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2008年5月4日

念ずれば叶う

カテゴリー: 今日のできごと


およそ30年前から
広島カープを応援し始めて以来、
初めて広島市民球場で、
プロ野球の試合を観戦しました。

私が幼い頃から知っている
数々の劇的なドラマが、
目の前のグランドで
繰り広げられてきたのかと思うと、
不思議な気分です。

しかしこの球場の命は、
今年限り。

確かに初めて訪れてみて、
他の球場と比較すれば、
広さも設備も見劣りするし、
建物自体も老朽化しているので、
仕方ないといえば仕方ないのですが、

温かいファンと球団を包み込む
この温かみ溢れる球場が、
この世を去るのは寂しい限りです。

だからこそ今年は、
鎌倉から少々遠いですが、
絶対にこの球場を訪れようと思っていたら、

ありがたいことに、広島在住の、
友人の奥さんのMさんご家族の計らいで、
早速この時期に実現した次第です。

さて試合のほうは、
敗色濃厚の終盤、
「ま、今日は、
ここに来れただけでもよしとするか」
と思い始めた矢先、
まさかまさかの大逆転劇。
球場全体も大盛り上がり。

奇跡的な逆転劇はもちろん、
とてもうれしい結果に違いありませんが、
選手やファンたちの
決して夢をあきらめないという姿勢自体に
とても勇気付けられました。

こうして、
訪広のことも試合の結果も、
あきらめずに念じ続ければ、
いつか必ずいいことある、
ということを暗示しているような
一日でした。

追伸

生の野球観戦初体験の息子が
7回裏の攻撃前に飛ばす
ジェット風船に大うけ。
家に帰ってからも、
飛ばして喜んでおりました。

2008年5月1日

奈良へ行く

カテゴリー: 今日のできごと


連休を使って、
滋賀県にあるヨメの実家へ帰省。
その初日の今日、
子どもたちたっての希望で、
イトコたちを誘い、
おおぜいで奈良に行きました。

子どもたちの動機は、単純明快、
何でも最近、奈良を舞台にした
テレビ番組(ドラマ?)が放映され、
その影響らしいです。

奈良へ着くなり、
たくさんの鹿がお出迎え。
お目当ての一つだったようで、
子どもたちは、大喜び。

そして私は、
そんな子どもたちを横目に見つつ、
古都ならではの古い木造建築を堪能。

学生時代、京都に五年間居ましたが、
近いはずなのに奈良の建物を
見る機会がほとんどなかったので、
ちょうどよい機会でした。

ということで、
家族みんなが喜ぶ、
いい休日でした。

東大寺南大門の足元。
ほほう、こういう方法で、
意匠と柵という機能を兼ねて、
足元を固める方法があったのかと感心。

同じ東大寺南大門を見上げると、
十尺ほどあるでしょうか、
それほど大きく張り出した軒を
支える持ち送りが目に入ります。

ここは両脇に立つ
大迫力の仁王像が有名ですが、
よく見れば建物自身も、大迫力。

そう、今日一日、
私が奈良を歩いて感じたことは、
他の古都と比べて、
全体的に迫力があるなあ、
ということです。

今存在する建物を建てた時代は
鎌倉時代だったり江戸時代だったり、
奈良時代とは限らないかもしれませんが、
建築文化の源流は紛れもなく奈良時代、

その奈良時代という
中央集権のしくみの黎明期、
それが機能しすぎるほど機能し、
有り余るほどの権力と富が、
都に集中していたのかも
しれませんね。

2008年4月30日

配筋確認

カテゴリー: 藤沢む邸


午前中、
基礎の配筋状況を
確認しにいきました。

今日は陽射しが強く、
こういう日は、
鉄筋の籠の上に立つと
余計に暑く感じます。

2008年4月29日

家仕事塾〜08鎌倉路地フェスタ特別番外編〜開催!

カテゴリー: 家仕事塾


今日はカジュアートペースにて、
家仕事塾〜鎌倉路地フェスタ特別番外編〜
を開催。

伝統的な仕口と継手の勉強とともに、
焼杉板を作り、小屋に貼るという
仕事を行いました。

参加者自体は少なかったですが、
路地フェスタにいらした
大勢の参加者に見守られながらの作業で、
「今どきめずらしいね」と
色々な方に話しかけられたり、
ちょっと手伝ってくれたりと、
賑やかな雰囲気の中で
作業することができました。

なお路地フェスタの会期中、
家仕事塾で作った小屋は、ワインバーに。

そのすぐ横でトンテンカンしてたので、
申し訳ないなと思いながらの作業でしたが、

会期中は汗ばむほどの陽気が続いたものの、
(カジュのマキコさん恐るべし晴れ女)
土壁の小屋の中は思いのほか涼しく、
ワインバーには持ってこいの
場所だったようです。

空間としても、
ステキに設えていたこともあって、
いい使い方だな、と思いました。

関わったたてものが、
こうしていろいろな発想で、
ステキに使っていただけると
うれしいですね。

2008年4月27日

集住行脚の日

カテゴリー: 今日のできごと

今日は所用で、
かつて作る過程を皆さんと共有した、
二つの集合住宅を訪れました。

こちらは日野にある
築8年経過の集合住宅の中庭。

敷地に植わる庭木と
居る間に出くわした
子どもたちの成長ぶりが、
8年の年月を
物語っておりました。

こちらは町田にある
築1年強の集合住宅の玄関。

いつ行っても、
大人も子どもも
どこかで誰かが集っていて、
とても楽しそうです。

そして1年経過し、
暮らしが土地に馴染んできたな、
という感じがしました。

2008年4月26日

花があるだけで

カテゴリー: 家仕事塾


4/29に行う家仕事塾の準備のため、
カジュアートスペースに立ち寄りました。

すると明日から行われる
路地フェスタの準備が着々と。

家仕事塾の舞台となる小屋には
竹筒に花が飾られ、

それだけで侘び寂びの小屋が
急に華やぎ、

明日から祭だということを
醸し出していました。

そして、
背景の庭木も相俟って、
身近な自然界で採れたものを
人間の手で、人間風に仕立てたものの
美しさを感じました。

2008年4月23日

ひと月半経過

カテゴリー: 藤沢む邸


青梅に行く用事があったので、
現在飯能で刻んでいる様子を
見てきました。

2階の床梁や小屋梁の継手が、
形を見せ始めています。

2008年4月21日

家仕事塾〜08鎌倉路地フェスタ特別番外編〜開催します!

カテゴリー: 家仕事塾


気が付いたら、
ゴールデンウィークはもうすぐそこです。
皆さま、ご予定のほうはいかがでしょうか。

さてそのゴールデンウィークの真っ只中、
「家仕事塾〜08鎌倉路地フェスタ特別番外編〜」
を行います。

ゴールデンウィークの計画は
これから、という方、
あるいはその日空いているという方、
鎌倉路地フェスタの他の催しも
楽しめると思いますので、
皆さま、奮ってご参加いただきますよう、
よろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・

●作業内容

【伝統的な継手・仕口を組み立ててみよう!】

伝統的な継手・仕口を駆使して作った立体パズルを
組み立ててもらいます。

【焼杉板を作ってみよう!貼ってみよう!】

実際に板を焼き、焼杉板を作って、
それを小屋に貼り付けます。
日曜大工に応用できるかも?!

※時間次第で木工作等の指導も行います。

●日時…2008年4月29日(火・祝)※雨天中止
●時間…10:00-16:00
●場所…カジュ・アート・スペース内
    (鎌倉市二階堂57-1)
●会費…1,500円
●持物…作業着、軍手 
※ノコギリ、ノミ、ゲンノウ、サシガネ等の工具をお持ちの方は
ご持参いただきますよう、よろしくお願いいたします。
●講師…藤間建築工房(大工)
      きらくなたてものや

●申し込み
電話:0467-23-3663
E-mail:khaju@pastel.ocn.ne.jp
カジュアートスペース宛

※家仕事塾の記録、
「タカラサガシから始まる物語」を1,000円で販売しております!

2008年4月20日

奥常陸を各家キ停車

カテゴリー: 今日のできごと

伝統木構造の会の催しで、
茨城県大子町の大工衆に
お世話になりました。

そこでは大工の指導のもと、
仕口や継手を作る実習。

仕事に追われる日々を忘れて
一日作業にのめりこみ、
楽しいひとときを過ごすことが
できました。

手を動かして何かを作るって、
やはり楽しいです。

この機会を作ってくださった方々、
ありがとうございます。

さて、遠くに出かけると、
つい道中で出会った
古い建物に目がいきます。

そして気になるものを見つけては、
車を停め、写真を撮影。

何も風光明媚なところに
足を延ばさなくても、
私にとってこれが実に楽しくて、
ドライブする楽しみの一つなのですが、
おかげでちっとも前に進みません(笑)。

というわけで
本日カメラに納めた画像の
ほんの一部を紹介します。

市松模様の無双窓が
とてもおもしろいです。

道中、同じような意匠の建物を
幾つか見かけました。

板貼りの倉。
このあたりはどちらかというと、
板貼りの倉が多かったような。

日本全国、
倉は見ていて楽しいですね。
私はとくに、
倉の屋根の浮遊感が好きです。

板貼りの納屋。
棟木が特徴的。

同じ切妻の屋根でも、
色々な架け方があることに
気づきます。

ざっと三点
ご紹介しましたが、
全体的に板貼りが多いな、
その板貼りも、貼り方がいろいろあるなあ、
と感じたまちでした。

2008年4月19日

曇り空、島が近い

カテゴリー: 今日のできごと

今日仕事の都合で、
鎌高前から稲村ガ崎まで、
自転車で海辺の道を走りました。

雲が多く、
どんよりとした
空模様でしたが、
空気が乾いているのか、
江ノ島がくっきりと、
そして海の向こうに、
大島もはっきりと
見ることができました。

ちょっと不思議な
光景に思いました。