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2013年4月6日

鎌倉みや邸のカキシブ隊(最終回)

カテゴリー: 鎌倉みや邸

今日は「爆弾低気圧」という
物騒なお天気が
近づいてくる天気予報でしたが、
予定どおりカキシブ隊。

鎌倉みや邸にとって、
最後のカキシブ隊です。

参加者は、
建主さんご夫婦、
建主さんのお母さま、
建主さんの奥さんのお父さま、

きらくなたてものやから所員2名、
(私は夕方合流)
という顔ぶれ。

予報どおり
午後から雨が降り出し、
夕方になると
激しく降ってきましたが、

今日は屋根の下で
作業だったので、
問題なし。

多少作業効率は
落ちましたが、

建前に必要な材木は
全て塗り終わることができました。

あとは
お天気がよいことを祈りながら、
来週12日の建前を待つのみです。

今日は雨でもよいから、
空の水が全て落ち切って、

来週はずっと、
晴れてほしいと思います。

と思って、
週間天気予報を見てみたら、
来週は概ねお天気がよさそうで、
よかった!

今日の成果品。

先週まで塗った材木は、
梱包されて、
搬出を出荷を待ちます。

2013年4月5日

建前前に浴槽搬入

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

来週の建前に向け、
大工のほうの準備も、
現場のほうの準備も、
順調に進んています。

しかし今回は、
これまでと一つ違うことが。

そう、ご覧のとおり、
ホーロー製の浴槽が
建前の前に
搬入されてきました。

いつもだったら、
造作工事の頃に
浴槽がやってくるのですが、

今回は高基礎の間
いっぱいいっぱいの長さの
浴槽のため、

造作工事が進んでいる頃だと
約140kgほどある超重量級の
浴槽を搬入することは
困難を極めると判断し、

いっそのこと建前の前に
納めることにしました。

ということで今日は、
運送屋さんと水道屋さんと、
タイル屋さんと私の4名で搬入。

運べないことはないけど、
こりゃ確かに重い…(笑)

週末浴槽の下地をととのえて、
来週火曜日、
所定の位置に納める予定です。

その時はまた、
みんな現場に集合!

2013年4月3日

宙に浮く部屋

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

この家のロフト(小屋裏収納)は、
どの壁と接することもなく、

宙に浮いた部屋のような
感じとなっています。

また床が段違いとなり、

さらにロフトが
向かい合わせになるように
左右対称に2ヵ所あるので、

ちょっと楽しいことに
なっています。

「収納」が目的でなければ
ならない床ですが、

間違いなく子どもは
ここで遊びそうです。

あ、大人もかも(笑)

2013年3月31日

過程の美

カテゴリー: 鎌倉みや邸

先日書いたとおり、
カキシブ隊では
文字どおり1本1本の材木を
つぶさに観察することが
できるわけですが、

とくに昨日のような
2階の床梁を塗ると、

たくさんの種類の継手・仕口に
出会うことができます。

これらの大工仕事は、
実用としての結果ですが、

造形としても
心惹かれるものがあり、

また想像力をかき立てられて、

眺めていて楽しいです。

私たちがめざしていることの一つは、
「伝統工法」というよりも、

過程が楽しいこと、美しいこと

その成果として、
味わい深い空間を作ること
なのかもしれません。

こうして並んでいると、
機関車が並んでいるようですね。

通し柱に刻まれた
落し蟻の仕口。

抽象画のようです。

2013年3月30日

早春のカキシブ隊(第2回)

カテゴリー: 鎌倉みや邸

天気予報では曇り、
しかし実際は
わずかに霧雨のお天気。

カキシブ隊は
雨に当たってはなりませんが、
しかしそれでも
カキシブ隊を決行。

今日は
材寸の大きい2階床梁の塗装を
予定しており、

それなりに場所が必要だったのですが、

たまたま材木屋さんの下小屋が
広く空いていたので、
そこを使わせていただきました。

さて今日の参加者は、
建主さんご夫婦、
建主さんのお母さま、
建主さんの奥さんのお父さま、

いつもありがとうございます!
日野の‘い’さんと、
大和の‘ほ’さん、

そしてきらくなたてものやから3名。

なお、私は11時頃合流、
‘ほ’さんは午前までの作業でした。

なにしろ今日は、
2階床梁と通し柱と、
大きな材木ばかりでしたが、

10時休みを取らずに
がんばっていただいたこともあり、

3時のおやつまでには
柿渋を塗る作業が終了、

そしておやつを食べた後に、
材木を積んで、

いつもより早めに
終わることができました。

さあ次は来週4月6日。

残るは柱と小屋束で
おしまいです。

今日の成果。

前回塗った材木たち。

しっかりと色づいています。

2013年3月28日

冷たい風の中、三者のアツい話し合い

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

昨日は冬が戻ってきたと思うほど、
とても寒い日でした。

吹きさらしの現場の中も、
外の気温とほぼ同じ。

そんな現場の中で、
大工の藤間さんと、
建具屋の新井さんと、

外部木建具の納まりについて
打ち合わせを行いました。

この家は南面の木建具が印象的な、
とても開放的な家なのですが、

高台に立つので、
風の圧力も受けやすく、

木建具の納まりが
肝になるのです。

養生板に原寸図を描きながら、
アツいアツい話し合いは、
昼食を挟んで3時間以上。

寒さを忘れるほどでした。

でも寒かった(笑)

建主さんが土を塗る

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

建主さんが竹小舞をかいた部分だけ、
荒壁土塗りが残っていたのですが、

昨日現場へ行くと、
土を塗った直後の様子でした。

土塗りも、
建主さんが行ったようです。

居間とご両親の部屋を仕切る壁、
家の中で目立つ壁の一つです。

左官屋さんが塗った箇所と
見劣りせぬほど、
丁寧に塗った様子が
伺えます。

2013年3月27日

土のサンドウィッチ

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

出番を待つ「土のサンドウィッチ」。

大きさも
小ぶりなサンドウィッチくらい。

家づくりの大事な部品の一つです。

さあこれはなんでしょう?

2013年3月23日

対角に抜く

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

この家は、
南東と南西の角に、
L字に開く
掃き出し窓があります。

南西側は畳の間で、
仕切れるようになっていますが、
開けていれば1階は、

どちらの対角線を見渡しても、
視線が抜けるようになっています。

風と光を
できるだけ呼び込むとともに、

約30坪と決して大きくはない家を
広く見せる方法でもあります。

ただしあまり抜けすぎると、
居心地が悪い場合もあるので、

障子と格子、
また後付けのブラインドで
調整できるようになっています。

紙がお迎え

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

この家の玄関は、
家のど真ん中にある土間。

玄関らしくないといえば、
玄関らしくないかもしれませんが、

人間だけではなく、
大いに風と光を迎え入れる間。

だけど、
人の視線や風を
遮りたいこともあると思うので、

障子で全面を
仕切ることができるように
なっています。

これを開けていると
閉めているとで、
空間の様子が
まるで変わります。

建具は偉大。