、
ありがとうございました!
さて今日のゲストは、
宇治牧子さんと外川まり子さん。
今年度から鎌倉エネルギーカフェは、
同じまちで同じような取り組みをされていた
「たいよう講」と共同開催する運びとなり、
今日はまず宇治牧子さんから
その「たいよう講」で取り組んでこられた
「アンペアダウンコンシェルジェ」等のお話や、
「ネガワット発電所」、「バーチャルエネルギー」等、
省エネに関する様々な概念について
お話をいただきました。
引き続き、外川まり子さんから、
契約電力5アンペアで
冷蔵庫を廃止したにもかかわらず、
ムリなく生活されている実践例を
お話しいただきました。
「省エネ」というと自分を律し、
窮屈な生活となる
印象を持つかもしれませんが、
今日のお話を聞いて、
決してそうではなく、
むしろとても創造的で、
ゲームのようにワクワクする可能性を
秘めていることを感じました。
またそのような生活を
始めたことにより、
夫婦の会話が増えたというお話も
印象的でした。
家を設計する際でもそうですが、
予算や条件が厳しければ、
計画も窮屈になるかといえば
そうでもなくて、
むしろその厳しい条件の中から、
様々な工夫が生まれることが
多いように思います。
それを可能にするのは、
厳しい条件に不満を漏らすのではなく、
それさえも楽しんでしまう
心なのかな、と思います。
この現代は、
お節介なまでのサービスが
満ち溢れていることに慣れてしまって、
自発的に暮らしを創造しようという
思考回路が生まれにくい状況といえますが、
ある意味で「省エネ」とは、
そのような思考回路を作る
きっかけの一つになりえるのだ
ということを感じました。
またその一人ひとりの
生活創造の知恵と工夫が、
まちの中で重なり合って、
知恵袋ができあがることも、
このエネルギーカフェの
面白さの一つです。
そんなことに
気づかせてくれる
今日の講座内容、
鎌倉エネルギーカフェで
今後も毎年繰り返し繰り返し、
提供し続けていきたいと思います。
まずは宇治牧子さんによる
概念的なお話。
とてもよくまとまったお話で、
分かりやすかったです。
次に外川まり子さんによる
省エネ生活実践例のお話。
ほんわかとえがおで
楽しそうにお話ししている様子が
印象的でした。
恒例のカフェタイム。
おなかいっぱいになるほどの
量とおいしさ。
そしてお互いの交流と
情報交換の楽しさ。
どうせ学ぶのならば、
おいしくて楽しいほうが
身になります。
最後は二班に分かれて、
「知恵袋」作りのために
意見を出し合い、
それぞれ発表していただきました。
逗子せ邸にて。
今日はバルコニーの骨格が
できあがりました。
自分も打ち合わせ等の合間を見て、
組立てのお手伝い。
一日で骨格が見えるこの作業は、
やはりオモシロいです。