新春の配筋検査
海老名た邸にて。
本日基礎の配筋検査。
私たち設計者とともに
瑕疵担保保険の検査官も
検査を行いました。
概ね良好、指摘なし。
そのあと建主さんに淹れていただいた
お茶の時間のほうが長かった(笑)。
ということで明後日、
コンクリートを流し込む予定です。
穏やかなお天気が続くこのお正月、
いかがお過ごしでしょうか。
私はこの三日間、
予定といえばスポーツ観戦くらいで、
久しぶりに連続してゆっくりと過ごし、
今年一年元気に暮らすための
充電を行うことができました。
その充電が満ちたところで、
年始早々鎌倉で
エネルギーカフェを開催いたします。
今回のテーマは、
「エネルギーの自給自足は可能か」。
私と同様、
昔ながらの木造建築を手がける仲間で、
三重県に「独立電源の家」を作っている
池山琢馬さんをゲストに迎え、
その取り組みについて
お話しをいただくとともに、
個人単位、あるいは地域単位で
エネルギーの自給自足が可能か、
皆さんと話し合いたいと思います。
しかも今回、遠く三重から
その建主さんもご登場!とのこと。
作り手だけではなく、
住まい手としてのお話も
いただく予定です。
それでは年始の顔合わせがてら、
多くの皆様のお越しを
お待ち申し上げております。
なおご参加いただける方は、
お手数ですが差し支えない範囲で
お名前、連絡先、ご所属(勤務先・学校等)を添えて、
下記連絡先までお申し込みください。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
◎2013-14鎌倉エネルギーカフェ(第3回)開催要領
■日時:2014年1月12日(日) 15:00〜18:00
■会場:カジュアートスペース
住所…鎌倉市二階堂57-1
HP…http://khaju.com/
■会費:1,000円
■定員:20名(先着順)
■持物:筆記用具、自慢の一品(飲食物/可能な範囲でOK)です。
※鎌倉エネルギーカフェのfacebookページも
ぜひご参照ください。
今年の年賀状、
きらくなたてものや版です。
達磨窯で焼いた瓦は
唯一無二だからこそ
集団で美しく生きる
達磨窯で一枚一枚ていねいに
手をかけて焼いた燻し瓦は、
色合いも大きさも、
手作りであるがゆえに
それぞれ少しずつ違います。
現代の一般的な
工業製品化された瓦と異なり、
どれ一つ同じものはありません。
そのためにこの達磨窯は、
非効率とされて
高度成長期に急速に衰退し、
今では日本全国見渡しても、
現役稼働している窯は
たった一ヵ所となってしまいました。
しかしこの写真のように、
その不揃いな瓦を受け入れて
重ねていくからこそ、
一面の屋根になった時に、
一枚一枚が生きた、
とても味わい深い、
美しい‘甍の波’となるのです。
これはきっと、
人間の世界でも
同じなのだと思います。
私たちはこの瓦屋根に象徴されるような
家づくりのチームであり続けたいし、
そのような思いで
家やまちと向き合っていきたい。
そして、
この瓦を焼く五十嵐さんのように、
思いを込めて手をかければ
絶対に伝わる何かがあることを、
今年も信じて
仕事に臨みたいと思います。
昨日は久々にここへ。
13年前携わった
コーポラティブハウスです。
打ち合わせがてら、
年末行事のもちつきにも
参加しようと思ったら
終わってまして、
おもちだけいただいて
帰りました(笑)。
もう13年かー。
当時はEメールがまだ一般的ではなく、
みんなとファクスや郵便で
やり取りしていた時代。
資料をお届けする手ごたえは
しっかりと感じることができたものの、
Eメールという道具が普及した時、
なんて便利なんやーと思ったものです。
また13年前といえば、
実はきなりの家と我が家は同い歳。
ということは
今手がけている伝統工法に
初めて出会った時期でもあります。
その後13年間
伝統工法の経験を重ねた今、
来年以降の夢は、
エネルギーを共有化した
コーポラティブハウスを
木と土で建てること。
言い続ければ叶うかな。
それぞれの場作りに関わった
職人たちも参加して、
平和学を学ぶ、
‘や’湯女将のお姉さんのお話を聞く
「平和学ナイト」を開催。
おいしくて気持ちよくて楽しい、
夢のような時間でした。
私たちの仕事を通じて、
こうしてご縁と共感の輪が
広がっていくことが
とてもうれしいです。
二つの家の建主さんが
交じり合うことにより、
それにより化学反応が起きて、
幸せであったかくて
美しい空気が湧き出ていてました。