さみしい気持ちで
昨日の完成見学会の後、
すっかり日が暮れた時間に
現場を訪れて、
夜の様子を
写真に収めました。
明日は仕事で出たり入ったり、
明後日はお引越し。
夜ゆっくりと
この場所を訪れるのは、
これが最後です。
夜、ということもありましたが、
さみしい気持ちで、
シャッターを押し続けました。
今日は平日の金曜日ですが、
二宮し邸のカキシブ隊を結成!
建主さんが仕事を休み、
また日野から‘い’さん、
きらくなたてものやから3名、
そして大工衆も手を貸してくれて、
柱と小屋束、2階の床梁全てを
塗りきることができたようです。
「ようです」とありますが、
実は今日私は所用のため
少し顔を出した程度で、
最後を見届けていなかったのです。
しかしこれで二宮し邸のカキシブ隊は、
何と何と2回で完了です。
建主さんも最初から
要領を得ていましたからね。
以前に先行している家で
「予習」していただいたおかげです。
2階の床梁たち。
金輪継祭です。
朝から大工のタツヤも
カキシブ隊に参加。
助かりました!
家で仕事をしておりますので、
時々昼めしは自分で作ります。
料理は割と好きなので、
気分転換によいです。
その時の命題は、
自分のためだけに作るので、
いかに我が家でだぶついている
食材を食すか。
昼めしのために、
わざわざ食材を買いに行くのが
めんどくさいということも
ありますが(笑)。
現在我が家では
もちとさつまいもが
だいぶだぶついているので、
最近はもっぱらそれらを使った料理。
今日の昼めしは、
もちをオリーブオイルで焼き、
その上にチーズと具を乗っけて
ケチャップふってもちピザ。
そして昨日は、
別味のもちピザ+さつまいもチップス。
いずれもカロリー高そ。
鎌倉古民家の改修現場では、
現場を進める中で
土壁を作ることになったのですが、
その契機の一つは、
解体の際に落とした土が
たくさん出たこと。
その時に大工の北山さんが
いつも一緒に仕事されている
とてもユカイな左官屋の小山さんを
連れてきていたこともあり、
やろう!ということにしました。
ただし落とした土だけですと
バサバサしているので、
粘り気のある土を半分くらい混ぜ、
さらに荒壁土仕上げなので、
少しでもひび割れを抑えるために
これでもか、というくらいに
藁を混ぜて土を作ってもらいました。
このようにして土壁の土は、
全て、とはいかないまでも、
また元の家に戻ってくることが
できるのです。
今風に言えば、
リサイクル可能な素材
というわけですね。
そして余ったとしても、
当たり前ですがそれは
すぐさま土に還ります。
土壁は、
例え直さざるを得ないとしても、
その家で土という素材は、
物語を続けることができます。
そんな視点から見ても、
土壁はとてもおもしろいです。