試し塗り
鎌倉浄明寺は邸にて。
竹小舞の作業に来たら、
お風呂の壁2枚に
土が塗られていました。
今回は現場の土を
寝かして使い、
しかも荒壁土仕上げ、
まさにどんな表情になるのか、
全く読めません。
それを事前に確認するために、
室内側に板を張るお風呂に
試し塗りしてみたのです。
印象は、
いつも使っている
粘土よりも黒い。
あとは乾いてきて
どんなふうに割れてくるか。
その様子で
後日藁などで調整する予定です。
横須賀衣笠
本気のDIYスクールにて。
先週骨組みを立て直し、
今日からタケコマイ隊始動。
平日ですが、
たくさんの方々が
参加してくださいました。
作業内容は、
竹割りから。
割って節取って、
ようやくお昼前から本格的に
竹小舞作業を開始しました。
ここの建物は、
比較的背が高く、
壁の上のほうは
作業がなかなか
たいへんでしたが、
2人一組になって
しっかりと編んでいただきました。
この2人一組で行う作業、
壁越しに2人が向き合って
縄を出し入れするのですが、
お互いの呼吸や気づかいが
感じ取れそうです。
こうした時間の
積み重ねにより
作業を終えた後に
連帯感が芽生え、
美しい格子が
できた時の達成感を
共有することができるので、、
タケコマイ隊が
終わる頃の夕暮れ時は
何とも言えない
幸せな気持ちに溢れた
時間となります。
おいしいごはんも
いただけたし、
今日もよき
一日となりました。
横須賀衣笠
本気のDIYスクールにて。
明日の作業は竹小舞。
平日にもかかわらず、
明日もたくさん受講生が
来てくださるとのことなので、
明日段取りに
追われることがないように
たくさん下地を
仕込んでおきました。
それにしても
外で身体を動かすには
ちょうどよい日和。
外で作業するには
日が暮れるのは早いけど、
そのかわりに絵画のような
樹々の間からの美しい夕陽を
拝むことができました。
あー本当に
気持ちいい。
土用が明けたその次の週、
二宮のちっちゃな小屋作りが
始まりました。
始まりの儀式は、
手作りで。
この祭壇が
このたてものを
象徴しているような
気がします。
心を込めて
しっかりとお清めして、
再びこの場所で
物語が始まります。
横須賀衣笠
本気のDIYスクールにて。
ていねいにばらした木組みを
傷んだところは直し、
ひどく傷んだところは差し替えて、
受講生のみんなで
再度組み直しました。
そうすると
太鼓梁を筆頭に
古い材がむしろ
輝きを取り戻して、
生まれ変わったように
美しい木組みとなりました。
人の手が加わることの
醍醐味ですね。
とくに大工が
シロアリに喰われた部位を
その場で尻ばさみ継ぎで
差し替えた時は、
受講生から
感嘆の声が上がりました。
伝統的な建築技術は、
直す時にこそ
真髄を発揮すると
考えていますが、
まさにそんな
瞬間でした。
長さ三間半のマツの太鼓梁を
みんなで持ち上げました。
今日は無事小屋組みまで
行きました。
受講生たちは
垂木のクチワキを加工。
さらに手の空いた人たちは
次回の竹小舞の準備として
竹を割りました。