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2013年8月27日

夏は過ぎ、瓦葺き

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸にて。

暑いことで有名な熊谷も
通る風が涼しく、
「処暑」を過ぎて、
暑さは峠を越したようです。

さて屋根を支える
スギの野地板が貼り終わり、
現在屋根屋の金子さんが、
達磨窯で焼いた瓦を葺き始めています。

文字どおり五十嵐さんが
一枚一枚手作りで焼いた燻し瓦は、
一枚一枚表情があって、
本当に美しいです。

屋根の下を通る風が
本当に気持ちよいです。

2013年8月24日

洞穴のような階段

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

先月塗った荒壁土が
すっかり乾きました。

この家は、
当面この表情が
仕上がりとなります。

階段部分は、
洞穴の中をらせん状に
上がるような感じがします。

2013年8月21日

外壁の板貼り進行中

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

黒色の柿渋コートに染まったスギ板が
土壁のたてものを覆い始めました。

そろそろ「ご開帳」の時期が
見えてきました。

2013年8月16日

外壁の仕上げ始まる

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

この家の外壁は、
久々に大壁の土佐漆喰塗りです。

土佐漆喰は、
夏に施工したほうがよろしい、
ということなので、

この時期の仕事と
あいなりました。

防水紙を張って
ラス網を取り付け、

これから下地となる
モルタルを塗らんとするところです。

階段上の下地窓

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

階段上の下地窓が
できあがりました。

下地窓は、
当初予定になかったのですが、

美しい竹小舞の姿を見ると、
全て塗り込めるのではなく、
どこか残したくなるものです。

2013年8月6日

スリット入り雨戸が入る

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜港南あ邸にて。

鴨居、敷居が取り付いたところで、

現場の養生を兼ねて、
先に雨戸が入りました。

今回の雨戸は、
閉めていても通気できるように、
細いスリットが入ったものです。

漏れる光も、
なかなかよい感じで、

この光の筋で
気持ちよく朝を
迎えることができそうです。

2013年7月20日

アツい熊谷で建前二日目

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷にて建前二日目。

昨日順調に作業が進んだので、
朝方には棟木が上がりました。

今回は材木屋との共同作業で
設計を進めてきたのですが、

いい家のために図面は必要、

だけど図面には決して表れない、
建主さんと作り手の輪や
作り手一人ひとりの思いも
大いに反映されるのだ、
ということを感じた上棟でした。

そして人と人とのつながりが
お互いに刺激となり、
自分を成長させてくれるということに
改めて気づかされました。

皆さん、いい上棟を
ありがとうございました!

朝一番の様子。

昨日の余韻が
まだ続いています。

上棟直後の全景。

地を這うような二棟の切妻屋根が
鍵の手に並ぶ構成です。

垂木が架かった
直後の様子。

今日も空の
美しい日でした。

地下足袋を履いて叩く建主さん。
すっかりなじんでます。

夕暮れ前の光景。
ここは夕陽と
その時に流れる風が
心地よい場所です。

ほぼいつもの顔ぶれで
恒例の上棟の宴。

皆で大工の小山さんの
完ぺきな刻みを
ほめたたえました。

本当にすばらしい仕事で、

またホッと一息ついて
酒を飲む小山さんの姿が
印象的でした。

2013年7月19日

アツい熊谷で建前一日目

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷た邸にて。

暑いアツい熊谷北部にて、
今日から建前が始まりました。

確かに太陽はギラギラ、
暑い日でしたが、
想定していたほどではなく、

また夜はたいへん涼しくて、

その意味では、
外で仕事するには、
ちょうどよいとも言える
日和でした。

そんな日和でしたので、
前半は差し物が多くて
多少手間取ったのですが、

夕方には、
ほぼ棟木だけ、
というところまで
順調に辿り着きました。

見学者がたくさんいた、
というのも、
応援になったのかも
しれませんね。

さて明日も朝から
この作業の続きを行います。

私は鎌倉に帰らず、
熊谷に泊ることにしました。

出番を待つ材木。
予め建具の溝が
彫られています。

クリの柱に刺さる鼻栓。

材木が出番を迎えると、
大工はそれをカケヤで叩き、
所定の位置に正確に
納めていきます。

左から、センの柱、
クリの梁、カヤの柱、
マツの梁、クリの柱と、
様々な素材が楽しめる家です。

その他、土台はクリおよびヒノキ、
柱、差鴨居などにスギ、
また子ども部屋の柱にムクノキ。

カヤの柱廻りの様子。

四方から差し込まれる
梁を支える木です。

2013年7月12日

両面竹小舞

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

今回鎌倉みや邸の仕上げは、
荒壁土仕上げとなる予定なのですが、

その仕上げは、
作業上幾つかの課題があります。

その一つは、
室内の間仕切り壁とする場合、

一般的には、
どちらか一面だけが
荒壁土仕上げになり、

もう一面は、
貫伏、斑直しという工程が
必要となって、

仕上げの印象が
だいぶ変わってしまいます。

これまでは、
どちらか一面は
板を貼るなどの対応を
してきたのですが、

今回はどうしても両面を
荒壁土仕上げとしたかったので、

そうだ!
両面に竹小舞をかいてしまえばいい、
という発想に辿り着き、

左官屋さんに確認したら、
それでいきましょう1
ということになり、

作業はだいぶ
たいへんになりましたが、
そのように竹小舞を
かいてみることにしました。

もこもこ

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

竹小舞下地の壁に
土を両面から塗ると、

先に塗ったほうの面の土が、
もこもこと隆起して、

何だかかわいらしい
感じがします。