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2019年3月5日

低い鴨居で思い出す

カテゴリー: 武川の古民家 事例集

上里は邸にて。

外部の木建具枠が
できあがりました。

この家は、
古い家の改修、

座敷の鴨居高さが
5尺7寸なのですが、

外部の鴨居は
それよりやや高いだけで

すごく解放感があるように
感じます。

鴨居の高さの話と言えば、
もう三年も前のこと。

ご縁で建築家・奥村まことさんに
お会いする機会をいただきました。

天に召される
少し前のことで、

彼女はベッドに腰掛けながら、
確か三時間近く四方山話を
させていただきました。

一つ一つのお話が
楽しくて三時間があっという間、

かといって
その間具体的にどんな話をしたかは
記憶が途切れ途切れなのですが、

鮮明に覚えていることの一つは、
窓の高さのお話しでした。

割と唐突に、
「今の鴨居の高さは高い」
「だからバランスが悪い」
「6尺もあれば十分」
という話を切り出されました。

確かにその通りだと思う一方で、

サッシの規格や
現代人の身長の高さを考えると、

なかなか開口部を低くする勇気は
ありませんでした。

しかし今回は、
古民家の改修ゆえに

室内の鴨居高さは強制的に
私の頭すれすれの5尺7寸。

改めて
その鴨居の下を歩いてみると、

座り込んでみたくなるほど
落ち着く。

開口部の様子を
引いてみてみると、

やはりプロポーションがいい。

そして頭の高さギリギリだと、
鴨居をくぐる時、

軽く会釈する感じになるのも
なんだかいい(笑)。

この光景を見て、

キレのいい
かつおだやかな
あの時の言葉を
思い出しました。

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2019年2月28日

月末節目

武川の古民家にて。

今日は厨房家具の取付。

厨房が取り付いて
長い長い大工仕事が一段落。

来月からは、
タイル、左官、建具、設備、電気…と、
完成に向けて目まぐるしく
職人たちが出入りすることになります。

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2019年2月13日

劇的に

武川の古民家にて。

ここに来て
現場が劇的に
動いてきました。

ロフトへの階段ができ、
家具も並び始めて、

二期工事の完了が
見えてきました。

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2019年1月24日

見れば見るほど

カテゴリー: 武川の古民家 事例集

気持ちのよい中央道をひた走り、
北澤さんと薪ストーブの打ち合わせのために
武川の古民家へ。

北澤さんとの打ち合わせも
気持ちよかったです。

現場のほうは、
土間の天井(垂木面)に
断熱材を入れて
黒い板を張る工事が
ほぼほぼ終わりかけていて、

野地板のベニヤが
見えていた頃より

だいぶ‘古民家’ らしく
なってきました。

それにしても見れば見るほど
本当にたいへんな工事だった
ということがうかがえます。

他の木工事も
着々と進んでいました。

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2019年1月10日

ようやくここまで

カテゴリー: 武川の古民家 事例集

武川の古民家にて。

北側の外壁板が
半分ほど張り上がりました。

少しの間作業が中断していたこともあり、
ようやくここまで来たか、と感慨深いです。

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2018年12月18日

不揃いとどう向き合うか

武川の古民家にて。

現在家の中に足場を組んで、
屋根の裏側に板を張っています。

冬は厳寒になるこの地で
さすがに屋根に断熱材がないと
シンシンと冷えるので、

屋根に断熱材を添えつつ、
どのように仕上げるかが
とても難題でした。

というのも、
垂木はあくまでも
下地という認識だったのか、
規則的に整然と並んでおらず、
しかも‘せい’(=高さ)もまちまち。

つまり三次元に不揃いな状態。

どのように解決するかは
案2つ。

案1)
垂木間に断熱材を添えたうえ、
垂木の上から板なりボードを張って
仕上げること。

しかしそれだと、
垂木の‘せい’を揃える作業がたいへん、
しかも垂木が隠れてしまうのも
かなり残念。

案2)
垂木間に断熱材を添えたうえ、
垂木と垂木の間に
板なりボードを張って仕上げること。

しかしそれだと、
垂木が全てまっすぐではないので、
それに沿って板等を
入れていく必要があり、
美しく仕上がるか
不安がありました。

どうしようかと考えた結果、
案2を敢行。

仕上げは、
できるだけ石膏ボードを
使わないという方針により、
羽目板にすることに。

しかし板だと
不整形な垂木との取り合いが
目立ってしまうため、

柿渋コートで
黒く塗ることにしました。

今日行ってみると
1/5程度張られていましたが、

すぐさまこれは
たいへんな作業だと実感。

それでも仕上がってみると、

昭和の屋根の改修により
ベニヤにしていた野地板が
見えなくなり、

さらにいかにも
古民家という風情が
より増してきました。

残り4/5。
たいへんですけど
がんばってください。

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まっさきのご要望

カテゴリー: 武川の古民家 事例集

武川の古民家にて。

厨房の隣に、
バーカウンターが
できあがりました。

設計の打ち合わせの際、
真っ先にご要望のあった
案件だけに(笑)、

建主さんも
たいへん喜んでおられました。

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2018年11月3日

調和しながら地面と向き合う

武川の古民家にて。

文化の日に
玄関土間のタタキを
みんなで行いました。

参加者数は、
アースマンシップにご縁のある方々
約20名。

年齢、性別、属性
ホントに様々な人が
集まりました。

最初左官職人から
作業の説明がありましたが、

こうして大勢で
大きな面積の土間をたたく時は、

自分の守備範囲だけを
一生懸命仕上げるのではなく、

周りを見渡しながら
全体を沈めていくように
たたいてください、
という話がありました。

まさに周りとの調和の意識が
大切になります。

作業内容だけを切り取れば、
まさにこれ以上ないというほど
単純労働。

音楽の斉唱のように
単純なだけに逃げがきかず、
調和が求められるのだと思いますが、

みんなきちんと
左官職人たちの指示にしたがって、
全体を意識しながら
地面と向き合っていました。

そしてこの作業は、
おおぜいでやるべきですね。

少人数だと途方にくれますが、

人がたくさんいると
調和を意識しなければならない一方で、
安心感と楽しさがあります。

「楽しい」という声が聞こえる中、
あっという間に夕暮れとなりました。

明日も続きの作業です。

私は所用で帰りますが、
引き続きよろしくお願いいたします。

なお私は今日、
工程の都合もあって
みんなが地面に向かっているのを横目に
竹小舞のまま残っていた壁に
ずっと土を塗っていました(笑)。

ま、土つながりということで。

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2018年10月15日

塗る&塗る

武川の古民家にて。

お昼前現場に到着し、
まずは外壁の板を
軒の下で塗りました。

小雨がぽつりぽつり
落ちてきましたが、

ここは軒が深いので
ぜんぜん大丈夫!

作業は順調に進んで
3時過ぎには完了、

その後は荒壁土を仕込んで、
竹小舞の下地の部分い
土を塗りました。

そのうち日が暮れて、
ヘッドライトがあるから、
と思って安心しきっていましたが、

なんと点灯せず。

今壊れるかーーー
と言っても仕方ないので、

屋外で仮設照明をやりくりしながら
作業続行。

それでも「土のプール」あたりは
まっくらなので、

これ以上土を仕込む(追いスサを足す)のは
あきらめ、

道半ばで作業は終了。

この季節
日が暮れるのが早いことを見越して
照明設備はしっかりと
確認する必要がありますね。

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