柏お邸の玄関
柏お邸の竣工写真シリーズ。
(畑拓さん撮影)
玄関収納の入り口は、
向こう側にある階段の
側板の形状に沿った
線を描いています。
毎年秋の新月前、
竹を伐りに行きます。
翌年の建物に使う材料を
確保することが目的なのですが、
この場所で作業すること自体が
とても気持ちいい。
そして私たちの仕事に
応えてくれるように、
竹林もさらに
気持ちいい場所に
なってくれることが
とてもうれしい。
場は、適切に手入れすることで
気持ちよいところになることを
竹林は教えてくれます。
竹林で感じたことに学び、
きらくなたてものやは
場を手入れするようなたてものを
今年も試み続けていきたいと思います。
横須賀衣笠
本気のDIYスクールにて。
2020年初めての仕事。
お正月三が日を過ぎて
早速の日程にもかかわらず、
たくさんの方々に
ご参加いただきました。
今回の作業は、
屋根に波板を張る仕事、
床板を張る仕事、
下屋を組み立てる仕事、
と盛りだくさん。
あわよくば、
入口の敷居に
下地となるコンクリートを
打つ仕事も予定していましたが、
そこまでは至りませんでした。
しかしそれぞれの仕事について
説明に時間を取りながら
進めることができたので、
皆さんにとっては
学びの機会になったのでは
ないのでしょうか。
その後実際に
作業していただきましたが、
ノコギリはみんな合格!
上手に切ることができました。
しかし釘打ちはほとんどの方が
苦労されているようでした。
最近はビスで留め、
大工ですら釘を打つ機会が
少なくなっているので、
ムリもないかもしれませんね。
それだけに
大工が簡単そうに
長い釘を打ち込む様子を見て、
職人の在りようを
感じていただけたのでは
ないでしょうか。
これも学びの一つですね。
そんな悪戦苦闘も含めて
皆さん夢中になって手を動かしている
様子を見ていたら、
あっという間に
日が暮れてしまいました。
そしていつものとおり、
おいしいごはんとおやつに恵まれて
今日も充実した一日。
よい年明けとなりました。
伊豆の竹林で
先月の新月前に伐った竹を
搬出する作業を行いました。
季節が逆戻りしたような陽気で
気持ちよかった!どころか
暑かったです。
厚着した身体の中は、
汗がびっしょりでした。
また今回は、
元気盛りの10代少年兄弟たちが
来てくれました。
自分も体力は
それほど衰えてないと
思っていますが、
やはり高校生以上となると
体力に関しては
追い抜かされた感じがしますね。
ホントによく働く。
先月まで
あれだけ伐り倒した竹も
8割がた回収することが
できました。
来年は1,000本いるかな、
という予定なのですが、
積み上がった竹の本数を見て、
あきさわ園の分も合わせると
来年は何とかなりそう、
と思えてきました。
それにしてもあいかわらず
また来たい、何度でも来たいと思う、
気持ちよい場所でした。
はいまだ少し残っていますので、
年明けまた来ます。
鎌倉浄明寺は邸にて。
1階の床板が
張られ始めました。
1階は重厚な
クリの板です。
既に家全面
ブルーシートで
囲っていますが、
クリは濡れると
アクが出るので、
雨の少ない季節で
よかったです。
先月末の新月前、
あきさわ園で伐るだけ伐った竹を
建主さんご家族と
竹林から運び出す作業を行いました。
今日は12月にしてはあたたかく、
防寒着を着ていたら
暑くて暑くて、
それを脱いでも
汗ぐっしょりに
なりました。
その汗が
本当に気持ちがよい。
さらに枯れた竹を
まとめ、
道を作って
先日伐った竹を
一本一本引っ張り出し、
その一つ一つの
作業のたびに
一つずつ竹林も
気持ちいい場所に
なっていくことで
自分も本当に
気持ちよくなります。
まだまだ時間はかかりますが、
いつかこの場所が
あの伊豆の竹林みたいに
なることを夢見て、
今後も時間を見つけては
ここに来ようと思います。
また今日一日手伝ってくれた
少年たち、
2人が作業している
様子を見てると、
心の友、
という様子が伝わってきました。
いいなあ。
私はちょうどこの頃に
引っ越してしまって、
小学生時代の友だちとは
もう30年以上会えてないけど、
元気にしてるかなあ、と
自分の子どもの頃を
思い出しました。
というかもうあの頃から
30年以上経つのね。
最後に
夕方から自由が丘にある
アイスクリーム屋さんの方々が
大勢で手伝ってくださいました。
日没後まで作業することを
覚悟してたので
本当に助かりました。
いつかお店で
秋沢さんの材料を生かしたアイスクリームを
楽しみたいと思います。
こうしたことで広がるご縁も
ありがたいことです。
作業前。
作業後。
玉切りした竹。
このほとんどを
奥さんが一人で
伐ってくれました。
やはり只者では
ありません。
楽しそうな
少年たち。