ブログ
2019年9月23日

結を実感した日

鎌倉浄明寺は邸の
タケコマイ隊、2日目。

昨日とは打って変わって、
今日はたくさんの方々が
お手伝いに来てくださいました。

昨日かなり段取りを進め、

また朝早く来て
すぐさまお手伝いいただける状況を
作っていたので、

作業内容を教えた後、
しばらくは落ち着けるかな、
と思ったら、大間違い。

少年たちも含めて、
みんな呑み込みが早く、

それだけではなく
かなりしっかりと
編んでくれました。

それなので、
私も高速で段取りを整えないと、

せっかくお手伝いに
来てくれたのに
手持ち無沙汰に
なってしまいそうだったので、
もうたいへん。

さらに子どもたちも、
工作手伝えと、
私を追いかける始末(笑)、

この怒涛の時間が
夕方まで続くのか、
と思いましたが、

3時のおやつの時間前、
思いがけぬかたちで
作業が終了しました。

と申しますのも、
持ち込んでいた竹が
尽きてしまったのです。

人が大勢いるのに
少しもったいない気もしましたが、

三日連続で
作業することを考えると、

少し早めに終わって
よかったと思います。

ところで今回、
過去の建主さんが1家族、
未来の建主さんも2家族
来てくれました。

いずれも子育てを通じて
実はこの家の建主さんも含めて
皆さんお知り合いだったようです。

こうして人間関係が
絡み合い、

「現代版結」の仕組みの中で
お互い助け合い、

みんなぐるみで
家を作り、

私の家はみんなの家、
という場所が連なって、

まちの中にたくさん
みんなの居場所ができていく
予感がします。

私の社会人としての原点は
まちづくりですが、

こんなまちづくりが
したかった!

という夢に
近づいている気がして
うれしいです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2019年9月22日

情報求ム

鎌倉浄明寺は邸にて。

今日のタケコマイ隊が
順調すぎて、

3時のおやつの時間に
まさかの材料切れ。

明日に向けて急きょ
伊豆まで竹を取りに来ましたが、
ホントうれしい誤算です。

しかしやっぱし
鎌倉に屋根付きの
資材置場がほしいです。

ついでに大工の下小屋。

情報求ム。

24EB70BA-BCA6-41FE-9282-F6512E71650D

2019年9月21日

期待の天井

鎌倉浄明寺は邸にて。

1階でタケコマイの
作業を進めている間、

大工は2階で
天井板をはめています。

天井、とはいえ、
床梁の間に板を
嵌め込んでいるので、

水平剛性の確保を
兼ねていて、

またそのうえに
載ることができます。

これができれば
2階の作業も
格段にしやすくなります。

それに何よりも、
子どもたちが
2階に上がれる日を
心待ちにしています(笑)。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

初日はおだやかに下ごしらえ

鎌倉浄明寺は邸にて。

今日からタケコマイ隊。

隊、とはいえ、
今日はお手伝いに
来てくださった方が1名、

今日のお天気と同じ、
おだやかな日でした。

私が間渡し竹を
仕込んでいある間、

体験的に1枚の壁だけ
編んでいただいたものの、

竹の節を取り、
所定の長さに切り、

いわゆる
下ごしらえ。

しかしこれが大切。

竹を何十本、何百本と
切っている間に、

徐々に長くなっていくのが
人間のサガ。

しかしていねいにていねいに
ピッタリ同じ長さに
たくさん切ってくれました。

明日から順調に
作業が進みそうです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2019年9月20日

様々な来訪者

鎌倉浄明寺は邸にて。

今日は昼から現場へ。

明日から始まる
タケコマイ隊の準備です。

現場に着いて
敷地を見上げると、

昨年の今頃、
現場に行くたび
会っていた顔が。

そう、
茅ヶ崎・米の花の
Kさんでした。

担当した大工が
同じということもあって

自転車で差し入れを
持ってきたのだそうですが、

このタイミングで
ここで会ったが百年目、

まさに今から
私が明日の準備を
行うということを

まるで知っていたかのようです。

聞くと午後3時まで
大丈夫だというので、

竹の準備を
手伝ってくれました。

こうした建主同士のつながり、
ホントうれしいなー。

そして現場で
いそいそと作業していると、
優雅な羽音が。

ウワサには聞いていましたが、
アオサギが「ワタシもここの家よ」
と言わんばかりに、

微動だにせず
家を眺めていました。

水が湧き、
森の境に立つ場所ならではの
来訪者、

いや住人です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2019年9月19日

機械バンザイ

鎌倉浄明寺は邸にて。

群馬藤岡から五十嵐さんが
直々に瓦を運んでくださいました。

材木のことがあったので、
瓦も大変だろうな、
と思ったのですが、

荷揚げ機2機を
うまく使って、

午前中には作業が
終わりました。

機械って、
すばらしいですね(笑)。

来るよね?
という感じだったので、

手伝うつもりで
行ったのですが、

結局一人で
造作材のカキシブ隊でした。

39629CB6-9925-49BB-A5AB-EF9B27E5F703

56C01D5E-7C41-4720-A540-8E81CCEDF47D

5E4B23D4-2FF0-44E3-8EF9-5DEFA30BA28E

2019年9月17日

配筋検査

カテゴリー: 狛江か邸 新築の仕事

狛江か邸にて。

予定より
一週間遅れての配筋検査。

先日襲来した台風の影響で、
数日間停電になったために
作業できなかったためです。

どのみち私も、
先週はキビしかったです。

ほぼ問題なく、
午後コンクリートを
打設する運びとなりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

竹搬入

鎌倉浄明寺は邸にて。

日が暮れた後に
竹搬入。

明日朝来ようと
思いましたが、

明日は雨が
降るみたいですからね。

ということで、
週末の三連休を皮切りに、

ここでもタケコマイ隊が
始まります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2019年9月14日

学ぶ動機

カテゴリー: 今日のできごと

今週初めに襲来した
台風の影響で、
お声掛けをいただき、

たてものを見て回ったら、
あっという間に
1週間が経ちました。

被害の状況などを見て
感じたのは、

自然の猛威の前に
万能な素材はないということ。

例えば
地震に対しては、
重い瓦よりも
軽い板金等のほうが
有利というのが通説ですが、

猛烈な風に対しては、
板金のほうが
大きな被害が
多いように感じました。

しかしこれをもって、
どちらが優れているとか、
そういうことではありません。

ものには必ず、
一長一短ある。

だとすれば、

自分の感覚が
好きで好きで
仕方ないと感じる
ものたちで、

それと共感してくれる
人たちとともに

その一長一短を
しっかりと理解して
何かを作っていこう、

ということを
再確認しました。

もっともっと
学びます。

2019年9月9日

畏怖

鎌倉浄明寺は邸にて。

今日の未明、
ここのあたりでは
最強クラスの台風が直撃し、

今まで聞いたことのない
轟音が鳴り響き続けました。

現在進行中の現場では、
大工たちと対策を確認したとはいえ、
とても心配。

朝目が覚めると、
少なくとも自宅付近は
それほど大きく
傷んでいる様子は
なかったので、

ホッとしたのも束の間、
朝大工から電話があり、

現場がたいへんなことに
なっています、とのこと。

斜面の土砂が
水みちができて
道路に流れ、

2本の大きな木が
倒れてしまい、

危うく仮設電気の電線が
引きちぎられそうになったり、

危うく進入動線の階段が
塞がれそうになったり、

嵐の爪痕が
痛々しく刻まれました。

この敷地の景色を
かたちづくっていたあの木が…。

そういえば
今日クルマで走る先々で
木が倒れている姿を
何度となく目撃しました。

一方でたてものは、

外壁面に張ったブルーシートと

張ったばかりの
ルーフィング材の北面が
留め付けていた角材ごと
吹き飛ばされました。

幸いたてものが
乾けば済む程度でしたが、

行く先々で見かけた
被害状況も含めて、

まさにこれまでにない威力を
見せつけられました。

それほどまでの
台風だったので、

ここ以外でも
幾つかのご縁のあるたてものから
不具合が生じたと連絡をいただき、

ここ1週間以上は、
その対応に奔走することに
なりそうです。

こうしたことが起こると
まざまざと、

自然は実に畏れ多い、
人間は実に小さい存在、

ということを
思い知らされます。

そして
自然の猛威には
とうていかなわぬものたちへの
深い愛情も。

学ぶ機会を
いただいていると思って、

お声がけいただいたところに
駆けつけさせていただきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA