ブログ
2012年4月28日

「音」は「楽」しいと書いて「音楽」

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

今日の午後は、
古民家を改修した
鎌倉や邸の竣工祝い。

一つ屋根の下に、
30人近くいたでしょうか。
建主さんには
たいへんおいしいごはんを
用意してくださり、
ありがとうございました!

そして後半は、
さながら音楽スタジオ。

建主さんのお友だちの
プロの歌手NUUさんの歌に始まり、
会場は大盛り上がり。

ギター&鼻笛:大工(池山さん)、
ベース&ギター:左官(小山さん)、
パーカッション&ギター:水道屋(森田さん)、
ピアノ:設計屋(きらくなたてものや)
という即席バンドで、
歌謡曲やら60〜70年代やらブルースやらを
楽しませていただきました。

あー、楽しかった。
こんなユカイな職人仲間に乾杯!
また職人バンド結成しますかい。

二宮にて、竹小舞始まる

カテゴリー: 二宮し邸

今日からゴールデンウィーク。
お天気も最高!

と同時に、
二宮し邸にて、
竹小舞かきが
始まりました。

左官屋さんのご指導のもと、
ほぼ全てを建主さんが
作業する予定です。

連休後半の5/4、5/5は、
お手伝いの方も
たくさん来てくださり、
楽しく作業する予定。

まだ5/5は人数に余裕があるので、
ご興味ある方、ぜひ!!

2012年4月27日

搬入完了

カテゴリー: 告知・連絡

第7回鎌倉路地フェスタの一環で
4/29、30とラスティック27さんで行う
「きらくなたてものや展」。

今日の夕方、
諸々会場に搬入し、
準備を整えました。

2日間と短い日数ですが、
展示を楽しみつつ、
一緒に泥団子作りましょう!

5/3ラスティック27さんで開催の
講演会のほうも、
皆さんよろしく!

なお講演会にご参加の方は、
ラスティック27さんに
その旨ご連絡をお願いいたします。

2012年4月26日

やっぱ木の風呂!

カテゴリー: 家づくりの理念

雰囲気といい、
香りといい、
お湯の質といい、
やはり木の風呂はいい!

確かに手入れに手間がかかりますが、
それ以上の快楽が
一日の疲れを癒してくれます。

2012年4月25日

「秘密基地」は板選ぶ

カテゴリー: 改修の仕事

集合住宅の改修現場にて。

日野の現場に足を運びがてら、
そこで建主さんと合流して、
車で飯能の岡部材木店へ。

今回厨房の天板は、
ステンレスなどではなく、
大きな木の板を予定しています。

テーブルとしての機能を
兼ねるためです。

方針は「スギ」と決まっていたので、
たくさんの板を見せてもらいつつ、
材木屋さんとあれこれ話し込みながら、
「これっ!」と思うものを
見つけました。

こういうものを決めるときって、
もちろん素材を
よく観察することも大切ですが、

ずっとこれを守り続けた人との
対話も大切ですね。

それがあってこそ、
この板に辿り着いたのだと思います。

「秘密基地」は風通る

カテゴリー: 改修の仕事

集合住宅改修の現場にて。

約70㎡ほどある
コンクリートの箱の中を、
用途別に、タテにヨコに
部屋を仕切る計画ですが、

しかしその仕切りは、
格子だったり、
無双窓だったり、

箱の中全体に風が通る
仕掛けとなっています。

今日は寝る間の仕切りの格子が
できていました。

「秘密基地」の床を貼る

カテゴリー: 改修の仕事

集合住宅改修の現場にて。

秘密基地風の仕掛けの床に
クリの板が貼られました。

重厚なものが
置かれる場所なので、
床はクリの板です。

2012年4月24日

+10℃

カテゴリー: 今日のできごと

昨日は、
上着を着ないではいられないほど、
冷たい雨の日でしたが、

今日は打って変わって、
少し動くだけで汗ばむほど、
あたたかい日でしたね。

ラジオから「夏日」という表現が聞こえて、
少しびっくりしました。

事務所の東側では、
早速簾を垂らし、

昼過ぎは、
あたたかさに誘われて、
近所に届け物がてら、
ジェットの散歩。

猫の額の庭の草木は、
日替わりで雨と太陽の恵みを浴びて、
元気を増していました。

2012年4月23日

四尺五寸

カテゴリー: 小田原お邸

小田原お邸の軒の出は、
四尺五寸。

銅板屋根ということもあり、
勾配がのろいので、
敷地の許す限り、
目いっぱい軒を
出すことにしました。

すると今日みたいな
雨がザーザー降る日でも、

よほど強い風を伴わなければ、
外壁に雨がかかる心配がありません。

もちろん外壁に使う材料は、
雨に濡れても大丈夫ですが、

長年のことを考えると、
雨がかからないに越したことは
ありませんからね。

雨、風の多い日本では、
できるだけ軒の出を取ることは、
大切なことだと思います。

2012年4月22日

いただきますと、対話の建築

カテゴリー: 家づくりの理念

私は今、
いわゆる伝統工法による
木造建築の設計を
生業とさせていただいております。

しかし「伝統工法」という言葉は、
取り組んでいることを表現するのに
分かりやすいとは思うのですが、

伝統を再現することが目的ではないし、

この現代、未来の家族の器作りとして
仕事しているわけですので、
常日頃、もっといい表現は
ないものかと思っています。

そこで漠然とですが、
今思い至っている表現は、
少し長いですけれども、

「いただきますと、対話の建築」。

先人の知恵をいただき、

現代の感性をいただき、

素材の生命をいただき、

建主と対話し、

職人と対話し、

土地と対話し、

建築を契機に
みんながつながり、
楽しみながら
作り上げる建築。

今心がけている
家づくりの心を書き並べたら、

「いただきます」と「対話」が
言葉として名を連ねたので、
そのような表現に至りました。

実際建築は、
料理と似ているな、
と思うことがあります。

しかしやはり、
四字熟語がいいのかな(笑)

いずれにしても、

伝統に学ぶべきことは
大いにあり、
伝統の技術は、
心地よい暮らしづくりのための
手段の一つ。

しかし「伝統」から離れた表現を
私なりにもう少し模索して、
答えを導いていきたいと思います。