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2007年12月14日

さびいろ

カテゴリー: 鎌倉く邸


火を使う場所に取り付く
硝子の垂壁の枠を
鉄で作ることにしています。

今日、
鉄の表情を確認しに、
それを作っている製作現場を
訪れました。

錆がちょうどいい感じで、
出ています。

柿渋に染まる杉の色と
きっと合うことでしょう。

そういえば
錆の色といえば、
鶴川は武相荘にある案内看板。

あの看板も、
ハッとするほど
美しかったのを
憶えています。

2007年12月13日

サワラの勾配天井

カテゴリー: 改修の仕事


現在、
鉄筋コンクリート造の建物の
模様替えが進行中。

天井には、
明るく清潔感のある
サワラの板貼り。

板貼りの天井は、
奥行を感じます。

2007年12月10日

格子影

カテゴリー: 鎌倉く邸


夕暮れがすっかり早くなり、
現場は灯をともしての作業。

竹小舞をあらわにした
下地窓の影が、
和室の壁に、
美しく映し出されていました。

外壁の様子が見えてきた

カテゴリー: 鎌倉く邸


外壁の焼杉板貼りは、
現在8合目といったところ。

美しい黒褐色が、
‘面’として見えてきました。

足場の外れる日が、
待ち遠しい。

2007年12月8日

建具屋訪問

カテゴリー: 鎌倉く邸


私がいつも建具をお願いしている
杢正 新井さんのところへ
建主のKたちと訪れました。

新井さんは、
技術もさることながら、
細かいことも含めて、
確認の連絡をいただいたり、
あるいは提案をいただいたり、
仕事をお願いして、
実に楽しい方です。

また、どんな素朴な建具でも、
空間の雰囲気を読み取り、
木の表情を上手に見せてくれます。

建具は通常、
狂いが少ないように、
木の‘トロ’のような部分を使って
作るのですが、
しかしそれでも、
木目、色味などの見せ方で、
だいぶ印象が違います。

とくに表情が様々な
スギを使う場合はそうですね。

そうしたセンスも含めて、
建具屋さんの「腕」といえます。

ということで今日は、
木取りの打ち合せと、
内部建具に使う、
和紙の色を決めました。

2007年12月6日

階段完成

カテゴリー: 鎌倉く邸


先日取り付けた側桁に、
段板と蹴込板が取り付けられ、
階段が完成しました。

2階に昇るには、
今までハシゴでしたが、
これで楽に、
昇ることができます。

そして階段ができると、
‘上がり’が近づいてきたと
感じますね。

2007年12月4日

側桁取り付く

カテゴリー: 鎌倉く邸


てっぽう階段の側桁が
取り付きました。

これで何となく、
階段の形状が
見えてきました。

23cm×17.8cmと、
勾配が緩やかなので、
約4.3mの長い側桁。

普通材木屋さんでは、
こういった幅広の板は
4mで在庫しているので、
それより30cm長いだけで、
この板を2枚調達するのに
苦労したものです。

といって、緩い勾配は、
譲れませんからなあ。

2007年12月3日

雨上がりの夜空は

カテゴリー: 今日のできごと

今日は、
晴れのち雨のち雨上がる、
という、
まるで人生のような天気。

そうさいつかは
雨は上がるのです。

雨上がりの夜空、
星が見えると
今日の続きに
あしたもいいことありそうで、

つい上を向いて
歩くのです。

確かにこの気持ち、
明日へハッシャしたく
なりますなあ(笑)

2007年12月2日

藤森建築を堪能

カテゴリー: 今日のできごと

天竜を旅する
木の建築塾の一行は、
藤森照信さん設計の建物を2つ、
見学しました。

藤森さんの、
少年のような、
愉快な挑戦の数々が楽しく、

また、
ああ、仕上げは
これでいいのだ、
いやこれがまさに、
人間の仕事なのだ、
という、
妙に痛快な気持ちになる
建物です。

秋野不矩美術館

ねむの木美術館

いずれも、
建築もさることながら、
展示している作品が
とてもすばらしかったです。

器と中身、
お互いがお互いを
高め合っている、
幸せな建物でした。