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2014年9月3日

現場で電気を考える

カテゴリー: 横浜す邸

横浜す邸にて。

今日は現場に
電気屋が来るというので、
現場で電気設備の配置を検討。

壁も天井も
木組みが見える
真壁の家は、

フトコロが極めて少ないし、
木組みで割付が規定されるし、

電気設備の配置が
本当に難しいのですが、

うまくいけば、
木組みが映えて見えるので、

こうして現場で腕を組んで
考えるのです。

現場が始まる前、
一応図面に書くものの、
職人と話し合いつつ
現場で変えることが
いちばん多い要素です。

ちなみにこれまで
あまり紹介してませんでしたが、

原則として
きらくなたてものやでは、
スイッチ等の箱は、
プラスティックではなく鉄製、

配線は、
塩化ビニル製ではなくて
耐熱ポリエチレン製。
いわゆるエコケーブルです。

ほとんど見えない
気づかれない部位ですが、
少しでも安全なものを。

配線が硬くて
電気屋には少々
手間をかけてしまいますが、

それも含めて
きらくなたてものやとのお付き合い、
ありがたいことです。

左官工事が大詰め

カテゴリー: 逗子せ邸

逗子せ邸にて。

左官工事が大詰め。

今日は2階の漆喰塗りと、
玄関土間の続きの作業。

あたりにツノマタの香りが
立ちこめていました。

ところで今日は、
竹小舞の作業を
たくさんお手伝いいただいた方が数名、
漆喰塗りの仕事を見学しに
来てくださいました。

やはり仕事を
見てもらえるというのは、
うれしいものです。

(予告)
逗子せ邸の完成見学会を
9/23(火・祝)午後、
開催する予定です。

2014年9月2日

労力がかかるからこそ

カテゴリー: 今日のできごと

今日は朝横浜の現場に
立ち寄った後、
昼前に静岡に到着。

大工の北山さんが手掛ける
江戸時代築の家の改修工事の
お手伝いに行ってきました。

今年の年明け、
私の現場で使う藁を
三人がかりで
遠いところまで運んでもらった
せめてものお礼として、
身体でお返ししました。

作業内容は、
膨大な労力のかかる
土塗りとヨイトマケ。

こうして
生身の人間の労力がかかる
仕事だからからこそ、

おカネを介在させずに
手間を貸し借りする仕組みが
成り立つのですが、

人のあたたかさに触れ、

たくさんの人と
お話しすることができ、

ちょっとした
小旅行ともなり、

おカネには代えがたい
楽しさがあります。

この時代を生きていくには、
どうしてもおカネは必要ですが、

しかしそんなに
おカネがなくとも
まあなんとかなる、

そんなふうになったら、
人はもっと楽しく
生きられるのではないかと、
改めて思った一日でした。

そしてこれらの楽しい仕事を
「伝統」という枠にはめてしまうのは、
ちょっともったいないような
気がしています。

久々の青空

カテゴリー: 横浜す邸

横浜す邸にて。

久々に、
青空を見たような気がします。

葺きたての燻し瓦が、
輝きを放ちながら
喜んでいるようにも
みえました。

夕暮れ時の厨房

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その6。

夕暮れ時の
クリと銅と敷瓦の厨房。

クリも銅も
好きな素材ですが、

とくに達磨窯で焼いた
一枚一枚違う敷瓦が
面となった時に
全体に放つ幽玄な表情が
気に入っています。

2014年9月1日

家族の人の数だけ

カテゴリー: 逗子せ邸

逗子せ邸にて。

玄関土間も
仕上げが始まりました。

今の家族の人の数だけ
20cm角の敷瓦を並べ、

その周りを
麻炭入りのモルタルを
塗る予定です。

敷瓦の上には、
自分のよく履く靴を
置いてもらえれば、
という目論見です。

左官工事は今日で立直

カテゴリー: 逗子せ邸

逗子せ邸にて。

今日は雨模様でしたが、
左官職人二人が来て、
2階の仕上げ、
漆喰塗りを開始しました。

これで次回水曜日に、
いよいよ壁の仕上げが
完了する予定です。

2014年8月31日

茅ヶ崎エネルギーカフェの延期日程は9/15に変更します

カテゴリー: エネルギーカフェ

八月というのに、
暫くの間涼しいですね。

今年は例年よりも、
秋の到来が早いような気がします。

さて表記の件、
昨日開催予定だった
茅ヶ崎エネルギーカフェを
9月14日に延期すると
ご連絡させていただきましたが、

諸般の事情で、
9月15日(月・祝)と
変更させていただくこととなりました。

たびたびの変更で
たいへん申し訳ありませんが、
改めてご検討のほど
よろしくお願いいたします。

皆様にはご迷惑をおかけしますが、
お天気で左右される暮らしも
よいではありませんか。

その日おひさまが、
顔を出すお天気でありますように。

■2014-15茅ヶ崎エネルギーカフェ(第1回)開催要領
(日程延期)
・テーマ:「陽」を生かす
・スペシャルゲスト:西川豊子さん(ソーラークッカー研究家)
http://www.netlaputa.ne.jp/~toynishi/
・日時:2014年9月15日(月・祝) 10:00-14:00
・場所:リベンデル(茅ヶ崎市矢畑183)
http://rivendel.web.fc2.com/
・会費:1,500円(資料費、飲食費込)
(RIVENDEL会員1,000円) 
・定員:20名(先着順)
・お問い合わせ・申し込み
きらくなたてものや 日高宛
tamotsu.hidaka@kirakunat.com 

2014年8月30日

美しい過程を求めた結果

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その5。

といっても、
竣工時ではなく、
これは竹小舞の時の写真です。

少し話が
飛躍するかもしれませんが、

私は浪人している時、
大学受験の勉強のため、
というよりも半分趣味で
「大学への数学」という
月刊誌を定期購読していました。

お目当ては、
巻末のコンテスト用の問題。

とにかく論理的思考を問う
問題ばかりで、

問題は二、三行だけど
回答欄はA4の紙いっぱいに
設けられている、という感じ(笑)。

それらを説くにあたり、
答え自身も大事だけど、
如何に説く過程が美しいかも
評価の対象でした。

これが何だか楽しくなって、
夢中になって取り組んでは、
応募していました。

あれから二十数年。

その後、自分探しの旅の結果見つかった、
木造建築という自分の道。

その道の中でも、
過程の美しさを
大事にしたい自分があります。

その答えの一つの手段が
この竹小舞。

こじつけかもしれませんが、
自分自身にその哲学が
身についたのは、
浪人の時のその経験も
多少なりとも
影響しているのだと思います。

今、我が子たちは、
これから本格的に
大学受験の準備が
始まります。

どの道に進むかは、
まだ迷っているようですが、

しかしどうせ取り組むのならば、

この「今」という時間を
大事にして、

仮に今目の前の教科書に
載っていることが
直接自分の将来に
関わることでは
ないかもしれないけど、

その取り組み自体が
将来の糧になると信じて、
乗り越えてほしいものです。

あ、今自分の後方に
子どもたちがいるもので、
つい熱くなってしまいました(笑)。

過程が美しい、
竹小舞の話でした。

子どもには早起きを

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸、
カメラマン畑拓さんによる写真、その4。

子ども部屋も、
格子網戸の仕業で
朝陽が楽しく入ってきます。

一方で主寝室に
朝陽は入ってきません。

子どもは早起きせい
ということで(笑)。