陽はあたたかい
現場に日参。
きのかの家の建物の、
3/4は南西を向いているので、
陽が差し込む昼下がりは、
とても温かい。
上着を着て現場を徘徊すると、
汗ばんでくるくらいです。
しかし夕陽が向こうの山に沈むとたん、
急に冷え込んできます。
やはり太陽の力は偉大。
ここでは、
そんな太陽の恩恵を、
活用する人多々あり。
きのかの家は、
丘の上に建つ家。
それぞれの家々からの
眺めもよいですが、
こうして光庭から、
黒壁と灰色の間を縫って
零れてくる光と緑も、
いいものです。
本を読んだり、
線を引いたりするのなら、
こういう空間は集中できて、
いいかも。
今日は、
工期に追われて慌しい現場を横目に、
これからそこに住む有志の方々と、
ワイワイいいながら、
草刈と、久しぶりの焼杉作業。
そのかたわら、二つの家族が、
玄関の土間を、思い思いに作りました。
(S建設の皆さん、ご協力ありがとうございます。)
色とりどりの硝子を、モルタルに埋め込み。
家全体の意匠計画も含め、
お住まいになる方と同様、
とても可愛らしい感じとなりました。
墨をモルタルに混ぜるとともに、
土間を打った後、表面に墨をモルタルに流して伸ばし、
さらに框沿いに貝などを埋めた土間。
有機的で幻想的な雰囲気を醸し出しています。
(写真は作業の途中)
ということで私も今日一日、
現場で楽しませてもらいました。