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2011年3月20日

えがおの連鎖

カテゴリー: 今日のできごと

昨日は残念ながら
柞の森音楽祭が中止。

被災者への配慮、
ご来場者の安全、
節電への対応を考えれば、
然るべき決断だったかと思います。

後で分かった話ですが、
会場の鎌倉芸術館も、
三月末まで休館にしたそうで、
かえってあきらめがつきました。

その代わり、
次の展開に向けた相談も含めて、
運営にかかわる方々が
集まりました。

中止自体は残念ですが、
かえってこのまち、
この音楽祭に関わる人たちの
溢れんばかりのパワーを
再認識することができて、
楽しいひと時でした。

これからがますます
楽しみです。

一方、
柞の森音楽祭に出演する予定だった
あしおとがきこえる?の方々が、
今回の中止を受けて時間が空いたため、
鎌倉芸術館に隣接する
イトーヨーカドーの中で、
チャリティパフォーマンス
行っていました。

お客さんも参加できる
パフォーマンスがあったりで、
そこに集まっている人みんなが
えがおだったのが印象的でした。

確かに世の中不安だらけ、
また被災地のことを思えば、
とても心が痛みますが、

しかしどこかで
えがおが始まらなければ、
いつまでもどこにもえがおのない
まちになってしまいます。

記憶を消し去る、
ということではありません。

いやむしろ、
決してあの光景は、
一生忘れません。

だからこそ、
できる範囲で
支援を働きかける一方、

いつか彼の地に
えがおが届くように、
私たちもそろそろ
昨日のように
元気を、えがおを、
出していきたいですね。

計画停電?
ガソリン不足?

むしろ、
滅多に体験できないこの現象を
楽しむくらいの気持ちで
いきたいと思います。

2011年3月19日

重宝三点

カテゴリー: 今日のできごと

計画停電と
ガソリンスタンドが大行列の日々。

伝統に学び―、
を標榜しているとはいえ、

如何に仕事や生活が、
電気と車に依存していたか、
思い知らされました。

こうしてブログを
書いているわけですし(笑)、
それらを全く
使わないわけにはいきませんが、

これを機に、
少しでも使う量を減らすことを
考えていきたいと思います。

そんな中、
今重宝しているもの三点。

まずは自転車。

元々極力自転車を
使うようにはしていたのですが、

最近は大荷物を運ぶ用事以外、
その方針をますます強化しています。

幸い今のところ、
目的地は近場が多いので、
それによる時間的な損失は
ほとんどないような気がします。

雨が降ったら、ですか?
その時は行くのを
あきらめます(笑)

二つ目は、湯たんぽ。

我が家の暖房は、
ガスファンヒーターのため、
電気がなければつかないのですが、
日が暮れてから
計画停電が続くと、
さすがに家の中は、
次第に寒く感じてきます。

ただしガスは止まらず、
お湯を沸かせるので、
湯たんぽを作ることができます。

これを足元に置けば大丈夫!
むしろ頭寒足熱なので、
心地がいいです。

しかもお湯は冷めにくいので、
しばらく温かいというのも
ありがたいです。

最後に、手動の珈琲豆挽器。

寒くなってくると、
あたたかいものが
飲みたくなります。

お湯は沸かせるので、
お茶がお手軽なのですが、
時間的に珈琲を飲みたいと
思うことがあります。

しかし我が家は、
珈琲豆を豆のまま買うので、
飲む前に挽かなければなりません。

普段は電動の
コーヒーミルを使うのですが、
停電の場合は、
うろたえることなく
手動の豆挽器。

思いのほか腕が疲れますが、
挽き終わった時の達成感が
何ともいえません。

2011年3月18日

明日へ

カテゴリー: 今日のできごと

計画停電は続き、
相変わらずガソリンスタンドは
長蛇の列、

直接の被災地でなくても、
震災の余韻が
まだまだ色濃く残る中、

今日は息子の
小学校の卒業式。

計画停電中に
式は始まりましたが、
学校側の配慮もあり、
無事終えることができました。

よかったよかった、
と、安堵の気持ちです。

ところで卒業式では、
子どもたちが卒業証書を受け取る前、
一人一人将来の夢を語るのですが、

一番多かったのは科学者(多分)、
次に多かったのは医者(多分)、
その次くらいが、
建築士、または大工になりたい、
という子どもたちでした。

うれしかったですねー。

子どもたちにずっと
夢を与えられる立場でいられるよう、
一層精進しなければ、
という思いを強くしました。

学校からの帰り道、
空に向かって咲く梅の花は満開、
空は宇宙まで突き抜けるような快晴、

試練が多すぎるほど
多い今日この頃ですが、
乗り越えられればきっと、
このお天気のように
明るい明日が待っています。

明日が「明るい」「日」とは、
よく言ったものです。

壁に咲く花

カテゴリー: 横浜栄こ邸

花の話の流れで、
花をまた一つ。

先日横浜こ邸にて
壁に咲いた花。

建主さんたってのご希望で
砂漆喰の壁に
描く機会をいただきました。

大学時代は絵が専攻だった
きらくなたてものや所員
橋北の作。

この先何十年も何百年も、
咲き続けることを
願う花です。

花も手に

カテゴリー: 今日のできごと

相変わらず大地は
揺れ続け、

ガソリンスタンドや
スーパーマーケットでは、
異常なほど長蛇の列。

原発も余談を許さぬ
状況です。

そんな不安ばかりが
募る時ですが、

気がつけば、
庭先の木々の芽は膨らみ、
工事現場の片隅に立つツバキが
力強く花を付けていました。

これほどまでに
花に心揺さぶられ、
花に励まされた春は、
今まであったでしょうか。

そうだ、
行列に並ぶ人たちは、
花も手に入れればいいのです。

きっとこの先も
試練が待ち構えているかも
しれませんが、

不安よりも大きい
生きる力を与えてくれる
きっかけになるかもしれません。

2011年3月17日

時間の陰と陽

カテゴリー: 今日のできごと

今日は二回計画停電。

午前中、
一回目の停電では、
事務所内の整理。

停電だから、
図面作業は諦めて、
仕方ないから
掃除と整理をするか、
という感じだったのですが、

始めてみると、
あれやこれやと
やるべきことがあって、
あっという間に、
停電時間が終わりました。

二回目の停電は、
夕暮れ時。

このときは、
出かける用事を
済ませることに。

まちの中を自転車で
走り回っていたのですが、

このまちでも、
電気がなければ
かくも闇は深く、
かくも月は明るく
感じるのですね。

そして夜は、
家族四人が所狭しと
ろうそくと懐中電灯の
周りに集まって、
明りが点く時まで、
やいのやいのと
過ごしました。

計画停電は、
生活や仕事の進み具合に
影響がないといえば
ウソになりますが、

時間に陰と陽を作り、

そして闇が深いからこそ
見えてくるものに
気づかせてくれる、

大事な時間とすら
思えてきます。

いずれ震災復興が
落ち着いたとしても、

なるべくエネルギーを
使わなくて済む社会に向けて、

例えば満月の夜など、
たまには実施しても
いいかもしれません。

2011年3月16日

柞の森音楽祭中止のお知らせ

カテゴリー: 地域活動

大きく揺さぶられてから五日目、
何とも不安な日々が続きますが、

今を生きていられること、

またこうして電気を通じて
皆さんにお知らせできる
環境のありがたさを
強く感じております。

さて、先日ご案内させていただいた、
第四回柞の森音楽祭(3/19開催予定)ですが、
先日事務局にて協議の結果、
誠に残念ではありますが、
中止とさせていただきます。

楽しみにしてくださっている方も
いらっしゃったのに、
たいへん申し訳ありませんが、
今回はご来場の皆様の安全と、
節電を優先したいと思います。

そのかわり、
まだ確定ではありませんが、
しばらくした後、
また別の形で音楽を楽しめる機会を
作ることができればと考えております。

それでは皆様、
今はとにかく
被災地の一刻も早い復興を
祈りましょう!

追伸
ガソリン確保がいささか心配ですが、
3/21、3/26のカキシブ隊は予定通り行います。
多くの皆様のお越しをお待ちしております。

鎌倉手広た邸110316

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

停電中は、
掃除か整理か現場確認。

今日は午後
電気が停まったので、
歩いて三分かからない
手広た邸へ。

基礎は打ち終わり、
今は玄関などの
土間打ちの準備です。

現場のほうは、
電気を使わなくて済む作業なので、
何よりです。

2011年3月15日

「計画」を巡る作法

カテゴリー: 今日のできごと

今日所用で、
東京へ行きました。

通勤時間帯に電車で行ったのですが、
電車は本数を間引いて運転、

そして着いた先では、
どこも照明を半分程度に落として
営業されていました。

そんな成果もあって、
今日の電力需要は、
予想をかなり下回ったようですね。

国民一丸となった
節電への協力に
胸が熱くなります。

これから計画停電も
本格的に始まりますが、
被災地の不便を思えば、
全く恵まれています。

かえって
時間のメリハリが
できますし、
電気のありがたみを
身に沁みて感じられそうです。

ただし、
計画停電に
苦言を一つ。

今その「計画」自体が
よくみえません。

そのためにかえって今、
生活や仕事やお店を振り回し、
余計な不安を煽って
いるように感じます。

計画を巡る作法が、
大事な局面といえそうです。

追伸

この記事を書いている間、
また強く揺れました。

試練の時です。

2011年3月13日

今は力を蓄える

カテゴリー: 今日のできごと

おぞましい映像を見て、
被害の甚大さに、
呆然とするばかりです。

何とか力になりたい、
だけど今は、
祈るしかありません。

しかしかの地で
苦しむ人々の
助けを求める声があれば、

その時は
すぐに力になれるよう、
自身の力を
蓄えておきたいと思います。

それと今回、
エネルギーの在り方について
とても考えさせられました。

鎌倉は
地震が起きた日の夜まで、
停電になったのですが、

仕事も家事も、
何と電気に頼っていることか、
ということを
思い知らされた一方、

電気を作る側は、
とても大きな問題を
抱えているということが
今明らかになっています。

使わせていただくにしても、
なるべく電気を
使わなくて済む
生活、社会を
考えていかなければ
なりません。