集合の美
海老名た邸の建前にて。
カシの込栓。
みんな木目が違うからこその
集合の美。
本日海老名た邸の建前。
職人仲間十数人が集まり、
手興しで材木を組み上げ、
極めて順調に作業が進んで
午後いちばんで棟木が上がりました。
しかしながら。
恒例の、
建主さんが叩いて棟木を納め、
記念写真を撮り、
引き続き
垂木を入れようとした時、
小屋束の長さが
違うことが発覚し、
そこで作業は止まりました。
よく建前の日の前夜は、
棟梁は間違いがないかどうか気になって、
夜眠れぬ、という話はよく聞きますが、
それが現実のものと
なってしまいました。
どんなベテランでも、
失敗をしない人はいません。
確かに失敗しないに
越したことはありませんが、
しかしそれをとがめても、
どうなるというわけでは
ありません。
失敗の悔しさは、
本人が痛いほど
分かっているはず。
だとすれば、
補い合い、助け合うのが
仲間です。
むしろ仲間が失敗した時こそ
私たちの力が問われます。
私は子どもたちに
ラグビーを教えていますが、
同じことがいえます。
失敗やできないことに対して
怒らない。
恐怖よりも
楽しいという思いの中で、
ものごとを吸収してほしい。
怒るとすれば、
失敗を恐れる姿勢、
失敗を言い逃れする姿勢、
仲間を大事にしない姿勢、
そして取り組みに対する
いい加減な姿勢。
初めて墨を付けた
今回の棟梁は、
私たちから見れば
すぐに取り返せる
失敗にもかかわらず、
失敗に対して言い訳せず、
真摯に向き合う姿勢を
痛いほど感じました。
大丈夫、
その姿勢があるかぎり、
みんなで補い合い、助け合って、
きらくなたてものやは
家を作り続けていきます。
そして今日のことのように
私たちは死ぬまで勉強、
そんな中でご縁をいただく
建主さんたちに
本当に感謝、です。
春の嵐から一夜明けた今日、
空にはまだたくさんの雲が
かかっておりましたが、
海老名た邸のカキシブ隊を敢行。
今日は柱と面戸を
塗りました。
お昼前までは
雨がガマンしてくれていましたが、
お昼過ぎはこらえきれずに
シトシト降ってきました。
小屋の内部で
作業するしかありませんでしたが、
今日もたくさんの人たちの
応援をいただいて、
おやつの時間には全て
塗りきることができました。
皆さん、
ありがとうございます!
ということで
今日の参加者は、
建主さん2名、
日野から‘い’さん、
茅ヶ崎から‘な’さん、
逗子から‘こ’さん一家4名と、
‘そ’くん、
そしてきらくなたてものやから
3名。
合計12名。
最近の傾向として、
子どもたちがよく
来てくれるのですが、
本当に一生懸命、
仕事をしてくれます。
そればかりか、
自分の居場所を見つけた!
という感じといいましょうか、
輝いてすらみえます。
子どもたちを
キラキラさせる。
これがものづくりが本来持つ、
魔法のような気がしています。
いずれにせよ、
本当にありがとう!
現在横浜す邸では、
基礎の周りの
設備配管を仕込んでいます。
広い建築面積なので、
数名応援を頼んでの工事。
しかもこの敷地は、
地下水位が高く、
少し地面を掘っては
水が出てきやすいので、
かなり苦労されたようですが
明日には終わりそうです。
ところで設備配管の仕様、
ご覧のとおり、
水とお湯は、
いつもステンレス製の管です。
逗子せ邸のカキシブ隊が
始まりました。
今日は3月とはいえ
肌寒い日でしたが、
すっかり上着を
忘れてしまいました。
しかし日なたにいて
身体を動かしていれば、
汗ばむほど。
お日さまと運動が、
身体をあたためる
何よりの術です。
さて今日のカキシブ隊。
大人9名、子ども7名、
合計16名!の参加。
実は建主さんご家族が
皆さん体調を崩して
欠席となってしまったのですが、
最近○○隊に
よく来てくださるご家族が
お友だちの家族二組を
お誘いくださり、
また将来建てる予定の‘ひ’さん、
建主さんと仲良しの‘そ’くんと、
実にたくさんの方々に
お集まりいただき、
予定の本数を
塗りきることができました。
建主さん不在でも、
結果的にこうして助け合う仕組みは
本当にありがたいでことです。
また今日は、
たくさんの子どもたちが
来てくれましたが、
子どもたちは、
もちろん労働力にもなれば、
遊ぶ歓声が、
転んだ泣き声さえも、
私たちを元気にさせてくれます。
楽しい一日でした。
毎週火曜日恒例の
横浜す邸のカキシブ隊は
今日はお休み、
そのかわり現場近くで
建主さんご一家と
タケワリ隊でした。
風は冷たいけど
陽射しは紛れもなく春、
ずっと竹を割っていたら、
身体の中は汗だくでした。
それどころか、
背筋と指先がつりそうに(笑)。
家づくりにおきまして、
部活のトレーニングに
ちょうどよい作業が多いですが、
竹割りもその一つ。
足腰と肩を鍛えるのに
うってつけです。
いつか子どもたちを
巻き込もうと思います(笑)。
竹割りの道具たち。
最近入手した
鋼製のものは、
やはりすこぶる
調子がよいです。
家族みんなで共同作業。
お仕事お休みの中、
おつかれさまです!
割った竹たち。
私は午前中だけでしたが、
だいぶ捗りました。