小さな庭が花盛り その2
先日書き忘れましたが、
薄桃色のアセビと、
薄黄色のトキワマンサクも
元気に花を付けています。
最近では、
繁殖力の強い
オレンジ色のナガミヒナゲシも、
ぽつらぽつらと
目にします。
とにかく今、
賑やかな我が小さな庭です。
先日書き忘れましたが、
薄桃色のアセビと、
薄黄色のトキワマンサクも
元気に花を付けています。
最近では、
繁殖力の強い
オレンジ色のナガミヒナゲシも、
ぽつらぽつらと
目にします。
とにかく今、
賑やかな我が小さな庭です。
二年以上前、
建物ができあがった鎌倉ほ邸にて、
現在専用通路部分の
仕上げ工事に入りました。
いわゆる外構工事です。
今の家づくりでは、
最初から全てを
仕上げてしまうことが
多いかと思いますが、
しかし例えば外構工事などは、
住み始めてから
気づいたことも踏まえて
じっくりと計画するという方法でも
よいのではないかと思います。
家づくりは、
建物が完成した時が
上がりではないですからね。
住み始めてから、
重ねられる手入れや
改修も含めて家づくり、
それは
家が家でなくなるまで、
続きます。
そういえば
この家のヒノキの外壁が
いい感じで古びてました。
こうした経年変化も、
木の家づくりの
味わいの一つです。
先週上棟し、
早速野地板貼り。
大工三人で作業、
順調に進んでいるようです。
伝統工法で
3階建てとなるこの家、
貼られた野地板の上に
立ってみると、
建物越しに
海と江の島が見えました。
ゆくゆくは
屋上ができるので、
まさにこの景色を
ゆっくりと楽しむことができます。
今から楽しみだなー。
今、鎌倉た邸の大工は
地元で造作材の仕込中。
一方現場では、
左官職人が
外壁のラス網貼りを
行っていました。
家の中のほうは、
中塗りがじわりと
乾いてきました。
乾く過程の
ぼんやり斑のある壁の状態が
幻想的で好きですね。
午後京都で講習会があったので、
朝、車で京都へ。
思いのほかすいていたので、
鎌倉から正味約5時間で到着、
お天気もよかったし、
久しぶりの長距離ドライブは、
なかなか気持ちよかったです。
そして京都での行先は、
出身大学のすぐ近く、
思い出の詰まった場所なので、
感慨深いものがありました。
会場近くの鴨川。
向かい岸に見える病院に
私は1ヵ月ほど
入院していたことがあります。
講習会が終わった後、
今や京都を代表する
お菓子の一つとなった
「阿闍梨餅」のお店、
満月本店へ直行し、
お土産用に阿闍梨を餅購入。
京都へ来たら、
とにかくこれを買わねば。
その後、
学生時代よくお世話になった
ラーメン屋で夕食をいただき、
次なる目的地、山梨へ向かいました。
うまいとかまずいとか言うよりも、
ここの独特のラーメンと、
店の人と客の間で飛び交う
コテコテの関西弁による会話が、
ただひたすら懐かしかったです。
そしてこの店から
道路を挟んだ
向こうの街並みを見ると、
風情のある店や家が
連なっていました。
学生時代、よく見ていた光景なのに、
当時はあまり感じませんでしたが、
今になって胸に響きました。
当時は当たり前すぎて、
気づくことが
できなかったのでしょうか。
それとも
興味の対象ではなかったのかも
しれません。
同様に、
久しぶりに京都に訪れると、
住んでいた頃は
ずいぶんもったいないことしたな、
と思うことがあります。
ま、別のことで
一生懸命でしたからね(笑)
後悔はしていません。
しかしその思いを
取り返す意味でも、
こうしてまた車で
ドライブがてら
フラリと来ようかな。
今年度の木の建築学校第7回目。
本来だったら
先月に第7回を行う予定でしたが、
震災の影響で延期。
8回目のはずの今日が
7回目となりました。
今日の講義は、
桜設計集団、安井昇さんによる防火の話。
私と同世代の若さですが、
この分野の
第一人者と言ってよい方です。
木造建築を設計する際、
勉強することは色々ありますが、
燃える木を使いますので、
如何に火災を未然に、
あるいは最小限に防ぐか、
その術を知るために、
防火の勉強は
とくに大事なことの一つです。
法令上の制限について、
確かに言いたいことは
色々ありますが、
しかし厄介なものとして
捉えるのではく、
安全な住まいを作るための
手段として、
それが成立した背景も含めて、
ぜひ勉強を深めていきたいですね。
それにしても
安井さんの講義は、
法令の内容もさることながら、
数多の実験を踏まえた見地は
いつ聞いても参考になります。
さあ次回(5/21)は、
これも木造建築の醍醐味の一つ、
建具・開口部の勉強です。
葉山で建前2日目。
今日は3階床梁からです。
私は朝から午後3時頃まで、
出たり入ったりでしたが、
現場のほうは順調に
作業が進み、
夕方無事上棟。
最後の棟木は、
建主さんと棟梁の中村さんと
私とで叩かせていただきました。
この「儀式」も
もう恒例ですね。
上棟後、
建物の中を片付けて、
引き続き上棟のお祝い。
滋賀県から
今回この仕事を紹介してくださった
宮内さんも駆けつけてくださって、
話の尽きない夜となりました。
そしてここだけでは話が足らず、
建主さんのご厚意で、
近所のピスカリアへ。
ここでも酒の力を借りて、
熱い、熱い話が飛び交う夜となり、
お開きとなったのは23時半。
シェフの出雲さんには、
現場の料理用に
オードブルを用意してくださったり、
遅くまで場を提供してくださったり、
たいへんお世話になりました。
しかしこうして夜遅くまで
腹を割って熱い話ができるのは、
建主さんの熱い思いと、
大工たちの情熱があってこそ。
この仲間で仕事ができる
喜びを感じた夜でした。